トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「クロイトトンボ出た!」

2022-05-03 | 小父のお隣さん
 トンボ池で葦抜去中、水面近くを陰が横切った。間違いなく「クロイトトンボ」と確信した。視線で追ってセリに止まったのを確かめカメラを取り出したのだが、その時は既に姿が見えず撮影失敗。ゴム引きの手袋を装着していて濡れると脱ぎにくくなる。てなもんや三度笠で用意にモタモタするので撮影は容易ではなくなる。

 それでも他の種のように水域を大きく外れる事も無いトンボだからあわてる必要もなく作業をしている間に再び目に留まるのだ。それからほどなく飛翔している姿を見つけ視線を外さずカメラの準備をした。何とかうまくいってようやく初見当日に撮影出来たのだ。
 その年、初見となる種は20種を超えるのだが全てが初見時に撮影できるはずも無く、かといってファイルの写真を張り付けても嘘にはならないけれど初見体ではない。希少種では画像を引用する場合もあるものの、たいがいは新しい画像を用いるのが習慣である。

          


*今日の一苦

2022-05-03 | 温故痴新
              慟哭の行きどころなし胸の浪

               行水の捨てどころなきむしのこゑ   鬼貫

今日のトンボ「想う人には想われず想わぬ人の言うまま気まま…」

2022-05-03 | 小父のお隣さん
 今の小生にとってはトンボは人より近い存在である。姥捨て山駐車場で飛翔していた橙色翅のカワトンボ、恐らくアサヒナカワトンボだったのだろうが一瞬だがミヤマカワトンボと希望的観測をしてしまった。この日まだ4月だから出現しないとも言えるし出現するかもともいえる微妙な時期でもある。撮影できなかったから種の判別は不明だ。
 アサヒナカワトンボの体色がメタリックブルーの個体も見たのだがこれも撮影できず、下に載せた金色の体色体だけ撮影出来たのだった。小生的には体色が違っていたり有色翅だったりすると「すわっ!別種か⁉」と思ってしまうのだ。

 それよりも何よりもこの日のメイン・ドラゴンフライはクロスジギンヤンマのオスだろう。泥水池5の漏水孔を遅ればせながら潰す作業をしていた時に隣りの泥水池4に入ってきたのだ。まだ縄張りを張るような時期では無いので軽く下見に来た雰囲気だったから飛び去ったのだが今期最初の大型トンボの視認である。
 全体に黒っぽく見えた印象だったのだが腰回りの青いリングが明確で美しかった。これだけでクロスジギンヤンマ♂間違いない。まあ、間違えようがないのはこの時期、他の大型種は発生していないと断定できるからでもある。
 タイトルの一文、島倉千代子さんの歌った歌詞だったか「からたち日記」と思ったけれど違っていた。