三日月池のスゲを間引いていたら、幾つもの抜け殻がある。スゲを抜き取る泥水の中にもヤゴの姿を多く見た。
三日月池はアカハライモリの生息数が多く、モリアオガエルのオタマジャクシにしろヤゴにしろ、生息は出来まいと思っていたのが間違いだった。大きなヤゴはクロスジギンヤンマが多いのか…、と思っている。
時間は午前10時を過ぎていたから、小生が落としたのではないと思うのだが、水面に脱皮途中のクロスジギンヤンマが浮いていた。拾い上げて笹に止まらせておいたら、殻を振りほどこうとする。その度に綺麗な緑の体液を溢れさせた。もう飛べることも生きる事も適わぬ状態なのは明白だったが、原因は小生か、それとも別のアクシデントか…。
それはともかく「美しい!」の一言に尽きる体液の色だ。「生命の輝き」と言って良いだろう。