とりがら時事放談『コラム新喜劇』

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ご近所とのつきあい方

2005年04月24日 22時47分44秒 | エトセトラ
私の同僚で数年前、家を新築した男がいる。土地そのものは、親がずっと以前に購入していたのだが、10年前の地震で古い家が15センチほど傾いたり、子供が学校へ通い出したことをきっかけに、サラリーに見合わない無理なローンを組んで家を新築したのだ。

家を建てるまで、お隣さんに問題のある家族が住んでいるとは思わなかった。
家を建てて引っ越したとたんに、嫌がらせを受けるようになったのだ。
たとえば、洗濯物に水をかけられたり、駐車していた車にタバコの吸い殻を投げつけられたり、困ったことばかりされる。
この困った家族たちは、こういうことに慣れているのか、家人が在宅している間は決してイタズラはしないのだけれど、少し目を離すとすぐにイタズラを実行する。
「最近変なゴミや、嫌がらせをする人がいるんですけど、どこのどいつですかね?」
と本人の前で話したら、それから暫く悪戯は止んだ。

甲子園という野球の聖地があるような閑静な住宅街で、なかなか性質の悪い住民がいるものだ。

ご近所と上手く付き合うのが難しいのは、なにも住居に限ったものではない。
国と国との間にもある厄介な問題なのだ。

我が国日本と中韓との関係がまさにそれ。
日本に覚えが無くても、いつまでたっても文句をつけて、騒ぎ立てるのは、千葉にある空港反対派と同じぐらいに性質がわるい。
昔ちょっと悪さをしたことを半世紀以上経ってもゴチャゴチャ言う様は、はっきり言って精神異常。
どこか良い病院を紹介したくなるくらいだ。

国家間の近所付き合いのトラブルは日本と中韓だけかと思うとそうではない。
ドイツとフランス。
トルコとギリシャ。
スペインとポルトガル。
タイとミャンマー。
中国とベトナム。

先週、私が英会話を習っているニュージーランド人の先生と、近隣トラブルを話していたら、ニュージーランドとオーストラリアの話になった。
日本人の大好きなこの二つの国も豪州などといってひと括りにしているが、実はとても仲が悪い。
オーストラリア人はニュージーランド人のことを「キーウィー」と呼んで、
ニュージーランド人はオーストラリア人のいことを「オージー」と呼んで差別するらしい。
「おい、今その席でキーウィーが酒飲んでたぜ。」
「なんだって?」
「ばばっちいから、別のところに座りな。」
なんて田舎英語な会話が、パブの片隅でこそこそと交わされているらしい。
でも「そんなことを言ってはいけないよ。私たちオーストラリア人は犯罪者の末裔で、ニュージーランド人は違うから。」
などと、自分を卑下するオーストラリアンはいないそうだ。
な、わかっとるかね? コイズミ君。