11日(金)。わが家に来てから今日で3132日目を迎え、米南部ジョージア州フルトン群の地区検事が、トランプ前大統領やその仲間が2020年米大統領選の同州の結果を覆そうとして進めた取り組みについて、来週大番審に事件を提示し、共謀とゆすりを含む12を超える罪状で起訴を求める見込みであるとCNNが明らかにした というニュースを見て感想を述べるモコタロです
さすがは米国元大統領だ 国レベルでも州レベルでも 被告人として引っ張りだこ!
昨日、夕食に「豚の冷しゃぶ」「生野菜とアボカドのサラダ」「冷奴」「舞茸の味噌汁」を作りました 冷しゃぶの上には紫蘇が、下にはキャベツとスプラウトが敷いてあります
昨夜、ミューザ川崎シンフォニーホールで「フェスタサマーミューザ KAWASAKI 2023」参加公演「神奈川フィルハーモニー管弦楽団 辻井のショスタコと熱狂の『英雄の生涯』」を聴きました プログラムは①オネゲル:交響詩「夏の牧歌」、②ショスタコーヴィチ「ピアノ協奏曲第2番 ヘ長調 作品102」、③リヒャルト・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」作品40です 演奏は②のピアノ独奏=辻井伸行、指揮=神奈川フィル音楽監督・沼尻竜典です
地元のオケのバックで人気の辻井伸行がピアノを弾くということでか「完売御礼」です
拍手の中、オケのメンバーが配置に着きます。オケは12型で、左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスという並び。コンマスは石田組長、隣は今年4月からコンマスに就任した大江馨というダブル・コンマス態勢を敷きます
1曲目はオネゲル:交響詩「夏の牧歌」です この曲はアルチュール・オネゲル(1892-1955)がA.ランボーの詩「夏の暁を抱きて」に基づき1920年に作曲、1921年2月にパリで初演されました
弦楽器の爽やかな演奏が心地よい涼しげな曲です 中盤のオーボエとホルンも素晴らしかったです
2曲目はショスタコーヴィチ「ピアノ協奏曲第2番 ヘ長調 作品102」です この曲はドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975)が19歳の誕生日を迎えた息子マキシムのために1957年に「ピアノ協奏曲第1番」とともに作曲、同年モスクワで初演されました 第1楽章「アレグロ」、第2楽章「アンダンテ」、第3楽章「アレグロ」の3楽章から成ります
ピアノ独奏の辻井伸行は2009年6月「第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール」で日本人として初めて優勝 それ以降、国内外のオーケストラとの共演を続けています
沼尻の指揮で第1楽章に入ります 辻井は軽妙洒脱な演奏を繰り広げたかと思えば、アグレッシブな演奏を展開します 目が見えないのに、なぜあれほどオケとの丁々発止のやり取りができるのか?と驚きを禁じ得ません 第2楽章では弦楽器の抒情的な演奏に導かれ、辻井のソロが入ってきますが、ピュアで美しい音が静寂の会場を満たします 続けて演奏される第3楽章では一転、軽快なテンポで飛ばします 沼尻✕神奈川フィルがピタリとつけます。胸のすくような快演でした
満場の拍手に辻井は、ショパン「ノクターン 第20番 嬰ハ短調(遺作)」をロマンティックに演奏、再び満場の拍手に包まれました
プログラム後半はR.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」作品40です この曲はリヒャルト・シュトラウス(1864-1949)が1897年から翌98年にかけて作曲、1899年にフランクフルトで初演されました プレトークにおける自称「指揮界の綾小路きみまろ」沼尻竜典氏の解説によると、「英雄の生涯」は「ひでおの いきがい」ではありません 第1曲「英雄」、第2曲「英雄の敵」、第3曲「英雄の伴侶」第4曲「戦場での英雄」、第5曲「英雄の業績」、第6曲「英雄の隠遁と完成」から成ります
管・打楽器が増員され、ハープが下手に2台スタンバイします
沼尻の指揮で演奏に入りますが、第1曲冒頭のチェロセクションの渾身の演奏が光ります 8本のホルンが半端ない迫力です そして弦楽セクションの渾身の演奏が印象的です 第3曲では組長のソロが聴かれましたが、演奏スタイルは昔と変わらないなぁと思いながら聴いていました 彼は23年前に東京フィルと新星日響が合併する前、新星日響のコンマスを務めていましたが、その時はイヤリングを付けてヴァイオリンを弾いていました 今でこそイヤリングはつけていませんが、ヴァイオリンを持つ仕草や、座る時の仕草などは当時とまったく変わっていません 人はそう簡単に変わるものではありませんね 第4曲での金管楽器の咆哮、打楽器の炸裂、弦楽器の渾身の演奏による容赦ない音の洪水、エネルギーの放出はまさに「戦場」における戦いでした この曲はライブで聴く機会がさほど多くないので、「あれっ?」と思ったのは、最後の第6曲のフィナーレは弦楽器はお休みで、管楽器群の演奏で終わるのですね 今さらながら気がついて新鮮な感覚を覚えました
沼尻は大きな腕の振りで神奈川フィルからスケールの大きな演奏を引き出していました 神奈川フィルは頼もしい音楽監督を迎えたと思います