人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「シュトイデ弦楽四重奏団&小林有沙」コンサート・チケットを取る / 稲垣浩監督✕円谷英二特撮監督✕三船敏郎主演「日本誕生」を観る~音楽は伊福部昭:東宝1000本製作記念映画

2018年07月21日 07時20分57秒 | 日記

21日(土)。昨日の新聞各紙によると、脚本家の橋本忍氏が肺炎のため19日に死去しました 享年100歳でした。橋本忍氏は1950年、芥川龍之介の小説を脚色した黒澤明監督「羅生門」で脚本家デビューを果たしましたが、この作品がベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞し注目を集めました これを機に、黒澤映画の脚本チームに加わり、「生きる」「七人の侍」「生きものの記録」「蜘蛛巣城」「隠し砦の三悪人」「悪い奴ほどよく眠る」「どですかでん」など後世に残る数々の脚本を書いていきました 黒澤映画以外に「ゼロの焦点」「砂の器」「八つ墓村」(以上、野村芳太郎監督)なども手掛けています

公開から60年以上経た現在でも輝きを失わない数々の名作は橋本さんの脚本があったからこそです 時を超えて感動を与えてくれる数多くの脚本を手掛けてくれた橋本忍さんにお礼を申し上げます。そして謹んでご冥福をお祈りいたします

ということで、わが家に来てから今日で1388日目を迎え、ケンタッキーフライドチキンのカーネル・サンダースが座った状態の人形が東京ドームシティ ラクーア店に登場したが、新しい人形の名前をツイッターで募集している というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

      「食う寝る3ダース」じゃ いくら何でもチキンの食べ過ぎっていうイメージだし

 

  昨日は「土用丑の日」ということで、いつも魚を買う池袋のN水産で うな重と肝吸い(フェイク)を買ってきました。仕事休みの娘と「うなぎも今年で最後かねえ」と語りながらしみじみと味わいました したがって夕食作りはお休みしました 今日は土曜ですね 

 

     

 

         

 

10月19日(金)午後7時から紀尾井ホールで開かれる「シュトイデ弦楽四重奏団+小林有沙」のコンサート・ケットを取りました ウィーン・フィルのコンマスを2000年から務めているフォルクハルト・シュトイデが率いる弦楽四重奏団のコンサートです プログラムは①ベートーヴェン「大フーガ変ロ長調」、②シューベルト「弦楽四重奏曲第14番ニ短調”死と乙女”」、③ドヴォルザーク「ピアノ五重奏曲イ長調」で、③のピアノ独奏は小林有沙です

 

     

     

 

         

 

昨日、池袋の新文芸坐で「日本誕生」を観ました これは稲垣浩監督による1959年東宝映画(カラー・180分)で、東宝映画1000本目の記念作品として、今から1500~1600年前の景行天皇の時代の日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の波乱の生涯を中心に日本の国造りを描いたスペクタキュラ―で、三船敏郎、司葉子、二代目中村鴈治郎、田中絹代をはじめとする豪華キャストを得て製作されました 三船は日本武尊と須佐之男(スサノオ)の二役を演じています。本来の上映時間は180分(途中休憩あり)ですが、フィルムの経年劣化等の関係で、今回は123分の短縮版で上映されました

 

     

 

音楽は「ゴジラ」の伊福部昭が担当しています 村人たちの踊りのシーンなどは伊福部らしい民族色豊かなリズム中心の音楽を当てています 一方、夕暮れに若者が笛を吹くシーンでは悲し気なメロディーを吹かせています

須佐之男命が八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治するシーンでは特撮監督・円谷英二による特殊撮影が使われました 名前の通り8つの頭を持つ大蛇は、後に進化して 口から熱光線を発射する「キングギドラ」として東宝映画にデビューを果たします

先日観た「MIFUNE:THE  LAST  SAMURAI」で、インタビューを受けた俳優の何人かが「当時の東映はとにかく忙しくて、撮影が終わったかと思うと、もう次の撮影に入るような状態でした」と言っていました  1950年代、テレビが出現する前の「娯楽と言えば映画を観ること」だった時代は、映画俳優は まさにテレビタレント並みの忙しさだったのでしょう 「日本誕生」は元々ゴールデンウィークの公開を予定していたものの製作準備が間に合わず、急きょ代替作品として「ある剣豪の生涯」が同じスタッフ・キャストにより撮影されたというエピソードがあります 本当に忙しかったのですね

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