28日(木)。昨夕は、当ビル10階のレストランAで、日本記者クラブ賞贈賞式の後、パーティーがあったので参加しました 今年のクラブ賞は読売新聞東京本社論説委員の竹内政明氏(「編集手帳」執筆者)に、特別賞は愛媛県の南海放送の伊東英朗氏+「X年後」制作グループ(ドキュメンタリー)に贈られました 直前に開かれた記者クラブ会員総会での柳田邦夫氏の記念講演が長引いた関係で,パーティーが30分遅れのスタートとなりました.よほど”ノッていた”のでしょうね 私は新宿に行く予定があったのでワインやビール を飲みながら寿司,ローストビーフ,カレーライス,サンドイッチなどをつまんでから30分くらいで失礼しました という訳で,わが家に来てから231日目を迎え、またまたバランスボールで遊ぶモコタロです
もちろん 自分で飛び乗ったんだよ すごいだろう!
閑話休題
昨夕,新宿ピカデリーに行きMETラライブビューイング「カヴァレリア・ルスティカーナ」と「道化師」の2本立て映画の指定席をとりました 今日休暇を取って観に行きます
その後,伊勢丹会館地下のチケットぴあに寄って,10月8日(木)にNHKホールで開かれる「NHK音楽祭2015」のうちパーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団のコンサート・チケットを買いました プログラムは①ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」,②ラヴェル「ピアノ協奏曲」,③ベルリオーズ「幻想交響曲」で,②のピアノ独奏はジャン・イヴ・ティボーデです
閑話休題
ピエール・ルメートル著「死のドレスを花婿に」(文春文庫)を読み終わりました ピエール・ルメートルは1951年,パリ生まれ ルメートルと言えば,何と言っても2014年に発表された「その女アレックス」の衝撃が忘れられません この作品はイギリス推理作家協会賞を受賞したのをはじめ,日本でも「このミステリーがすごい!」など4つのミステリーランキングで1位となり,ベストセラーになりました この作品は「その女アレックス」よりも前の2009年に発表されました.「その女~」の原点とでも言うべき作品です
物語は全4部から成っており,第1部「ソフィー」はソフィー・デュゲという女性の行動を描写する形をとっています.ごく普通の幸せな生活を営んでいたソフィーは,いつしか記憶障害に悩まされるようになっていた ベビーシッターの仕事を得た彼女は,ある日,疲れて眠りこんでいて,目を覚ますとその子が死体となって横たわっていた 自分がやったのか・・・・他に誰がやったというのか・・・・自首するか,逃げるか・・・・彼女は悩んだ末に逃げることを選ぶ それから彼女のまったく身に覚えのない事件が次々に起こり,ノイローゼ状態になる.なぜそんなことになってしまったのか それは第2部「フランツ」で明らかになる.フランツは最初からソフィーを貶めるために,日常から彼女を監視し,罠をかけ,追い詰めて行ったのだった それではなぜ,フランツはソフィーがそれほど憎かったのか・・・それが第3部「フランツとソフィー」以降で明らかになります これからこの作品を読む人のためにこれ以上は書けません
「その女アレックス」は衝撃的な作品でしたが、この「死のドレスを花婿に」も同様に衝撃的です ドレスとはウェディング・ドレスのことですが,なぜ日本語のタイトルが死のドレスを”花嫁に”でなく”花婿に”なのか、その理由が後で分かります あまりの面白さにあっという間に読み終わってしまいました 変化のない日常生活に飽き飽きしている人にお薦めします