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まんが道

2005年10月31日 21時22分14秒 | Weblog
都市部へ出てきてから、休日はほとんどマンガ喫茶に行っている。
最初はドラえもんを読んでいたが、最近は藤子不二雄A先生の「まんが道」を読み始めている。この作品はずっと前から知っていたが本格的に読み始めたのはこれが初めてだ。
藤子先生の自伝として描かれたこの作品では昭和20年代、富山県高岡市で漫画家を志した満画道雄(藤子A先生がモデル)と才野茂(今は亡き藤子F先生がモデル)の二人の少年が、活動を始めそして上京しプロの道を目指していく姿を感動的に描いている。漫画家の自伝作品としては、これが最高傑作であろう。
どこからどこまでがフィクションで、そうでないかは分からないが、戦後の混乱の時期で、いろいろ大変だった事は想像できる。
二人共絵を描く才能に恵まれていたと思う、満画は入社した新聞社で、その才能を発揮している。やはり日本でトップクラスの漫画家となるだけのものは最初から持っていたのだ。
実は父が藤子先生と同年代である。このまんが道の中で、藤子先生達が漫画家を目指していく中、父はどうしていたのだろうと、想像してみる事もある。
このまんが道は未完であり、続編は「愛、しりそめし頃に」として近年連載されていた。時間をかけてでも、少しずつ読んで行きたいと思っている。
自分の行った店では、かつての藤子不二雄ランドが置かれていた。これは藤子作品の愛好者としては嬉しいところだろう。これはかつて、藤子不二雄作品の全集として毎週1冊、金曜日に発売され、セル画や解説、新作漫画等が載せられていた。刊行されていた当時、自分は保育園児から小学生で、とても全てを買う事は出来なかった。それが今読める事は大変嬉しい。近年復刊ドットコムで、藤子A先生の作品のみがFFAランドとして刊行され、今年完結した。是非藤子F先生の作品も復刊してほしいものだ。
最大の理想は、新たな藤子不二雄満画全集の出版だ。近年、手塚治虫漫画全集DVDや、赤塚不二雄漫画全集DVDが発売された。石ノ森章太郎全集も出たと聞いている。是非藤子先生の作品でも実施してほしいものだ。
コメント
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