踊る大捜査線

先週は「踊る大捜査線THEMOVIE」、昨日には「踊る大捜査線THEMOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ」がテレビ放映された。この映画は大ヒットしたし、刑事ドラマファンの人気も高い。ぼくも見て面白いと思った。
ぼくとしてはどうしても歴代の刑事ドラマと見比べてしまうところがある。今までの作品は、アクション(太陽にほえろ！、西部警察、大都会Ⅱ,Ⅲ、あぶない刑事)または、社会派人間ドラマ(特捜最前線、ジャングル)、人情ドラマ(はぐれ刑事純情派、はみ出し刑事情熱系)であったが、この作品は現実の警察組織の実態を描き、脱サラして念願の刑事になった青島を主人公に、コメディも交えてドラマを展開していく。今までの刑事ドラマの観念を一蹴したといわれている。
「太陽にほえろ！」や「西部警察」とどちらの方が面白いか、と聞かれると、正直返答に苦しむところだ。内容の深さでは「太陽にほえろ！」、大迫力のアクションなら「西部警察」、コミカルなところはこの「踊る大捜査線」だろう。
「太陽にほえろ！」「西部警察」共に、近年新作が放映されたが、視聴率不振や不慮の事故等でその後制作されなくなってしまった。是非今後かつてのシリーズも再放送してほしいものだ。