守田です。(20110702 23:30 0703 09:00更新)
玄海原発2号機、3号機の再稼働の動きが強まりつつあります。
多くの方が指摘しているように、この原発の1号機も、原子炉
が脆弱化している可能性が高く、浜岡原発と並んで特に危険で、
出来る限り早く停める必要があります。ところが九州電力は、
こうした指摘を無視しつつ、2号機、3号機を再稼働しようとし
ています。なんとかこの動きを止めたいものです。
その場合、いかなる観点をおさえておくべきか、整理を試みて
おきたいと思います。このところ、あまりにいろいろな問題が
いっぺんに表面化してきたため、何が問題であるのか、ややも
すると混乱してしまう面もあるように思えるからです。
今回の定期点検中の原発再稼働の動きで問題とされるべきこと
は、一つに福島第一原発事故の要因は津波だけではないという
点です。田中三彦さんの解説で明らかなように、東電のデータ
を解析すると、明らかに1号機は津波前に大きく損傷している。
この点については、明日に向けて(171)(176)で説明し、田中さ
んの発言のノートテークも紹介しましたが、週刊エコノミスト
臨時増刊7月11日号でも、巻頭に田中さんの説明が掲載されまし
たのでぜひお読みください。グラフや図もついています。
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/b3708b03147d12b3864f0c8fc3819642
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/f1914e7352792c89767a9c7585ee4a00
また地震による、マークⅠ型と呼ばれる1号機の損壊は、原子炉
下部にドーナツのように配置されている、「圧力抑制室」での、
水蒸気圧縮の失敗が最も可能性が高いのですが、この点について
も(156)で元設計士の渡辺敦雄さんの説明を紹介しています。
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/08c2c06979501b586a829becf91e1217
実はマークⅠ型原子炉に、構造的弱点があることは、1980年代に
アメリカの原子力規制委員会からも指摘されています。これらの
点は、1号機損壊の構造的理解の要としてあると思います。ぜひ
再度、田中さんや渡辺さんの説明に注目していただきたいです。
さて次に問題なのはシビアアクシデント対策です。玄海原発を
巡る報道を見ていると、上記の点に比較して、あまりきちんと
書かれていないことが気になるのですが、今回の再稼働の理由
には、過酷事故対策ができたということも上げられています。
ここは3つの問題があります。1つに、そもそも福島原発事故
を経た今、シビアアクシデント対策をするということは、その
ような事故がありうることを前提とした運転の容認を住民に
求めていることであるということです。
何度でも強調したいのですが、シビアアクシデントとは、設計
上の想定を越えた事故であり、既存の安全装置が働かなくなる
事故のことです。端的には、格納容器という放射能を外にもら
さないための最後の砦が破られる事故のことです。
そのため水素が漏れ出して爆発する危険性が生じるし、当然に
も、今と同じように、大量の放射能漏れが発生します。その時
に、「これこれの対策をします」と言っているのであって、原
子炉の安全性が崩壊した後のことをさしているわけです。
ここでは、そういう事故の可能性のあるものを認めるのかどう
かが争点にならねばならない。マスコミ各社がここを見抜けな
いのが残念ですが、もっと放射能漏れ覚悟の運転に踏み切ろう
としていることへの批判が必要です。(157)をご参照下さい。
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/dc1ead8555b372bccf88155cfb3ede04
2つにシビアアクシデント対策にまつわる考え方の問題です。
これは非常にあいまいなもので、実際には起こることは皆無に
近いのだけれど、念のために対策を立てて、被害が出る可能性
を0に近づけるというような発想に基づいてきました。
そのため、リアルに実際の事故を想定したものになっておらず、
一つでもそのための装置が故障したら、それでもうお手上げに
なってしまうような脆弱なものでしかないのです。安全設計思
想で常識とされるバックアップが取られてないのです。
今回、このことが鮮明になったのが、実は1号機で行ったと言わ
れていたベントが、「失敗」していたことです。バルブの開放
に失敗したからですが、これもバックアップが取られていなか
った点にこそ問題がある。
この点は後藤政志さんが、6月24日の、東電によるベント「失
敗」についての説明で端的に指摘しています。(179)で取り
上げたので、これも再度参照してください。そもそもベント自
身があってはならないことという田中さんの指摘も重要です。
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/5adde585a50f1a698d6e930662a02b54
3つ目に、このようにシビアアクシデント対策というものは、安
全設計の思想を満たしておらず、全ての原発で設計からやり直す
必要があるのですが、こうしたとらえ返しもなしに、まったく
イージな付け加えがなされようとしていることです。
しかも水素が発生することを前提に、建屋に穴を開けられるよ
うにするとか、安全設計どころか、「子どもだまし」と言わざ
るをえないものばかり。しかもそれすらも、することが決まっ
ただけで、3年ぐらいかけて行っていくものもあります。
つまりかりに、100歩譲って、このシビアアクシデント対策が
有効だとしても、ほとんどの原発でこの対策すらまだ終ってい
ない。数年はかかるのであって、それならば最低でもそれまで
運転を止めるべきだと考えるのが常識です。
この点については、衆議院議員の河野太郎氏のサイト、「ごま
めの歯ぎしり」に、各地の原発に対するシビアアクシデント対
策(予定)一覧が掲載されていましたので、コピーさせていた
だきました。末尾に貼り付けますのでご覧ください。
ちなみに玄海原発については、こう書かれています。
高線量防護服20着配備 平成23年6月末完了予定
格納容器内に静的触媒式水素再結合装置を設置 今後3年程度
他の原発もそうですが、あまりにおざなりの対応です。
そもそもシビアアクシデントになったときに、防護服20着で対応
が効くのだろうか。200着でも足りないのではないか。要するに
ここにもシビアアクシデント対策が、ほとんど起こり得ないこと
へのおざなりの対応としてされていることが透けて見えます。
格納容器での水素発生対策にいたっては、今後3年程度で行うと
空約束をしているだけ。要するにまだ何もしていないのです。
それでなぜ対策ができたというのだろうか。バックアップがな
いどころか、当の対策すらまだできていないのです。
まとめます。
福島第一原発事故の要因を、津波だけに限定しようとする政府・
保安院に対し、事故が地震による損壊から始まったことを追求し、
耐震設計上の欠陥の問題として、全ての原発はもはや運転して
はならないことを突きつける必要があります。
またシビアアクシデント対策とは、放射能漏れ事故を前提とした
ものであることをもっと鮮明にするとともに、その対策も余りに
脆弱で、ほとんど何の追加もなされておらず、再稼働の条件は、
何も満たされていないことをハイライトする必要があります。
以上の点を押さえながら、「再稼働はやめよ」という声を、さら
に高めていきましょう!
***********************
原発の安全確認はどこまでできているか
河野太郎公式ブログより 2011年06月22日
http://www.taro.org/2011/06/post-1035.php
北海道電力泊原発
高線量防護服10着配備 平成23年7月末完了予定
格納容器内の水素を処理する装置の設置 今後3年程度
東北電力東通原発
高線量防護服10着配備 平成23年7月末完了予定
原子炉建屋内への水素検知器設置 平成24年度内完了予定
原子炉建屋頂部へのベント装置設置 平成24年度内完了予定
ホイールローダ1台配備 平成23年6月中完了予定
東北電力女川原発
電源確保に必要な資機材の配備 平成23年7月中完了予定
高線量防護服10着配備 平成23年7月末完了予定
水素放出用穴あけ作業必要機材配備 平成23年7月中完了予定
原子炉建屋内への水素検知器設置 平成24年度内完了予定
原子炉建屋頂部へのベント装置設置 平成24年度内完了予定
ホイールローダ1台配備 平成23年6月中完了予定
東京電力柏崎刈羽原発
高線量防護服10着配備 平成23年7月末完了予定
原子炉建屋内への水素検知器設置 平成24年度内完了予定
原子炉建屋頂部へのベント装置設置 平成24年度内完了予定
ホイールローダ2台配備 平成23年度上期配備予定
パワーショベル3台配備 平成23年度上期配備予定
東京電力福島第二
高線量防護服10着配備 平成23年7月末完了予定
中部電力浜岡原発
災害対策用発電機の追加配備 平成23年6月末完了予定
津波対策でPHS交換機を高所に移設 平成23年度末完了予定
高線量防護服10着配備 平成23年7月末完了予定
水素放出用穴あけ作業必要機材配備 平成23年7月末完了予定
原子炉建屋内への水素検知器設置 平成24年度上期完了予定
原子炉建屋頂部へのベント装置設置 平成24年度上期完了予定
北陸電力志賀原発
高線量防護服10着配備 平成23年6月末完了予定
水素放出用穴あけ作業必要機材配備 平成23年6月末完了予定
原子炉建屋内への水素検知器設置 平成24年度末完了予定
原子炉建屋頂部へのベント装置設置 平成24年度末完了予定
ブルドーザ1台配備 平成23年11月末完了予定
関西電力美浜原発
津波対策で内線電話用交換機/電源を高所に移設 平成29年度頃
高線量防護服10着配備 平成23年6月末完了予定
格納容器内に静的触媒式水素再結合装置を設置 今後3年程度
関西電力大飯原発
津波対策で内線電話用交換機/電源を高所に移設 平成29年度頃
高線量防護服10着配備 平成23年6月末完了予定
格納容器内に静的触媒式水素再結合装置を設置 今後3年程度
関西電力高浜原発
津波対策で内線電話用交換機/電源を高所に移設 平成29年度頃
高線量防護服10着配備 平成23年6月末完了予定
格納容器内に静的触媒式水素再結合装置を設置 今後3年程度
中国電力島根原発
高線量防護服10着配備 平成23年6月末完了予定
原子炉建屋内への水素検知器設置 平成24年度完了予定
原子炉建屋頂部へのベント装置設置 平成24年度完了予定
四国電力伊方原発
津波対策で内線電話用交換機を高所に移設 平成24年度頃
高線量防護服10着配備 平成23年9月末完了予定
格納容器内に静的触媒式水素再結合装置を設置 今後3年程度
九州電力玄海原発
高線量防護服20着配備 平成23年6月末完了予定
格納容器内に静的触媒式水素再結合装置を設置 今後3年程度
九州電力川内原発
高線量防護服10着配備 平成23年6月末完了予定
格納容器内に静的触媒式水素再結合装置を設置 今後3年程度
日本原電敦賀原発
電源確保のための必要機材を配備 平成23年12月末完了予定
津波対策でPHS交換機を高所に移設 平成23年12月完了予定
乾電池駆動の簡易通話装置を配備 平成23年6月末完了予定
高線量防護服10着配備 平成23年7月末完了予定
原子炉建屋内への水素検知器設置 平成24年度末完了予定
原子炉建屋頂部へのベント装置設置 平成24年度末完了予定
格納容器内に静的触媒式水素再結合装置設置 平成25年完了予定
日本原電東海第二原発
津波対策でPHS交換機を高所に移設 平成23年12月完了予定
高線量防護服10着配備 平成23年7月末完了予定
原子炉建屋内への水素検知器設置 平成25年度完了予定
原子炉建屋頂部へのベント装置設置 平成23年11月完了予定
JAEA もんじゅ
電源確保のための電源車置き換え 平成23年6月末完了予定
緊急時の運転手順の整備 平成23年8月末完了予定
高線量防護服10着配備 平成23年12月末完了予定
放射線管理に関する体制整備 平成23年6月末頃
原子炉補助建物に水素蓄積防止を実施 完了時期未定
JAEA ふげん 燃料プール
トランシーバを配備 平成23年上期完了予定
高線量防護服10着配備もんじゅと融通 平成23年12月予定
玄海原発2号機、3号機の再稼働の動きが強まりつつあります。
多くの方が指摘しているように、この原発の1号機も、原子炉
が脆弱化している可能性が高く、浜岡原発と並んで特に危険で、
出来る限り早く停める必要があります。ところが九州電力は、
こうした指摘を無視しつつ、2号機、3号機を再稼働しようとし
ています。なんとかこの動きを止めたいものです。
その場合、いかなる観点をおさえておくべきか、整理を試みて
おきたいと思います。このところ、あまりにいろいろな問題が
いっぺんに表面化してきたため、何が問題であるのか、ややも
すると混乱してしまう面もあるように思えるからです。
今回の定期点検中の原発再稼働の動きで問題とされるべきこと
は、一つに福島第一原発事故の要因は津波だけではないという
点です。田中三彦さんの解説で明らかなように、東電のデータ
を解析すると、明らかに1号機は津波前に大きく損傷している。
この点については、明日に向けて(171)(176)で説明し、田中さ
んの発言のノートテークも紹介しましたが、週刊エコノミスト
臨時増刊7月11日号でも、巻頭に田中さんの説明が掲載されまし
たのでぜひお読みください。グラフや図もついています。
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/b3708b03147d12b3864f0c8fc3819642
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/f1914e7352792c89767a9c7585ee4a00
また地震による、マークⅠ型と呼ばれる1号機の損壊は、原子炉
下部にドーナツのように配置されている、「圧力抑制室」での、
水蒸気圧縮の失敗が最も可能性が高いのですが、この点について
も(156)で元設計士の渡辺敦雄さんの説明を紹介しています。
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/08c2c06979501b586a829becf91e1217
実はマークⅠ型原子炉に、構造的弱点があることは、1980年代に
アメリカの原子力規制委員会からも指摘されています。これらの
点は、1号機損壊の構造的理解の要としてあると思います。ぜひ
再度、田中さんや渡辺さんの説明に注目していただきたいです。
さて次に問題なのはシビアアクシデント対策です。玄海原発を
巡る報道を見ていると、上記の点に比較して、あまりきちんと
書かれていないことが気になるのですが、今回の再稼働の理由
には、過酷事故対策ができたということも上げられています。
ここは3つの問題があります。1つに、そもそも福島原発事故
を経た今、シビアアクシデント対策をするということは、その
ような事故がありうることを前提とした運転の容認を住民に
求めていることであるということです。
何度でも強調したいのですが、シビアアクシデントとは、設計
上の想定を越えた事故であり、既存の安全装置が働かなくなる
事故のことです。端的には、格納容器という放射能を外にもら
さないための最後の砦が破られる事故のことです。
そのため水素が漏れ出して爆発する危険性が生じるし、当然に
も、今と同じように、大量の放射能漏れが発生します。その時
に、「これこれの対策をします」と言っているのであって、原
子炉の安全性が崩壊した後のことをさしているわけです。
ここでは、そういう事故の可能性のあるものを認めるのかどう
かが争点にならねばならない。マスコミ各社がここを見抜けな
いのが残念ですが、もっと放射能漏れ覚悟の運転に踏み切ろう
としていることへの批判が必要です。(157)をご参照下さい。
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/dc1ead8555b372bccf88155cfb3ede04
2つにシビアアクシデント対策にまつわる考え方の問題です。
これは非常にあいまいなもので、実際には起こることは皆無に
近いのだけれど、念のために対策を立てて、被害が出る可能性
を0に近づけるというような発想に基づいてきました。
そのため、リアルに実際の事故を想定したものになっておらず、
一つでもそのための装置が故障したら、それでもうお手上げに
なってしまうような脆弱なものでしかないのです。安全設計思
想で常識とされるバックアップが取られてないのです。
今回、このことが鮮明になったのが、実は1号機で行ったと言わ
れていたベントが、「失敗」していたことです。バルブの開放
に失敗したからですが、これもバックアップが取られていなか
った点にこそ問題がある。
この点は後藤政志さんが、6月24日の、東電によるベント「失
敗」についての説明で端的に指摘しています。(179)で取り
上げたので、これも再度参照してください。そもそもベント自
身があってはならないことという田中さんの指摘も重要です。
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/5adde585a50f1a698d6e930662a02b54
3つ目に、このようにシビアアクシデント対策というものは、安
全設計の思想を満たしておらず、全ての原発で設計からやり直す
必要があるのですが、こうしたとらえ返しもなしに、まったく
イージな付け加えがなされようとしていることです。
しかも水素が発生することを前提に、建屋に穴を開けられるよ
うにするとか、安全設計どころか、「子どもだまし」と言わざ
るをえないものばかり。しかもそれすらも、することが決まっ
ただけで、3年ぐらいかけて行っていくものもあります。
つまりかりに、100歩譲って、このシビアアクシデント対策が
有効だとしても、ほとんどの原発でこの対策すらまだ終ってい
ない。数年はかかるのであって、それならば最低でもそれまで
運転を止めるべきだと考えるのが常識です。
この点については、衆議院議員の河野太郎氏のサイト、「ごま
めの歯ぎしり」に、各地の原発に対するシビアアクシデント対
策(予定)一覧が掲載されていましたので、コピーさせていた
だきました。末尾に貼り付けますのでご覧ください。
ちなみに玄海原発については、こう書かれています。
高線量防護服20着配備 平成23年6月末完了予定
格納容器内に静的触媒式水素再結合装置を設置 今後3年程度
他の原発もそうですが、あまりにおざなりの対応です。
そもそもシビアアクシデントになったときに、防護服20着で対応
が効くのだろうか。200着でも足りないのではないか。要するに
ここにもシビアアクシデント対策が、ほとんど起こり得ないこと
へのおざなりの対応としてされていることが透けて見えます。
格納容器での水素発生対策にいたっては、今後3年程度で行うと
空約束をしているだけ。要するにまだ何もしていないのです。
それでなぜ対策ができたというのだろうか。バックアップがな
いどころか、当の対策すらまだできていないのです。
まとめます。
福島第一原発事故の要因を、津波だけに限定しようとする政府・
保安院に対し、事故が地震による損壊から始まったことを追求し、
耐震設計上の欠陥の問題として、全ての原発はもはや運転して
はならないことを突きつける必要があります。
またシビアアクシデント対策とは、放射能漏れ事故を前提とした
ものであることをもっと鮮明にするとともに、その対策も余りに
脆弱で、ほとんど何の追加もなされておらず、再稼働の条件は、
何も満たされていないことをハイライトする必要があります。
以上の点を押さえながら、「再稼働はやめよ」という声を、さら
に高めていきましょう!
***********************
原発の安全確認はどこまでできているか
河野太郎公式ブログより 2011年06月22日
http://www.taro.org/2011/06/post-1035.php
北海道電力泊原発
高線量防護服10着配備 平成23年7月末完了予定
格納容器内の水素を処理する装置の設置 今後3年程度
東北電力東通原発
高線量防護服10着配備 平成23年7月末完了予定
原子炉建屋内への水素検知器設置 平成24年度内完了予定
原子炉建屋頂部へのベント装置設置 平成24年度内完了予定
ホイールローダ1台配備 平成23年6月中完了予定
東北電力女川原発
電源確保に必要な資機材の配備 平成23年7月中完了予定
高線量防護服10着配備 平成23年7月末完了予定
水素放出用穴あけ作業必要機材配備 平成23年7月中完了予定
原子炉建屋内への水素検知器設置 平成24年度内完了予定
原子炉建屋頂部へのベント装置設置 平成24年度内完了予定
ホイールローダ1台配備 平成23年6月中完了予定
東京電力柏崎刈羽原発
高線量防護服10着配備 平成23年7月末完了予定
原子炉建屋内への水素検知器設置 平成24年度内完了予定
原子炉建屋頂部へのベント装置設置 平成24年度内完了予定
ホイールローダ2台配備 平成23年度上期配備予定
パワーショベル3台配備 平成23年度上期配備予定
東京電力福島第二
高線量防護服10着配備 平成23年7月末完了予定
中部電力浜岡原発
災害対策用発電機の追加配備 平成23年6月末完了予定
津波対策でPHS交換機を高所に移設 平成23年度末完了予定
高線量防護服10着配備 平成23年7月末完了予定
水素放出用穴あけ作業必要機材配備 平成23年7月末完了予定
原子炉建屋内への水素検知器設置 平成24年度上期完了予定
原子炉建屋頂部へのベント装置設置 平成24年度上期完了予定
北陸電力志賀原発
高線量防護服10着配備 平成23年6月末完了予定
水素放出用穴あけ作業必要機材配備 平成23年6月末完了予定
原子炉建屋内への水素検知器設置 平成24年度末完了予定
原子炉建屋頂部へのベント装置設置 平成24年度末完了予定
ブルドーザ1台配備 平成23年11月末完了予定
関西電力美浜原発
津波対策で内線電話用交換機/電源を高所に移設 平成29年度頃
高線量防護服10着配備 平成23年6月末完了予定
格納容器内に静的触媒式水素再結合装置を設置 今後3年程度
関西電力大飯原発
津波対策で内線電話用交換機/電源を高所に移設 平成29年度頃
高線量防護服10着配備 平成23年6月末完了予定
格納容器内に静的触媒式水素再結合装置を設置 今後3年程度
関西電力高浜原発
津波対策で内線電話用交換機/電源を高所に移設 平成29年度頃
高線量防護服10着配備 平成23年6月末完了予定
格納容器内に静的触媒式水素再結合装置を設置 今後3年程度
中国電力島根原発
高線量防護服10着配備 平成23年6月末完了予定
原子炉建屋内への水素検知器設置 平成24年度完了予定
原子炉建屋頂部へのベント装置設置 平成24年度完了予定
四国電力伊方原発
津波対策で内線電話用交換機を高所に移設 平成24年度頃
高線量防護服10着配備 平成23年9月末完了予定
格納容器内に静的触媒式水素再結合装置を設置 今後3年程度
九州電力玄海原発
高線量防護服20着配備 平成23年6月末完了予定
格納容器内に静的触媒式水素再結合装置を設置 今後3年程度
九州電力川内原発
高線量防護服10着配備 平成23年6月末完了予定
格納容器内に静的触媒式水素再結合装置を設置 今後3年程度
日本原電敦賀原発
電源確保のための必要機材を配備 平成23年12月末完了予定
津波対策でPHS交換機を高所に移設 平成23年12月完了予定
乾電池駆動の簡易通話装置を配備 平成23年6月末完了予定
高線量防護服10着配備 平成23年7月末完了予定
原子炉建屋内への水素検知器設置 平成24年度末完了予定
原子炉建屋頂部へのベント装置設置 平成24年度末完了予定
格納容器内に静的触媒式水素再結合装置設置 平成25年完了予定
日本原電東海第二原発
津波対策でPHS交換機を高所に移設 平成23年12月完了予定
高線量防護服10着配備 平成23年7月末完了予定
原子炉建屋内への水素検知器設置 平成25年度完了予定
原子炉建屋頂部へのベント装置設置 平成23年11月完了予定
JAEA もんじゅ
電源確保のための電源車置き換え 平成23年6月末完了予定
緊急時の運転手順の整備 平成23年8月末完了予定
高線量防護服10着配備 平成23年12月末完了予定
放射線管理に関する体制整備 平成23年6月末頃
原子炉補助建物に水素蓄積防止を実施 完了時期未定
JAEA ふげん 燃料プール
トランシーバを配備 平成23年上期完了予定
高線量防護服10着配備もんじゅと融通 平成23年12月予定
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