富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

原田ウィルス:私たちの心得

2008年01月26日 | Weblog
ごく最近の新聞報道でも報じられた
「日本では初めてのコンピュータウィルス作成者の逮捕」
というニュースは、ご存じでしょうか

和製の「原田ウィルス」の蔓延という話は
ネット上でしきりに警告がされていました。
作りが単純なこのウィルスは、ある程度の知識を持った連中によって
模倣というか、次々に「亜種」とよばれる「変形」を加えられ
形や名を変えて、あっという間に
「ファイル交換ソフト」を介して広がっていきました

今回の「京都府警ハイテク課」は、この「亜種」の一種の
「クラナドウィルス」の作成者である人物を逮捕したのですが
なんと、偶然にも彼自身が「原田ウィルス」の作成者本人だったのです。

「原田ウィルス」という名は、作成者自身の名前からとったものではありません。
彼の友人の中の原田という人の写真を無断で引用し、
ウィルスに感染すると「原田」という人の画像が表示され
パソコン内部のデータを破壊し始めるのでこの名前がつけられたのです
このあたりからして、いかにも陰湿で卑怯な行為だとも言えます。


さて、問題は作成者が逮捕されたということが大々的に取り上げられたけれども
ウィルスの対策としては、実は今更、ほとんど意味がありません。
作成者を逮捕したところで、すでに流布した「ウィルス」は
ネット上に放たれて、世界中に形を変え、名を変えて増殖し続けています。


残念ながら私たちとしては、セキュリティソフトやウィルス対策ソフト
のアップデートやウィルス定義の更新を続けて
防御を固め、まめに「スキャン」をしてウィルスを発見・駆除し、排除しておき
プログラムに関しては、様々なソフトの「アップデート」をしてパソコン自体を
最新の状態に維持し、攻撃に備え、身に覚えのないメールは開かず
添付ファイルなどさわらないようにして、
「自己防衛」につとめなければならないでしょう。



「そんなことなら、ネットにつながへんだらええやん」
という声も聞こえてきそうですが
・・・そもそも、ITを「インフォメーションテクノロジ」いわゆる
情報革命をもてはやしといて、パソコンを手にした意味を疑います。

Windowsの操作そのものを、「XP」のバージョンからは
好むと好まざるとに関わらず、
ネットとオンラインでつなぐことを前提としており、
オフライン(ネットにつながっていなければ)のパソコンを
パソコンとみなしてはいません。
ネットにつながずに各々のソフトの「ヘルプ」も見ることができませんし
「認証」という確認すら出来ずに、前には進めないのです。・・

それでもオンラインしないんなら、
「ゲーム機」や「ワープロ」の代用にしてしまう以外にはないのです。・・・


だからこそ、セキュリティ対策の備えをし
意識を高めて行かねばなりません。
自分のメールアドレスや、様々なデータを不用意に公開しない
そんな気持ちさえあったなら、
セキュリティやその意識が芽生え、きっと便利を体感できます

ウィルスの脅威を必要以上におそれる必要もありません。

はじめから尻込みして、ネットをしないのなら
自らがパソコンの可能性をせばめ、
パソコンのおもしろさも楽しさも享受出来ません。

だいたいこういった類の「愉快犯」ごときに脅されて
ネットで知る新しいこと、楽しい思いを捨て去ることこそ
「負け」に等しいと僕なら思います。
生きていく上で、これほど
「情報化」された時代にいる巡り合わせを
実感して、便利に変えることこそ
パソコンをやろうと思ったきっかけでもあったはずですし、
一方で、自分の心得として
使い勝手のよさと安全を優先する意識が求められます

皆さん、「前向き」に「前向き」にデスヨ



2008年のサークルが始まるでぇ~

2008年01月26日 | パソコンサークル
いよいよ4年目に突入した
富田パソコンサークルですが、
来月のバレンタイン・イブの2月13日(第二水曜日)
から、始まります

取り上げたい課題・やってみたいこと・ちょっと考えてること
 なんやわからんこと・困ってることあれば
  サークルでも取り上げたいし、
   あるいは僕がサポートできるようでしたら
    どしどし、お知らせ下さい。