富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

Vistaの延命:土壇場で「サポート延長」

2012年03月26日 | パソコン

知りませんでした・・・・この4月には終わるはずのWindows Vistaのサポートが
急遽この2月20日に2017年まで、延長されることになったという話を・・・

記事・・・インプレス

一部の人たちには、知ったかかぶりしてお知らせしたものの
結果として、「ガセネタ」となり、不安をあおり、心配かけたことをここに謝罪しなければなりません。


それにしても、いつもの事ながら、Microsoftのやり方は、平気で土壇場でひっくり返す。
ユーザの思いなんて、眼中にはなさそうや・・・・
もともとXPが2014年までサポートされるのに、5年も後から発売されたVistaが
なんで、今年で終わるのかという大きな矛盾を感じていましたので、
事の結果は「当然」のことと受け止められますが、随分多くのVistaユーザーが
Windows7にもうすでに乗り換えられたことを思うときに・・・・東電のしでかした今度の不手際に似て
「はめられた」ユーザーがおられることと思います。

なぜなら今年の後期にも「Windows8」が発売されるという事ですから
Vistaユーザーにしてみれば、わざわざこの時期に乗り換えずともしばらく「様子見」してから
買い換えればいいわけで、あちこちの「サポート」終了のキャンペーンにせき立てられ
渋々買い換えた方々にとっては、二重に煮え湯を飲んだ思いもわいてくるでしょう。

けどもたった一つの救いがあるとすれば、「Windows8」というOSは
今までのWindowsとはこれまでの変化とは比べようのないほど全く違うものになりながら
パソコン自体は従来のWindows7同等の器械で動くようになっているようです。
ですからパソコンの買い換えなど必要はなさそうです。

それにしてもコロコロ物事変えたり
言い分変えるのはやめてほしいわ・・・・パソコンごときの買い換えで
一喜一憂するのだけは、ええ加減にしてほしい。

「Windows」というもの自体がほんまに必要なんやろか?・・・
クラウド使って、すべてのことが出来るようになると、どのパソコンが新しいとか
古いOSではセキュリティが守れないなどと「Microsoft」というおごり高ぶった会社に
勝手なこと言われずにすむんやけど・・・・

 


4号機の巨大なリスク・・・

2012年03月21日 | 震災

不毛な議論を提起する政府といい、不手際とええ加減さが目立ちすぎる東電といい
一息ついてるように、装っているけれど・・・
誰もが忘れていない事がある。
いかにも拙速で、軽々しい「終息宣言」をした後に、政府関係者が
「実は、250km圏内の避難を求める最悪のシナリオも考えた・・・」などと言い放ち、過去形の話にして見せたことを・・・

かって福島第一原発と呼ばれた、放射能を吹き出す廃墟は、
終息どころか、おびただしい放射能のために必死の覚悟で格闘する作業員の力さえ及ばず
その収拾は先が見えずにいる。
それどころか、危機は新たに増幅して恐怖を倍増している。

義妹に教えられたドイツのTV局の制作した「フクシマの嘘」をみるまでもなく
アメのようにひん曲がった建屋の跡形と人目には決してさらされることのないはずの格納容器が
見え隠れしている様は、映像でみるだけでも信じがたい光景であり、
廃墟は依然として手つかずで、あの日から何も変わってもいない。
給水と称して、莫大な量の放水や水を浴びせて続けていて・・・その汚染水の行方を
知りながら、知らせようともしていない・・・・空中に放たれた放射能よりもはるかに膨大な海洋汚染は
底が知れないまま太平洋を浸食してやまない・・・・・

僕らは、4号機の危機を知る。
水素爆発によって破壊された4号機の建屋は、他のどれよりも損傷が大きく、建屋そのものが傾いている。
悪いことに、そこにある燃料プールは、他の原子炉の使用済みの燃料棒の保管場所であって
どの原子炉よりも多くの核物質に満たされている。そのプールの破損が激しい
僕らはある意味で、原子力を過信する人たちに、はぐらかされてきた。
「核燃料」という言葉である。・・・・核物質は、石油とか石炭のような「燃料」などではない!
いつか燃え尽きて燃えかすのようになるのではない・・・人類がコントロールすることの出来ない融合を繰り返す「核」物質であり、
核融合とは、人為的に核分裂をおこし巨大なエネルギーとともに、人類や生物のあらゆるものを一瞬にして死滅させるほどの
放射能をまき散らす触りがたく押さえきれない途方もない化学反応で人の手に負えるものではない。
・・・それほど空恐ろしい物質で、使用済みなどと言いながら、いったん原子炉で核融合させて
それを止めたというだけの代物を、「使用済み燃料」などとはぐらかしているだけなのだ。
核物質は、変質もしない。その威力は一端封じ込まれて見えても、減少すらしない。
被爆国のこの国では、身をもってその体験をしていたはずである。

他の原子炉の数倍を超える量をため込んだ、4号機の燃料プールは
東電が補強したしたという梁の支えで、傾いた建屋の中で今はかろうじてそのバランスを保ってはいるのだろうが
頻発する群発地震の前触れは、不穏な事態を連想させる・・・地震が近く福島直下に起こったときに
燃料プールは崩壊する。しかも燃料プールは格納容器と違って、核物質を厚い金属で覆っているわけではない
何度も事故直後の解説で、それはただ水で冷やす水槽に過ぎない事をわれわれは知っている。
崩落とともに燃料棒が溶解し、メルトダウンの引き金をひき、再臨界への道をたどったときに
科学が予想した「シナリオ」をはるかに超える規模の現象をもたらすのではないかと警鐘を鳴らす科学者が存在する。
それこそが、最悪のシナリオであり、事態は収まるどころかますます深刻さを大きくしているのではないかと危惧する。

傍目にみても、国民には言うに及ばず海外からの信用すら
原子力行政にも、東電にもない
彼らは、おざなりの行政責任の範囲と、きわめて甘やかされた独占企業の利益の論理の中の
想像力でしか対処の方法を見いだせない。

一日も早く東電を国有化して、国の統治下と国際的監視の下
利益などを排除して、人類の英知をもって対処しなければならないのではないか・・・・・

パニックを恐れてか、リスクを小さく見せようとする姿勢は憶測が憶測を呼び、
ますます、信用を失い・・・現場の作業員の命を縮めていく。
誰がこの途方もない後始末を何世代にわたって、処理をしていくのかそれすら見えないままに
フクシマから離れた場所で、原発の反対運動の気勢がトーンを上げ、したり顔の政治家や有識者が便乗する。
その前に向き合うべき危機と知らなければならない今目の前の事実がある。
そして、なんとしても見いだすべき対処がなければ未来をみて語る意味は今はない。
この際は、ありとあらゆる事象を公開し、ありとあらゆる可能性とリスクを考えて
みんなの前にさらすことこそ、政府にも東電にも原子力にぶら下がる権益者たちに道はない。
地震の周期は、一段とその速度を速めてもいる。

最悪のシナリオが始まれば、この国のどの場所も「フクシマ」は遠くない・・・逃げ場はどこにもない。
「除染」などという幻想をひけらかす前に、ここに述べた話が
ただの心配性の戯れ言の聞きかじりの話なのか・・・真実はどうなのか
事実を加工せずに、今ある危機に向き合ってる本当の事実をさらけ出してほしい。

 


クラウド・・・

2012年03月20日 | インターネット

Cumulus_clouds_panorama★

この頃きくともなしに、耳に入る一つのコトバがある。・・・・それは「クラウド」という聞き慣れない「英単語」です。
クラウドは、英語で「cloud(雲)」を指します。

とりわけ昨今はインターネットの技術の進化は目を見はるもんがあります。・・・っていうか・・・
ついて行こうと思たところで、ついて行けへんほどめまぐるしい進化であっという間に物事が変わってしまいます・・・
携帯電話ですら、「スマホ」という道具に変わって、もはやあれは「電話」と言うよりも・・・電話も出来る「情報端末」というようなもんで
「今は、電話とメールさえ出来たらええねん」と言い放っていても、あっという間に「スマホ」の便利さにとりつかれてしまうでしょう・・・
好むと好まざるとに関わらず、どうやら何から何までインターネットというものに、依存する社会に移り始めている気がしてきます。
「雲(クラウド)」とは、それでなくても、世界をつなげて遠くに大きく広がるこのインターネットという「ネットワーク」を表現したものですが
自分らの手に届かへんという意味では、とっくに「雲の上の・・・」得体の知れんもんやとも言い換えられそうです。

従来のパソコンというものは、、買い込んだパソコンに、ソフトをインストールして、作ったデータは自分でパソコンに保存して管理するのが
「常識」で、インターネットの活用といったところで、「ブラウザ」でネットショッピングしたり、どっかのwebサイトみたり
作ったデータを知り合いで、メールやデータ便を使って、やりとりするというような「通信」という考え方の延長線上にあるものという発想にありました。
・・・が、「クラウド」というのは、世界に張り巡らされたネットワーク上(雲の上)にあるパソコンやソフトウェアそのものを活用する仕組みですので
パソコンやスマホなどの情報端末さえあって、ネットにつないだら
今までは、パソコンの中にあったソフトでやってた文書作りとか写真の編集みたいなことを
ネット上の有料・無料のサービスですることが可能になって、作ったデータさえもパソコンではなくて「ネット上に保存する」ということも可能になります。


ピンとくるような、ぼんやりしてるような・・・まさに「雲」をつかむような話ですけども・・・
それだけに、とてつもなくあるいは、途方もない技術を実現しようとしています。
けれどもええことばっかりではないのもまた反面にある問題です。
・・・時には恵みばかりではなくて、「雲」は大雨や天災を引き起こしかねません。
使うものによっては、悪意をもったものにとっては、格好の餌食になり得るのです。
たとえば「スマートフォン」はどうでしょう?・・・家のパソコンではいっかど「セキュリティ」を問題にしながら
あれほどネットに依存した道具であることを、取り立てて意識せずに「セキュリティ」を考えずに使っている人が多いことに
大いに疑問を持ちます。たくさんの人のメールアドレスや名前や電話番号を持ち歩いているのにそこんとこに
無頓着でいると、そういったデータは容易に盗まれているはずですし、盗まれていても気づきもしないでしょう
これから先は、何がどう変わるのかも見えないほど雲の動きは形を変えめまぐるしく、変わっていきます。
予想をすることも難しい。自分の備えぐらいは、自分でしておくだけの覚悟も必要になるかもしれません。・・・・

で・・・・・ほな、われわれとしては、どうするん?っていうか・・・正直どうもしようがないのが実情なんですが・・・・

とりあえず、「クラウド」が提供してるサービスをうまいこと利用しない手はありません。
パソコンのデータは、パソコン内のハードディスクとかCDやDVDなどのドライブを使って保存するというのが「ジョーシキ」で
こういうのを総称して英語では、「ストレージ(storage)」と呼んできました。
クラウドの特徴的なサービスとして、ネット上の「ストレージ」サービスというのがあります。
自分のパソコンではなくて、「雲」の中にあるコンピュータ上に保存しておくというサービスです。
こうすることによって、どんな利点があるかというと、従来やったら自分以外しか使えなかったデータが
たとえば保存先にアクセス出来る「キー」を交換しあうことで、今までパソコンの中にだけおいていたデータを
みんなで共有できて、使いやすくなるということです。
この頃やたらと耳にする「フェイスブック(FACEBOOK)」というのも、そもそもこうした発想に基づいていて
自分の撮った写真をネット上に保管・公開して仲間で共有していこうというネットワークが発展したもんなのです。
ただ、匿名の文化がはびこるこの国では、
自分をありのまま公開するという原則に立つ「フェイスブック」が浸透するのには時間がかかっているように思えますが・・・
かくいうこの僕でさえ、「tom」という名前を語り、このブログ上でえらそうな事まで書き綴っていますが
サークルの人以外には、その姿も人となりも公開しているわけではありません。
一般的に「匿名」の意見など、どこの国の人間も取り上げる価値などないと考えていますので
自分を名乗らない意見などは意味を持ってはいないと考えていいでしょう。
「Facebook(フェイスブック)」は、自分をありのままに公開し意見を交換しあう個人として自立した立場でないと
通用しないかもしれませんし、そうでないのなら相手にされないとも思います。

そうした時間やデータを「共有」するという考え方にたてば
以前ならメールで数枚の写真をやりとりしていた程度のデータ量が、クラウドの「ストレージサービス」を利用すると
数ギガの大容量のデータを保存できるんやから、
たとえば遠く離れた家族や友人とアルバムになるぐらいの「写真」などのデータを
置き場所にアクセスして、データそのものを共有したりすることが可能になってきます。
もちろん動画もアップロードして利用も出来ますし、パソコンにあるものすべてが対象に出来ます。
出先で、表計算や文書の編集も出来ますし、わざわざパソコンを持ち運ばなくても
そこにあるパソコンでネット上にアクセスすれば、仕事であろうが遊びにしても
データの加工も出来ます。

クラウドのオンラインサービスには、無料で提供されているものもたくさんあります。
Yahoo!では、以前の「ブリーフケース」から「Yahoo!ボックス」というものに変わりましたし、Googleでは
Googleドキュメント」という名前のサービスがあり、「Google+(プラス)」では、フェイスブックのような空間作りが可能です。
Microsoftの「Skydrive(スカイドライブ)」もクラウドのサービスです。
Dropbox(ドロップボックス)」というストレージ専門のサービスもあります。
探せば、「ソラ箱」とかいう日本版のサービスもありますし、企業によっては企業の持つ「サーバー」の有効活用で
最近は、特にこういったサービスがはやり始めたような気もします。
これらは、すべてそれぞれの会社の用意したサーバーというコンピュータにデータを保管するのです。
考えてみたらこのブログのすべての記事が、サーバー上に保管されてるんですけどもね・・・・
となると、よくよく考えたら・・・自分のデータが、一企業のサーバーの中に取り込まれるんやし、利用にも
やっぱり気をつけないとあかんこともありそうです。
「Google」という会社は、ひょっとしたらこの膨大な個人データの「取り込み」というものさえ目指してるもくろみというもんが
見え隠れしてて、気になります。

また、こういう代表的なストレージサービスは、いずれも無料ですが、
サービスを利用するためには、「アカウント」の登録が必要で、その手続きが必要になります。
・・・ときくだけで、なんかややこしい感じがして面倒くさいし、難しそうという懸念はありますが・・・
そういうことは当たり前なんだと覚悟することです。・・・これからはひょっとすると
パソコンの「善し悪し」なんてどうでもええような時代が来そうやし、「スマホなんてとてもとても」とタカをくくっていても
誰もが手にする日はそう遠くありません。あれこそ「クラウド」のカタマリみたいなもんで、ほとんどの機能が
ネットの利用を前提にしています。

初めのうちは、なかなか敷居は高いかもしれませんが・・・
パソコンは、ネットにつながないと「おもしろくない」というような次元はとっくに終わってます。
ネットにつながなければ、本当の意味でパソコンそのものが使えないという時代に入ってしまっています
実は個人的に、いろいろこうしたサービスを試してる最中で、あれやこれやとアカウント作って
ネット上のあちこちに、僕の保管場所が出来てることに・・・なっています。
個人的にオススメなのは、今のところDropboxとNEVERがやってる「Nドライブ」が使いやすさでええかなと感じています。
そして、これは少し目先が変わっているけれど
「クラウド」の典型のような「Evernote(エヴァーノート)」のありようには強い関心と
その機能が気にって使っています。お気に入りやブックマークをブラウザで管理するのはもう古い?かも

今のうちに、試しておいても・・・ええかも


メンバー募集!・・・・(nanaco作)

2012年03月18日 | パソコンサークル

EasyCapture1

親バカちゃんりんですが・・・わがむすめはんにチョチョイノチョイぐらいのノリで作ってもらった「メンバー募集」のチラシです。
なかなかの出来映えで気に入ってます。早速、区で配ってみようかなって思ってます。

なんやったら、これを目にとめられた方・・・・「富田区」なんてちいちゃい枠にとどまらず
来られそうやったら、声かけて、この際メンバーに加わってください。
メンバーも様変わりして、リニューアルオープンすべく
新しく再スタートを切るつもりのサークルの7年目
出来ないと思う人も、むしろ出来ると思う人も
パソコンばかりではない活動をも目指しています。


曲がり角?

2012年03月17日 | パソコンサークル

もう7年目になるんかな・・・パソコンサークルが始まって・・・

そんな中で、相次いでサークルの活動から少し離れるとの意思が二人の方から告げられました。

・・・「ちゅうこ」さんと「こりん」ちゃんは、創生期から、自宅でも公民館でも、ともに熱心に取り組んで来られ

時には相談に乗ってもらったり、いろいろな面で助けてもうたり、何かとお世話にもなってきたし、

中心的メンバーと考えてきた人たちですので、「離れる」と告げられた時には、正直感慨深いものがありました。

・・・考えてみれば、開設当初からは、二人以外にも多くの方が参加を断念されても来ました・・・

そのたびに一抹の寂しさを感じながらも、一方で年齢などの理由から無理強いこそプレッシャーを与えるものだと自覚し

いつでもだれもの参加を歓迎するという姿勢は、規則に縛られず自由に参加でき、しんどなったら

離れることももちろん自由な訳で・・・それはメンバーの一人でもある僕自身にもいえるわけで・・・

無理することは、結局パソコンも何も楽しめないし、そもそもパソコンがすべてではないし・・・・

てなことを、じーんとなる気分もありながら・・・あれやこれや考えたりもしています。

こうなっていくことは予期されながら、何か手を打つこともせずにいた責任もどこかに感じてもいます。

やっぱり一つの曲がり角に来たんやと思いつつ・・・ただそれでも、むしろこれから先に前を向いて

サークルを盛り上げていこうとすることこそ、離れていくことになった人たちのメッセージなんだと思い直しつつ

遅まきながら、まだ続けていく意思が一人でもあるのなら、ここで改めてリスタートしていくことが

必要です。たとえサークルを離れても、ここで築いた縁は離れるものでもありませんし

いつまでも「仲間」という意識は変わることはありませんので、僕に出来るサポートは

変わらずに続けても行くつもりですので、何かあれば遠慮なく変わりなく・・・ゆうてきてや


もうじき、春ですね


今更なんですが、手始めに「nanaco」に、サークルメンバー募集のチラシ作りを頼んで

近々、配布予定です。


ワードの知らずに使っていない機能その2

2012年03月12日 | パソコン

よくありがちな話なんですが・・・文書や表を作るとき、文字をそろえるのに「スペース」を多用される方が多いことに気づきます。
確かに、できあがった文書などを見るときに、文字がそろってないと気色が悪いし、稚拙に思えたりすることもあって、
見た目で、文字などはそろえたいと誰しも思いますが、文字の配置や位置取りと文字揃えを「スペース」でやってしまうのはあんまり感心できません。
確かに手っ取り早い気もしますが・・・ 「データ」という観点からは、スペースの多用は、むしろ「禁じ手」とさえ思えます。
たとえば、名前のデータを例にとれば、姓名あわせて3文字の人ですむ人もいれば、 4文字の人もおり、5文字でも収まりきれない長い名前の人もおられます。
これらの文字列をそろえるには、スペースやと早合点してしまうと「名前」をデータとして扱う際に後々面倒なことになりかねません。
パソコンの場合は、今までも繰り返し言ってきたように、見た目は空白でも「スペース」もまた空白という一文字に換算してしまいます。
「和田平助」さんと「和田 平助」さんとは全く別の名前と認識します。
ですから、極力こういった名前や項目などのデータになるような要素は、
ワードであれエクセルでは、入力の段階でスペースを使ってそろえていくようなことは、しない方がいいと思います。
また、文字の位置取りにしても、配置にしても確かに見た目は、一見スペースを使ってそろえてあるように見えますが、
パソコンというものに良くなれておられる方の文書や表は 字下げ(インデント)や割り付けといった機能を使って、後から設定や修飾されているものです。

こういった機能や仕組みは、ワードにしろエクセルにしろ「書式設定」という機能に含まれています。
たいていの文字揃えは、この中で出来るので、はじめから見た目をそろえようと思わずに、
データや文章を文書の「仕上げ」ととらえて、あらかたのデータを入力後に書式で設定するという心がけをオススメします。

箇条書き
これも見た目に惑わされて、勘違いしやすいのですが、本文と違えて、少し文頭をずらす形で、文中の箇条書きを表現されているのをみることがありますが、
文字の字下げをスペースで送ったり、箇条書きの番号とか記号にしてもそれをいちいち入力することなく体裁を整えることができます。
ワードの場合は、メニューの「書式」という中に、わざわざ「箇条書きと段落番号」という項目があって
「箇条書き」のオプションがいくつか用意されているのでこれを使わない手はありません。
予め、データや文言を入力してから、箇条書きにしたい部分を範囲指定して、その後上記の手順で箇条書きの設定に入って、
そのサンプルの中から適当なものを選んでいくというやり方があります。
また、こういう手の込んだ設定をするときは、メニューの「書式」とすすんだら、いきなり「箇条書き」に行く前に、
スタイルと書式」という項目をクリックして画面の右端に「スタイルと書式」の「作業ウィンドウ」を開いておくと、
さらに字下げや文字の配置とか仕上がり具合などの細やかな設定も、いくつかの選択肢が用意されています。
スタイルとは、単に一つだけではなくフォントとか大きさ、段落の設定などいくつかの要素を含んだ「書式」を言います。

この方法でより省力化することも可能になります。

sagyouW1

画面右端のこのような表示が、作業ウィンドウで、一番上のところを「スタイルと書式」にすると、
あらかじめ用意されたスタイルとか書式がいくつかのメニューが現れます。

sagyouW2



割り付け
選択した文字列を指定した幅で均等に割り振る機能を言います。この機能を使えば
冒頭に述べたような、4文字の文字列を6文字分とかに割り振ることが可能で、わざわざスペースを入れて
調整することはありません。もちろん文字数より多めの幅に設定もできその逆に、狭い幅での設定も可能なのです。
こうすることによって、「名前」というデータをスペースでいじくる必要はないのです。

余談になりますが、フォント(字体)を選ぶときに「MSP明朝」だとか「MSPゴシック」などいう
Pgaついた名前のフォントに出会うことがあります。これらは「MS明朝」とか「MSゴシック」とどう違うのでしょうか・・・
「P」は「プロポーショナル」という意味を表しています。このフォントはそれぞれの文字にあった最適だと思う「幅」で表示できるフォントを呼んでいます。
たとえて言えば、アルファベットの「i」という文字と「W」というのは「幅」が違っているので、表現するのに同じ幅が必要ではありません。
このように文字によってはの幅が違っているフォントをプロポーショナルフォントと呼んでいます。
・・・・これに対して「P」のとれたフォントを一般に「等幅フォント」と区別しているのです。

従って、この種のフォントを使った場合
当たり前のように文字数だけでは、文字列が揃わなくなくなります。こういう時には「割り付け」の機能を使う必要が出てきます。

「文字の割り付け」もまず、割り付けたい文字列を選択しておき、メニュー→「書式」→「文字の均等割り付け」で作業します。


タブとリーダー

ここまでくると、さすがにぼんやりわかってきますが・・・文字をそろえるのに使うキーは「スペース」キーではありません。
それは、パソコンのキーボードにある「Tab(タブ)」キーです。

このキーを使っていない人が意外に多いに驚きます。エクセルでは、横のセル移動に使われたり
ワードでは、ある一定の文字数分だけ字下げ(インデント)を設定するのに使われます。結構多用されているはずのキーながら
中には触ったことのない人さえいるのです。パソコンの習熟度の目安に、「Tab」キーの汚れを上げてもいいかもしれませんね。
これからは努めて意識して、このTabキーの機能を使うようにしてください。
もちろんタブキーの機能としての字下げの文字数は、標準では4文字分が設定されてはおりますがその数は、変更することができます。

また、たとえば、文中に段落を変えて、「 ●男前・・・・・・Tomのような人」みたいな表記をよく使いますし見かけます。
このとき言葉と言葉をつなぐ「・・・・・・」というようなつなぎを「リーダー」と呼びます。
これもまた、ご丁寧に「・」を連打したり「-」キーを文字分だけ打ち込んで表示する必要はありません。
タブの設定と対になっているので、同じタイミングでリーダーの線種とか長さを設定することができます。
タブとリーダー」は、同じく「書式」の中にある「タブとリーダー」を選択して設定します。


まだまだわからんこと、知らないこと、使ったことのないことが
ワードの中に埋もれています。


3月14日サークル:ワードの知らずに使わなかった機能

2012年03月11日 | パソコン

今度のサークルは、3月14日(水曜日)ホワイトディに予定していますが・・・「農地・水活動組織」の
会合と重なりますので、いつもとは違う部屋での開催となると思いますので、ご承知おきください。

さて、そのときの予定ですが・・・
取り立ててしなければならいというわけでもありませんが「ワード」を課題に取り上げようかなと思っています。
いつもながらパソコンで、何かの文書を作るときに僕自身はいつも「エクセル」を使って
ワードを使うことは滅多にありません。たぶん食わず嫌いということと、正直面倒くささと何よりもワードのことをよくわかってない
事が一番の原因です。
そこで、このたび個人的にワードのMOSでExpertをいずれの日にか受験するのをキッカケに
みんなとワードの知らなかったこと、知らなかったせいで使わなかった機能を取り上げて
ちゃっかり受験に活かそうというような魂胆を思いつきました。

次のような例文があります。

wa1

表記のゆれ
聞いたことがあるような、ないような用語ですが、「表記のゆれ」という言葉がワードの機能を説明するときに
用いられます。たぶんワードを使う人なら何回か経験したことがあるとは思うんですが
概略完成に近づいた文書に現れる「波線」のギザギザです・・・なんかの警告のようなもんやとは思いながら
特にこだわることもなく、「わかったわかった・・・」ぐらいの気の止め方で済ましてるのが意外に多いのかもしれません。
実はこれがワードの言う「表記のゆれ」というもので、使ってる用語や単語などの表現に間違いがあるのでは?・・・と
指摘しているのです。人には間違いもあるし、勘違いもあるし、まして英語の表記ともなるとスペルなんてものは怪しい限りです。
「文章校正」というチェックをワードの機能として付加されているものです。
忙しさやじゃま臭さから、使わないで済ますことも多いかと思うけれど
せっかく、文章をパソコンで打ち込むのなら、打ち込んだ後にこういう「文章校正」機能を使うことこそが
パソコンの便利さを実感できる方法かもしれません。・・・

wa2
ワードのメニューに「ツール」というのがあります。これをクリックすると「文章校正」や「表記ゆれチェック」とか
その他の校正ツールには、英語表現の際のスペルチェックもついています。
それぞれの間違いやおかしいところを指摘して、抜き出して 変換候補をリストアップしてくれるので
その中から間違いを修正できる事もできます。僕のようにあんまり使いもしていないのなら
今後は習慣づけておきたいもんですね。

特殊文字の入力と日付の入力

文章の中で、特殊な単位の入力をしなければならないときがありますが、たとえば、
「?」とかの入力の際にあきらめて「m2」としたりしてませんか?何事もあっさりとあきらめたらあきませんよ
こういう時は「へいべい」と入力して変換するのも手ですし、ワードの場合は
記号を入力する位置をクリックしたら、メニューの[挿入] タブの [記号と特殊文字] で [記号と特殊文字] をクリックします。

日付もまた同じです。日付を入れたい位置でためしに「へいせい」と打ち込んで「変換」しようとすると
IMEの方で、今日の日付を示す黄色いポップアップが表示されます
そのまま「Enter」を押すと自動的に今日の日付が入力できる仕組みです・・・・が
それでは、僕自身は納得できません。日付というのは単に文字列ではありません。その文書がいつ作られたとか言うことを
指し示す重要な要素だと思いますので、もう少し丁寧に扱ってほしいと思います。
ちょっと面倒かもしれませんが・・・
特殊文字と同じようにメニューの[挿入] タブの [日付と時刻]  をクリックします。
その中から該当する日付を選んだり、修正して入力することを心がけます。
そのタブの下の方にある「自動的に更新する」という欄にチェックを入れておくと、その保存した文書を開くたびに
日付が当日に更新されると言うことも可能になります。

隠し文字
この間のサークルでM行ちゃんからもご質問受けましたが、「画面に現れていても印刷には出ない」表現方法のところで
ページの背景の「透かし」というようなアイデアを出しました。メニュー→「書式」→「背景」の「塗りつぶし」のタブにある「透かし」
利用するというような方法でしたが、それでいいような・・・でもないような気もします。
上記の例文で言えば、中段ほどに料金欄のところで、「無料」とありながら「(チーム券2,000円)」とあり
この後ろの部分を表示したくない場合・・・・(削除してしまえばそれまでですが・・・また表示したい場合は再度入力する手間がかかります。)
こういう時に、印刷時には隠したい部分を予め範囲指定しておき、「書式」→「フォント」と進んで、「隠し文字」を選択すると
その部分に波線が引かれて表示されます。試しに印刷プレビューを見てみると、確かに消えているのです。
これが「隠し文字」という機能で、どちらかというとこっちの方が前述の質問にあってる気もします。
ただし、設定した瞬間に画面上から消えてしもたっていう人は、「編集記号の表示/非表示」のボタンで切り替えてください。
設定によっては、「隠し文字」を表示しないようになっています。あくまでも表示の問題ですので
ツールバーの中から下のようなボタンを押して、表示させます。


いっそ、こんな面倒かけるよりもはじめから「隠し文字」を表示させておきたい場合は、メニューの「ツール」→「オプション」と進んで
「表示」タブの中程の「編集記号の表示」欄で「隠し文字」のところにチェックを入れておきます。
この方法は、Office2003の例ですが、Office2010にしても2007にしても同じようなものですので
試してみてください。・・・・2010の場合はメニューの「ホーム」→「段落」のところに「編集記号の表示/非表示」が潜んでいますよ。

こういった事を練習するために、参考になる文書例を用意しました。
課題の練習素材とさせていただきたいと思いますので、あらかじめダウンロードお願いします。
下記の場所をクリックして表示されたら「ファイル」メニューの「ダウンロード」を選択します。

→「ワードの練習(1・2)」


3.11 レクイエム

2012年03月07日 | 震災

あれから1年・・・瓦礫すらまだその姿をあらわにし、海岸沿いから家並みが消え去ったままで
何も始まらず、すべてが消え去った事だけは依然ととして被災地の景色であり続けている。
しきりにテレビでは、3.11を間近にして、元気を取り戻した様子ばかりを映し出すけれども
それはたぶん、テレビに映して差し支えないところだけを切り取った映像に過ぎないことを想像する。
政治の空白と無力さは、そのまま行政の手を止めて、被災地のすべての人を救い出すことなど全くできてもいない。
奪われた多くの人の命とともに、まだ多くの人がその日から時計を止めたまま
もう一年にもなるのに、まだ一年にも足りない実感がより遠くなった未来の展望に、
震災直後にもまして、失望しているように思えてくる。
それはそのままこの国自体の憂鬱につながって、次世代へ未来をつなげずにうろたえている気がしてしまう。
3.11は大きな意味を持って、1年を迎えようとしています・・・
今更しみじみ思う事がある。学校という場所で、毎年毎年同じ事を黒板に機械的に書き綴ってきた教師の
教科書の棒読みを、きくともなしに・・・あるいは試験のためだけにうすらぼんやりと記憶に残る知識に・・・
地政学的に言えば地球の太平洋のプレートと大陸のプレートがぶつかり合って
せり出した地球の「しわ」のような所で、しかもそれ故にあちこちに火山が口を開いている場所がこの日本だと
教えられ、さらに現代史の中で、唯一の被爆国である事実を認識していながら・・・
それは実際はこの国に住むものとしての教訓などと意識もされずに、ただクイズの答えのように薄っぺらい知識の
一つぐらいに覚えてきたような話にされてきた。・・・

そのあげくに、結局逃げ場もない狭いこの国土に50基の原発をこしらえてきた現実は、「想定外」などという適当な言い訳で
ごまかしようのない想像力の欠如であって、取り返しようのない愚行であったことを思い知らされる。
この大津波で知ることになったとはいえ、少なくともこの国に核などと言うものをコントロールできうるものは、
誰一人としていない事実も改めて露呈した事を含めて、今更悔やんでも意味がないほど
我々は、何にも責任を持たずに、なにも考えようとしなかったことをも思い知る。
今原発をなくそうとしても、今ある原発の廃炉と、核廃棄物の処理には、福島第1原発跡地の処理の
数十倍のコストと手間もかかる事実もある。やめるにしても、「やめる」という前に
我々には我々の後の世代に引き継ぐべき膨大な責任が、原発事故の以前からあることを自覚して
誰もの無責任を反省して取り組むべきなのだと改めて思う。
誰かが作ってきたのだが、作らせてきた責任は誰にもあるのが、実は「事なかれ」で責任を曖昧にする
全体的主義の国民性のなれの果てでもあるのだから・・・
自分たちの子供たちに、原発の後始末と核廃棄物の処理を託し、その仕事を引き継がねばならないということを
自分だけのエゴを離れても伝える責任が少なくとも現世代にはある。
それは東北のおびただしい瓦礫を受け入れることを拒否する前に
その現状と十分な検証に対する知識もないままに過剰なまでの放射能に対する反応と
地域エゴだけでは物事を進められない現状にも重なり合う・・・
福島にあった原発は、東北の人たちが使っていたわけではない
あれほど危険なもののであればこそ、首都圏の人間はコストにだけ目をつぶり、ありあまる電力を使い尽くしてきたくせに
結局は、自分らが避難できうる場所に作り付けて、被災まで押しつけた今の事実を正視していない。
そして、平和に鈍感にあった我々は、ちょうど内戦に苦しむ国家のように
これから戦地に向かう兵士と同じ、ひょっとすればそれ以上に厳しい任務を背負わす人材を作らねばならないのだ。

これから先、どう生きて行くか、どう責任を果たすのか
何をすべきか、何を考えるべきかを問い続けて、ここを岐路に変えていかなければならない
ターニングポイントにありながら、結局今までの延長線上にただ過ごしてきた1年であったことも
自分を含めて、情けなくも思う。

そうしたことにまともに向き合うほどの思考も想像力もないことに
たとえば、一政治家の「勇ましい改革論」についつい寄りすがろうとするけれども
「維新」などという相当に古くさいセンスと旧来の日の丸信奉まで持ち出してはばからない姿勢には首をかしげる、
彼らが目指す社会の有り様は、多様な価値観に支えられた新しい地域社会にはとても想像ができない。
この大きな分岐点に立って、考えているにも思えず、本当の民意に支えられているかも怪しくて
彼は万能でもなく、彼の視野は全方向に向いてるほどの器量もない・・・
一人のカリスマを作り上げて、寄りかかるムードは危なっかしい・・・

この国に住み、この国に生きて、この国で子を育てていく覚悟とは
こうした「大震災」が必ずくるということを前提に考えていかねばならない。どこに暮らそうが何を仕事にしていようが
震災は必ず来ることを前提に、暮らしを立て、生き方を思わねばならない
明日に思いを積み残さない暮らし方は確かに厳しい。
それが一人一人に突きつけられたことを「東北の他人事」と済ますほどのんきに受け止めていては進めない。
我々が生きて行く上で、明日にも大地震が起こりうるという考えの上に成り立つ社会
それにつながりうる未来はどういう考えとどういうものかを考え出すこと、それでも前向きにいて
今をどう生きるかにつながっても行く。・・・それが無理なのだろうか

一人一人が心の中のともすそれぞれの「鎮魂のろうそく」に手を組んで、祈る日がやってくる。