富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

Windowsの終了の仕方

2008年01月18日 | パソコン
「終了」の仕方って今更、どうなん?とお思いでしょう。
・・・聞くまでもなく、いわれるまでもない話でしょうね
多分おおかたの人にとって

「スタート」ボタンおして、「シャットダウン」→「シャットダウン」
というお決まりのやり方をほとんどの人がこたえることでしょう

けど、ちょっとおかしいって思われたことありませんか?
終了するのに、なんで「スタート」ボタンやねん?って


実はそこんとこに、意味があるのです。


誰かに教わったり、なんかの本を読めば
たいていの場合冒頭のやり方を教えられ、そうしなさいと書いてあります。
実のところは、本当は説明が面倒くさいし、どうせわかってもらえへん
という思いこみがあって、「そういうことにしておく」ということでしかありません。

なぜなら、「スタート」ボタンをおして
「シャットダウン」というアイコンをクリックすることは
「終了」するということだけを意味していません
正確に言うと「終了」のオプションが表示され、
Windowsの「終わり方」を選択してくださいと問いかけられているのです。
「終了」のやり方を選択するということは
そのまま、次にどんな風に「起動」するかの選択でもあります。

確かに今更なんでやねん?と思われた方々の中に
こうした意識で、Windowsを終わる人がどれくらいおられるのでしょうか


終了のオプションには、
「ログオフ」「再起動」「シャットダウン」「スタンバイ」「休止状態」が用意され、
その時の状態によって選択できるようになっています。
この機能を知らないで使わない手はありません。

XPはもとより、Vistaにいたっては、終わり方の初期設定が、
普通の場合「スリープ」という状態が初期設定された「終わり方」であり、
いわゆる設定を保存して・・・「シャットダウン」
という七面倒くさい「完全」な形で終わることが求められてもいません。


「シャットダウン」というのは、修正したり、変更した
パソコンの設定を保存しなおしたい場合に、いわば念のために
今の状態を保存するために、なにもかもを終わるありようで、
次に起動するときにパソコンに関するあらゆる箇所の点検と
ファイルなどを確認して一から始めなければなりません。
ですからこそ、なんとも時間がかかるのです。
どえろう変更も修正もしないのに、ご丁寧に一から確認して
時間かけても、ほとんど意味のないことですし、
いつも起動で待たされてる時間は
いわば、「無駄な待ち時間」とさえ言えるんです。



「休止状態(ハイバネーション)とスタンバイ状態(サスペンド)」

一時的にPCの使用を停止する場合、「スタンバイ状態(サスペンド)」
または「休止状態(ハイバネーション)」にすることで、
実際は消費電力を大幅に抑えることが可能ですし、
特にバッテリで駆動するノートPCでは、
移動中などにスタンバイ状態にしておくことで、
消費電力を抑えつつ、作業の停止・再開を
迅速に行えるというメリットがあります。
また、デスクトップPCでもパソコンの前を離れる間に
スタンバイ状態や休止状態にすることで、
大幅に消費電力を抑えることが可能です。

スタンバイ状態とは、グラフィックス機能やハードディスク、
そのほかのデバイスの電源をオフにすることで、
消費電力を抑えるモードです。
ただし、メモリには電力が供給され、実行中のデータがそのまま保持されるため、
電源オフ/オンと違って、作業を中断した状態からの再開が可能で、
スタンバイ状態からの復帰も数秒程度と高速です。
しかし、メモリへの電力供給が行われるため、
ノートPCのバッテリ駆動でスタンバイ状態を長時間続けると、
バッテリ不足になってしまうこともあります。

休止状態とは、ハードディスク上にメモリの内容を退避してから、
メモリを含む各デバイスの電源をオフにするモードです。
そのためハードディスクには、搭載メモリと
ほぼ同じ容量の休止状態用のデータ退避領域が確保されます。
スタンバイ状態とは異なり、完全に電源オフと同様の状態となるために、
ノートPCのバッテリ駆動でも休止状態を維持し続けることが可能となります
(この際にバッテリの電力は消費されない)。
けども、メモリの内容をハードディスクに退避したり、
読み出したりしなければならないため、
その分だけ休止状態への移行や復帰に時間がかかってしまいます。

電源を切った状態から一から、OSを立ち上げる(コールドブート)と
Windowsが立ち上がって使える状態になるまで数分かかるのが当たり前であるが、
半分だけ電源を切ったような状態のスタンバイ状態から復帰させれば
機種や条件にもよるけれど10~30秒程度で復帰が可能である。
特に持ち歩いて利用している人は、出先で電源を入れてWindowsを立ち上げて、
使い終わったら、結構な時間かけて、パソコンをシャットダウンさせながら
さらに、時間をかけて起動するなどという面倒で
時間のかかるようなことをする必要は全くないといえます。


車でいえば、必ず教科書通りに、L→2nd →3rd→ topというような
段階をふまんでも、走れるのならいきなり3rdから車を走らせればいいんです
たまには、それこそ念のために、「シャットダウン」すればええので
普段問題なく起動し、動作していれば
「ハイバネーション」「サスペンド」という終わり方が
パソコンの待ち時間のストレスを軽減してくれます


これらの設定は、スタート→設定→コントロールパネル→「電源オプション」
で「休止状態を有効にする」にしておいて
「詳細設定」でいろんな場合の終わり方を設定します。


僕自身は「電源ボタン」と「ふたを閉じた時」に休止状態に設定して
ボタンを押すか、パソコンのふた閉めるだけで終わることにしており
「再起動」せんとあかん場合以外には、終わるときに、
「スタート」→「シャットボタン」を押して終わるなんて
時間がかかって、面倒くさいことは、していません