富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

日本語変換(IME )の無償提供:IME2010とGoogle 日本語入力

2010年06月29日 | パソコン

時々耳にしたりすることがあるのが・・・
「ワードの日本語の変換がおかしい」とか「誤変換が多いのでワードではイライラします。」
というような話です。・・・・が、正確に言うと勘違いがあります。
入力した文字を日本語に変換するのは、
ワードとかエクセルの個別のソフトでもなくWebサイトの検索画面に仕組まれた機能でもありません。
それぞれ、みんなのパソコンにインストールされているIME(日本語変換ソフト)であって
使い勝手を工夫したりして、それぞれの人ごとに違ってもいるのです。
これらの日本語変換ソフトの代表格がマイクロソフトのIME2003とかIME2007 であり、
ジャストシステムのATOK(エイトック)なのです。


MicrosoftのOFFICE(オフィス:ワードやエクセルがセットになったグループウェア)
の中に、付録的についているのがMicrosoftのIMEなのですが
Officeのバージョンで広く使われてきたOffice2003というのが
ついにそのサポートが終了して、Windows7という新しいOSの誕生にあわせて
OFFICE自体のバージョンがもう2010に移行しつつあります。


サークルでは、ほとんどの方がOFFICE2003のユーザーですので
いっそ買い換えて新しいバージョンにするのもええのはええんやけども、
使い慣れたワードやエクセルを新しく変わってしまったバージョンに変えてしまうには
大きな抵抗もあろうかと思います。なんせ、現実にOFFICEのソフトそのものに
使うことに不便がないからで、こう言うのは「慣れ」こそが第一だと思えるし
また、新しい機能や使い方を覚えようとすること自体骨が折れます。


ただ、IME(日本語変換)に関しては、サポートが終わったということは
変換機能や用語、辞書がアップデートされないということですので
古いままの郵便番号や時代に即した用語の変換ができない憂き目に出会います。
この間(っていうても以前の話ですが・・・)
サークルでは、ネット上に無償で公開されている「うふぃ」さんの
郵便番号辞書
をダウンロードして郵便番号辞書を最新版にして変換効率をあげる工夫を
みんなでやってみましたが・・・・
実はIME2010というマイクロソフトの最新版のIMEが無償で提供されています。
これをダウンロードして使えば、IME2003から2010の最新版に日本語変換が書き換えられて
「古い・・やの・・・対応していない」などというストレスの解消になるのかもしれません。


以前はとても無償で提供するということなどあり得なかったのですが
こうした背景には、Microsoftの天敵である「Google」の攻勢があります、
ネットを利用するコンテンツでは群を抜くGoogleもまた「Google日本語入力」という
IMEを無償で提供しているのです。
個人的な感想をいうと、やはり日本語変換は老舗のATOKに一日の長があり
日本語表現の変換精度は比較にならないとも思いますが、求めやすくなったとはいえ
ATOKは有償のソフトです。
ネットやパソコンソフトの2大企業がこぞって競い合い、無償でサービス合戦を繰り広げている
この機会に乗じて、この日本語変換ソフトを書き換えてみるのがおすすめです。
冒頭に述べたように、ワードやエクセルの機能が変化するわけではありません。
パソコンで入力する日本語の変換ソフトが変わるだけなのですから・・・


 Microsoft Office IME2010ダウンロード


  Google日本語入力


 


パソコンが重たい・・・

2010年06月26日 | Weblog

雨の日は、気分も重くなるものですが、起動や処理にやたら時間がかかる
パソコンの重さほど、気分を悪くさせるものはありません。

パソコンが重たくなるのはいくつかの原因があります。

・ファイルやフォルダをデスクトップに置き去りにして、アイコンをやたら並べたままで放置しているもの
・・・ファイルやフォルダを机の上(デスクトップ)に置いていると次に起動するたびに
その中身を照合しなければならず、そのチェックのために起動に時間がかかります。
アイコンも同じですそのリンク先を確認しなければならず、
ファイルやフォルダはとっととどこかのフォルダに移動させて
ちゃんとした引き出しに、しまいましょう。アプリケーションのショートカットアイコンは
極力少なくしてしまいましょう。滅多に使わないアイコンなど置いてる意味もありません。
作業する机の上の整理は、効率を上げるための絶対条件です。

使い続けているうちにディスク内にたまったゴミのようなファイルがたまって空きスペースを不足させています
・・・ゴミ箱に捨てたファイルやフォルダは、それを空にしなければパソコンから削除したことにはならないのです
またWindowsの持って生まれた機能のために
パソコンを使うたびに一時的なファイルがたまってしまいます。ネットの閲覧で
クッキーと呼ばれるものや、閲覧履歴は次から次にたまっていくもので、やがて処理を遅くさせてしまいます。
こうしたものはまめに掃除しておかねばなりません。
家の中と同じようにクリーンアップの機能やメンテナンスが欠かせません

・タスクバー右下にたくさんの「常駐ソフト」
・・・起動のたびに現れるアイコンや使いもしないのに

起動時に動作するソフトが多すぎることで、パソコンの動作を圧迫しているのです。
・・・使わないソフトを「コントロールパネル」→「プログラムの追加と削除」でさっさと削除するか
使わない機能を止めなければ解消できません

・レジストリの肥大化
・・・レジストリとは、WindowsというOSを含めて、パソコン内のアプリケーションの機能や
起動の仕方などの重要な情報を一元化して保存している「データベース」みたいなもので
アプリケーションをインストールするたびにその量が増えてその処理のために時間がかかります。
ただし、これを修復したり手直しするのには相当の知識が必要です。
なぜならレジストリの編集を間違えば、パソコン自体を動かなくしてしまうからです。

ところがメンテナンスと一言に言ってもなかなか小難しい話です。
そこで多少の手間を回避するために、ソフトの手を借りるのも一つの手です。

→「Glary Utilities(グレリー・ユーティリティーズ)」

というソフトが無料で提供されていますので、上記の文字をクリックして、ダウンロードして実行し
パソコンにインストールして、起動させて
下記のようなダイヤログが出れば、下の方の「問題点をスキャン」のボタンを押すと
一定のメンテナンスを自動的にしてくれます。
できれば定期的に使用して、せめてものメンテナンスをしておく心がけが大切です。

GralyU
※ダウンロードの仕方は、下記のサイトに動画で説明されていますので
ご確認ください
→「動画マニュアル.com]

※画面下の「再生ボタン」を押すと説明が始まります。


雨の日の・・・・

2010年06月25日 | Weblog

P1020149


思いがけずに・・・?決勝トーナメントに進出した日本代表の影響で
テレビから流れるブブゼラの喧噪と、夢をみることができなくなったと思えるこの国に
降ってわいたようなある種の愛国主義が「ニッポンチャチャ」でこだまする。
いつもながらに中身のない選挙のがなり声の連呼と重なって、耳の中がうるさくて
目をつぶってもなかなか頭から離れません。
※最近の政治家?らしき人ってほんまに演説下手やな・・・中身がないせいやな・・・たぶん

雨の朝、庭先に雨のしずくを飾ったあじさいの鮮やかさに目がとまります。
そこに気持ちが行くだけで
耳障りなものが周りから消えて、気持ちに静けさを取り戻すことができます。
植物の物言わぬたたずまいが、あくせくする人の暮らしを戒めてくれるのでしょう。


P1020151 


間違いなく気候変動のせいで、およそ縁もなかった「竜巻注意報」が先日京都南部に
発動されて、少なからず驚いたものですが・・・確実に環境が変わり、梅雨時の雨も
ところによっては、スコールの度を超えた大雨が降りしきり
亜熱帯化した日本の気候の現状が、未来を悪く予感させます。


P1020154




ところで、撮りためたデジカメの写真をただただHDD(ハードディスク)やDVDに
閉じ込めておくだけでは、「芸」がありません。
デジカメやプリンタについている「バンドルソフト」という写真編集のアプリケーションでも
そこそこに機能するので、そういうの使ってエフェクト(効果)を加えて
加工してみるのも、ちょっとした趣向です。
庭先で撮ってみた写真をデジカメのおまけのソフトで加工してみました。


 


たまには、毎日の行き交いから、寄り道して
こうした心の平穏を求めて、ただいつも観光地ばかりに向かうのではなく
花や木の息づかいと生命に満ちた彩りを探しに、カメラ片手に
比較的近場の「京都府立植物園」に足を向けるのもおすすめです。

京都府立植物園
植物園のブログ
園長おすすめの花暦
府立植物園(映像型配信)


金子園長の柔らかなまなざしが、植物園の雰囲気を物語ります。
京都の北山に緑で癒す大きな空間があります。


観戦記:SouthAfricaW杯2010

2010年06月19日 | フットボール

ずいぶん長い間このブログを放置し続けている間に
相も変わらぬ政権の投げ出しがあり、「選挙」ポスターの掲示板があちこちの辻に
立てられている。この国の閉塞感はきわまってさえ思えて、
経済的悪化は身の回りの 深刻さをいっそう際どく感じさせる。

一方で心待ちにしていた南アのW杯も開幕し、テレビの前で
メッシやフォルランなどの創造的なフットボールに わくわくさせられ、
強固なセルビアのデフェンスに感心もさせられた。チリやウルグアイのサッカーは
スペクタルがあって、おもしろく、一方でアフリカ勢がなぜかことごとく
期待はずれのパフォーマンスであり、ヨーロッパの強国の出来が
必ずしもよくない・・・・確かにこれはグループリーグであって
多くの強国のゲームマネージメントや視線は、その先のトーナメントにあるのだが、
フランスは言うまでもなくスペインもイングランドもイタリアもポルトガルも
南米勢との違いははっきりしている。韓国に完敗したギリシャがその象徴であった。


眠い思いをしながらテレビ観戦し続けてはいるけれど、
日本の試合もオランダ戦を含めてグループリーグはもう2試合を終わってしまった。
直前のテストマッチのふがいなさと、指揮官の悪いイメージで
決して盛り上がりもなかったこの国のサッカー熱も
1戦目の思いがけない勝利で急にあつくなり、・・・なったところで結局点もとれずに2戦目を落とした。
正直、1戦目の勝利には釈然としない感慨を感じずにはいられなかった。
あれほどなりふり構わずにただ無意味にクリアするだけの守備は、歯がゆさと
裏切られたとさえ思えるほど、「蹴る」ことだけに終始して見え
ただただつなぐこともないクリアが見るものの感動を呼び起こしたとも思えない
カメルーンの試合以前のチーム的崩壊とふがいなさを目の前に、
誰一人勇気も創造性も見いだせない有り様は、一度の決定機に珍しくゴールを獲れたものの
この4年の月日とこれからこの国の「フットボール」のために
それだけでは、決して夢を与えられる結果でもないように思えた。
僕らの意志に反して呼ばれる「OkadaJapan」というものの勝利ではあったかもしれないが
日本のサッカーにとって大きな勝利とは思えなかった。
ここまでの道のりをまるで時計を逆回しにしたように、ただ守るだけで、拾った勝点と感じられた。
1戦目に見せた韓国の戦いと比べると、
多くのヨーロッパの論調を待つまでもなく、エトーを無意味にしてしまった
戦略なきカメルーン共々、マン・オブ・ザ・マッチのいない
たぶんここまでの最低のゲームだったといえる。

2戦目も「惜敗」と呼ぶには、正直レベルの差は依然として大きく勝てそうにはない試合であり、
その中身は1戦目に大差ない守備偏重のただシステマチックな ありように変化はなかった。
直前の強化試合の結果は、それまでのいわゆる「コンセプト」たらゆう
いっかどの看板をおろさせて、「世界を驚かす」などという意気込みを、完全に心変わりさせたのだろう
Hondaは一度も機能せずに、一度もキープできなかったし、Shunsukeに至っては
案の定もう通用しないし、彼のところに球が行くたびに何もかもが遅れてしまう。
彼らが3戦目のピッチは踏まないものと思う。
オランダそのものも他のヨーロッパ勢と同じように「予選リーグ」のパフォーマンスは
決してできがよく見えなかった。
ファン・デルファールトやファンペルーシ、スナイデル、エリアだけに攻撃を任せて
引いて見せても・・・日本は決して攻めてこずに、ずっと自陣に引きっぱなしの姿に
ある種戸惑いもあったのだろう。体力の消費を抑えるように
繰り返し2列3列と寄せては返しもせず、右左にポジションを動かし続けることをすることもなく
あれは明らかにいつものオランダではなかった。カメルーンの2の舞を回避して
彼らのシナリオは、せいぜい結果通りの1-0にあったのかもしれない。
そのできのよくないオランダの球を奪い取れるシーンはなかったし、そもそも球をとってもそこからの
アイデアは日本には、たぶん皆無だったとも思える
2戦目もまたテレビの前で、こみ上げてくるものを感じなかった。
「惜敗」と呼ぶにはその内容に偽りがあって、惜しかったと呼べるものがない


政権公約のほら吹きとええ加減さに少々嫌気がさしていたが
同じような意味で「ベスト4」などと途方もない言葉を口にした指揮官を未だに信用できないし
創造的に次につながる「フットボール」へのあこがれを見いだす試合を次にできないのなら
サッカーの祭典も、一時の「ゆめ」に終わって、フットボールの未来を裁ち切りかねない。
誰もが求めてやまないのは、今までとは違う確かな創造性なのだ。
それは政治もサッカーでも 同じことに思える。
確かに日本人的な精神性から言えば、この「勝利」はうれしいし 敗戦は悔しい
行き詰まった政権から変化した新政権にも期待したい、しかしそれもただ目の前の
対処やただ勝ちさえすればいいのではなく、次に伝えるべきメッセージがあり
夢を見ることのできるビジョンがなければ
その先が見えない我々の心を動かせるはずもない。

サッカーは楽しくわくわくさせて、「フットボール」の醍醐味を与えてくれる
それを成し遂げてこそ、たんなる目の前の勝ち点ではない未来へのあこがれと
「夢」を作り出せる・・・3戦目はなりふりかまずに、前を向いて、いつも獲れない「点」を
取りに行く本来のサッカーを体現してほしい・・・