富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

Excel:データとしての処理と活用

2014年05月21日 | エクセル

※いつもたいしたこともないこのブログですので、読んでいただいている方に恐縮ですが
最近、文字が小さくなった?と問われました。・・・このブログの左のサイドの
一番上に「文字サイズ」を変える欄があります。この中の「大」を選んでいただくと幾分
文字が大きくなると思います。またCtrlキーを押したままマウスの真ん中のグリグリ(スクロールボタン)
をグリグリしていただくと、パソコンの画面自体を拡大・縮小できるはずです。 

 

ここんとこ、胡散臭いニュースばっかり・・・
どう考えても、あんなとこまで中国の領海なわけがないと思える主張・・・それに輪を掛けて
中国側の男女のスポークスマンの二人とも無表情で、思い上がったステートメント
あれは見聞きするだけで、心穏やかでいられなくなる。
足下に目をやれば、この国での「PC遠隔操作事件」のなんともいえないような顛末・・・・
この間のSTAP騒動に似て、独りよがりで驚くほど・・・幼い。
何度となくその「真犯人」とやらの名前をテレビが連呼するたびに・・・
同姓っていうだけで、こっちがドキッとさせられる。・・・・
自分の側の論理だけを言い張り、思い上がること、倫理観のなさ・・・「思いやる」ということの
欠落・・・・ごまかし

ごまかしと言えば「集団的自衛権」という言葉にも大いに違和感がある。・・・・
同盟を結んだ国が、攻められたら出撃するなんていう理屈は、どう考えても
「集団的攻撃権」というべきもので、
たとえば、「連れ」が殴られていたら、直接関係ないけど一緒になって相手を殴り返そうなんていうありようは
けんかを止めに入って仲裁しようという本来の意味の「積極的平和主義」とは絶対に違う。
かび臭い復古調の軍事主義にかぶれた坊ちゃんソウリの言うこともまた、どっこいどっこいに思える。

さてさて、ぼやきも異論もほどほどに・・・
気を取り直して、
この間の「課題」とやらの続きに戻りましょう。
それは下図の「中元管理表」なるものでした。

1

前回のサークルでは、表の「基礎」になる下地作りにトライしていただきました。
項目欄の設定、 項目の書式設定や罫線・・・最後の入力規則による設定など終わって、表を整えたら
後はようやくデータを入力する段階となるわけですが・・・
ここまで行き着くと・・・・これで表作りの完成・・・と考えがちですが・・・・
まだまだ、Excelというものの本当の意味での「ありよう」ではありません。
  
ここまでは、あくまでも「表」というものの体裁を整えたという段階であって、
Excelでは「入り口」にたどり着いたという 段階だと言えると思います。 
いかに、入力がしやすく、見やすく、使いやすさに工夫を凝らすのは、準備の段階で必要ですが  
どことなく、・・こうした「表」のようなものをこしらえて、データ入力して
できたら、A4の用紙にページ設定して、プリンターで印刷。それで「おしまい 」
と考えているひとが結構多く存在します。

それでは、ワードや旧来の「ワープロ機」とおんなじような使い方でしかありませんし、
せっかくパソコンを使ってみようと志した思いにも反してしまいます。
パソコンは印刷物を作るだけのものではありません。
最初に「課題」を提案した際に、申し上げたように、Excelで言う「ワークシート」とは
作業スペースであって 、ワードなんかでいう「ページ」というものとは大きく違っています。
Excelの表作りにおいて、「印刷」というのは目的ではなく、いくつかの作業の一つでしかないと考えてください。 
だからこそ、Excelは始める前に必ずしも用紙の大きさなど前提とはしないのです。
 
むしろ、表に入力した項目や数値はそれぞれに意味のあるデータであって、このデータを活用することが
本来Excelの持つ機能を活かすことにつながります。
たとえば、課題として扱ったこの「中元管理表」の中のデータのうち、「日付」を日付データとして
入力できていれば、「何月何日」に配送したのは、どの件かというサーチができますし
人の名前で検索すれば、送った品物の日付や整理、項目ごとの分析に至るまで
小難しくゆうと「解析」ができる上に、名前や住所はどうにかすれば、宛名書きソフトなどほかのソフトと
そのデータが関連づけできて、引用できるのです。 そして、印刷したものとしてではなく
のちのちに参照したり、 作り直して活用する「データ」としてパソコンに保存されるものです。

 この表が「中元管理表」というものの、表のどこかを加工・編集すれば「在庫管理」や
「顧客の管理」などにも応用できそうです。
こうした「活用」こそ、Excelの幅の広さであって、このことが 数あるアプリケーションの中から
パソコンをする人たちの、もっとも多い支持を集めてきた所以だと言えます。

ただ「活用」とは言うものの、一口に語れませんし、奥行きが広すぎて
実は相当なスキルや能力を持っていたところで、なかなか活用というレベルまで使いこなすのは至難の業です。
所詮この僕自身も「MOS」のレベルでしかありませんので、   
あくまでも、ここで、紹介できるデータの利用のいくつかの機能は、ほんのその一端でしかありません。    
けども、ちょっとした機能をおぼえるだけで、ちょっとした達成感のようなものが味わえるはずです。

と、その前に、Excelではデータとして扱い始めると、ちょっとした呼び名が変わってしまうことがあります。
セルの横方向の並びを「行」、縦方向を「列」と呼んでいましたが
データを扱う上では列を「フィールド」といい、行を「レコード」と呼ぶようになります。
どこか頭の隅におぼえておくといいでしょう。

行と列

 
「ウィンドウ枠の固定」
さて、上の表ぐらいなら、さほど困りもしないかもしれませんが、これが仮にもっと多くのデータを
入力しなければならないとしたら、下の方の「レコード」に行くにつれ、設定した「項目ごとの欄」が
見えなくなって、なんの「フィールド」に何のデータを入れるのかがわからなくなってしまいます。
そういうときのために、項目名を固定しておき、入力する「レコード」の部分だけがスクロールしていくと
その都度のデータの入力に迷うことが少なくなります。
これが「ウィンドウ枠の固定」という方法で、
行で固定したい場合、固定したい位置の下側の行番号を 選択して、
データ」のリボンで「ウィンドウ枠の固定」のボタンから「ウィンドウ枠の固定」を選びます。
列の固定をする場合も、同じやり方でできます。
枠の固定ができさえすれば、入力の範囲は、
マウスの真ん中のスクロールボタンで表を上下させることができて入力の省力化が図れます。

「ふりがな」

入力したデータにふりがなを表示させてみましょう。

まず1.でふりがなを表示させたいセル範囲を指定しておき、2.「ホーム」のリボンから「ふりがな」のボタンを探し出し
そのボタンの右の「▼」をクリックすると3.のようなメニューが現われるので、一番上の「ふりがなの表示」を選択すると
4.のようにふりがなが打てます。「編集」では、ふりがなの配置や割り付けができ、「設定」のところで、ふりがな表示の
カタカナ、ひらがなの選択ができます。

furiganafurigana2furiga4nafurigana3

「並び替え」

ここで紹介するデータ処理の機能のうちで、最も覚えといてほしいと思うのが「並び替え」という機能だろうと思います。
ある項目を基準(キー)にして、データベース(リスト)を五十音順、昇順(A→Z,0→9)、降順(Z→A,9→0)に並べ替えます。
かっこつけて「ソート(Sort)」ともいいます。
この機能こそは、データ処理を行う上でしばしば使われる「Excelの技」です。
それは、たとえば日付という数値のフィールドを基準にするばかりでなく、名前や品物などを「アイウエオ順」に並び替えたり
ある値の範囲を設定したり、条件をつけることでデータを自由自在に並び替えて、表の中身をわかりやすく整理することができます。

課題に取り上げた表を使って、名前の「アイウエオ順」に並び替えをしてみましょう。
1.データを名前欄のA列のフィールドから全部を選択します。このとき見出しや項目名などデータのレコード以外のものは省きます。

narabikae

2.データ」のリボンの中の「並び替え」ボタンを探してクリックします。

narabikae2


3.この場合、並び替えの基準にするのは、列Aの「名前」ですので「最優先されるキー」の欄に
「列A」を指定して「OK」とします。

narabikae1

4.降順というのは、大きいものから(後になる方)から小さい方へ
昇順は小さい方から大きいほうへ向かう順番のことです。

「フィルター」

オートフィルターというのは、
検索条件を指定することで自動的にデータを抽出する場合に使用します。
また、選択した項目に基づいてデータを抽出することもできます。

同じように、課題を例にフィルターを試してみます。
表中の「発送詳細」と区切った部分を注目して、まずその小分けした4つの項目欄をドラッグして
範囲指定しておきます。

filter0

次に、「データ」のリボンの中にある「フィルター」ボタンをクリックします。

filter

すると選択した項目欄それぞれに「▽」マークがついて、フィールドがデータ化されたことがわかります。

2014-05-21 22-05-12

ここで、区分けしたい項目として商品名を選んだとしたら「商品名」という項目欄の「▽」を
クリックすると、下図のようなメニューが現われます。

filter2-1

今仮に商品の「のり」だけを選び出したいとしたら、上手のように「のり」とある欄だけに
チェックを入れて「OK」を押します。

そうしたら、表の中で商品名が「のり」とあるレコードだけを抽出して表示されます。

filter2

むろん、これだけではありません。
関数やマクロを使うことで、より便利で精密なデータの活用が様々に期待できますし
推し進めることができます。

あんなことできたらな・・・とか・・・こういうことがしたいと思うことが、実はことの始まりです。
はじめから「無理」と決めつけてしまうとそこでおしまい。
「データ」を入力しておきながら、印刷しておしまいというのはいかにももったいない。
確かにExcelの道は果てしなく遠い道のりです。・・・・・けども開き直るわけではありませんが
とことんまで、行き着こうなんて思わずに、マイペースで行けるとこまで行って
しんどかったらそこでやめてもええんやと僕は思います。
ただ、折角入り口にたどり着いておきながら、あきらめて引き返さずに
好奇心があるうちは、できようができまいが足を踏み入れないと、見れるはずのものを
見失ってしまいます。それほど人生に有り余った時間があるでもないし、行けるとこまでは
行ってみましょうよ・・・・・・・・。


エクセル:「表」の仕上げに・・・入力規則で仕掛けをこしらえておく。

2014年05月13日 | エクセル

あっという間に暑くなりました。ほんまに季節を一つも二つも飛ばしていくように・・・・

そんな折、テレビや新聞で例の「STAP細胞」の騒ぎがまたぶり返して、
「実験ノート」なるものが、公開されました。
あれを見て、愕然としたのは僕だけではなかったろうと思います。
まるでメール遊びのような「かくにん」という仮名遣い、
研究データにしては、まるで落書きのような「マウスの絵」・・・あげくにハートマーク
夏休みの宿題の絵日記や観察日記に等しい、この「メモ書き」が、それでも
生命科学の「実験ノート」だと言うのなら、彼女は生命の根源に関わる「生体細胞の実験」というものに
どれほどの尊厳と倫理観をもって、臨んでいたのかを推し量るまでもないと思えたのです。
確かに近頃は、データのすべてをデジタル化する傾向にあって、
パソコンの中に多くのデータが存在し、手書きにすることが少なくなったのかもしれませんが
だからこそ、改ざんや編集がたやすく気安くなるわけで・・・研究の内容を書き置くべきことの意味は
「わからなかった」では、済まされない重要な意味を持つことぐらい「博士」なら知っているのが当然のことだったはずです。
一つ一つの実験を実証するノートに「ハートマーク」を書き込んで、軽々しく扱う領域にある話では全くないし、   
また「実験」とはいえ、人工的に試験管から生命を作り出すということには、生命というものに対する畏敬の念を   
重く持つべきで、謙虚であらねばならないはずだし、
だからこそ、人が作り上げたクローンの遺伝子の問題や、そこから発生する病原にしろ
副作用やその後の問題に、その対処もみいだせるものだと思います。
にもかかわらず、あろう事か200回も試験的にマウスを生み出したなどとうそぶいて、
おもちゃを作ったように自慢げに平然としている。
もしもそれが本当なら、何のためにそんな無駄な試みををまるで「実験ごっこ」のように繰り返したのだろう。
難病に苦しむ人、不治の病に倒れた人の一縷の望みこそ
こうした「遊び」にさらされるほどの軽さではない。
真顔で、今更こんな程度のノートを「実験ノート」のつもりで差し出した本人が、そうした自覚すらなく
この程度で「博士」であったり、世界的に論文らしいものを公開してしまってること自体・・・・
日本の生命科学の実情が、実際はこれほど軽々しいものなのかと思うときに寒気がしてしまう。
このたびの騒ぎは・・・・結局のところ、研究者として研究の中身を問うのでもなく、法的にどうかと
彼女自身がそっちの話にしているところからも、そもそも何かの間違いで研究職に就くことができ、
ホテル暮らしするほどの過分の給与をもらっていた単にテキトーな科学者気取りの女性の「就職」
問題だった気がする・・・それならそれで彼女の名前を表にするほどの話でなかった気がするし、彼女の名前は
もう忘れてしまわないといけない気もする。そもそも「生命学を愚弄した」のは、彼女の事実だったということかもしれない。
国自体に緩みがあるのか・・・「権威」というものがあまりにも変質しすぎて、科学の先端にいる
とふんどり返ってきたこの国もまた、見直さないといけないものがたくさんあるのではないかと今は思える。

さてさて、いっちょまえの身の程知らずな批判は、これまでにして

実は、個人的にはサークルで「課題」のようなものをこしらえて、それをテキストみたいにしてやるのには
少し、抵抗があるにはあります。というのもあくまで「サークル」ですので、教室みたいなことするのが
いやと言えば嫌な訳なのです・・が・・・一方で、最近特に期待に反して
マンネリ化もあるし、無目的でいても何も始まりそうにない気もして・・・禁断の「課題」を配布して
同じ内容にみんなで取り組んで、「わからないこと」「できないこと」をあぶり出していこうかなと考えております。

de・・・それにちなんでのExcelの仕上げの段階の話をしたいと思います。
たとえば、下のような「表」を作っったとして、「できた!」と見せびらかされたりするときがあるにはあるんですが・・・
人が作ったものというのも多少あって、ついつい「けち」をつけとうなるのが、世の常です。

その前に、よくあることですが・・・こうしたExcelで「表」を作る際に、Wordと同じように
まず、「ページ設定」とばかりに用紙のサイズだとか余白だとかを最初に決めなければと思う人が
結構おられます。決して間違いだと言うつもりはありませんが、そもそもExcelの場合は
「ページ」という概念にとらわれるものではありません。その名も「ワークシート」と呼ぶくらいですから
作業をする「シート」というように大きさやサイズにとらわれずに、自由に表を思いつき、データを
作っていくことを第一義に考えています。あくまで「印刷物」としての文書作りを念頭に置くWordとは
考え方において、大いに違っています。強いて言えばExcelでは、そのものを印刷するということではなく、
ワークシートの一部の必要な部分に印刷範囲を設定して、プリントアウトするというイメージでしょうか・・・
ですから、表作りのアタマから、用紙のサイズにとらわれることなく、存分にセル幅セル高を使って
取り組む方が、いいような気がします。


2014-05-13 23-25-47
さて、できあがった「表」を見て・・・・   
それぞれの努力を決して否定するもんでもありませんが・・得てして人の作ったものを
ついつい、批評したがる悪癖が根っこにあって・・・そういう目で見てしまいます。
・・・・例題のように、入力する項目が多い表にしては、時折
それぞれの書式がばらばらであったり、数字を入れるところと文字列を入力するところの
コントロール」の設定がなされていないとなると、いちいち「半角英数」を切り替えなければ
ならない「いらだたしさ」を感じさせられたりすることがあります。
容れ物はこしらえただけでは、使い勝手がよくなければ、下手をすれば無用の長物になりかねません。
家にしても見た目は立派に建てただけでは意味がないし、
キッチンの使い勝手、バストイレの清潔さや居間の心地よさに
工夫が施されて、ようやく快適な暮らしが築けるものだと思います。
折角ですので、「表作り」の最後には「仕上げ」というものを施して、「完成」としてほしいものです。

そこで、こうした仕掛けに「入力規則」と「書式設定」の出番があります。

入力規則というのは、メニューでいう「データ」のリボンの中に存在します。
書式設定というのは、該当のセルまたは、ある程度のセルの範囲を設定して「右クリック」すると
その拡張メニューの中にあります。

一言に「入力規則」と言っても何種類かあって、それぞれの使い方を知っておくと
後で、表の中にいよいよデータを入力するのに便利でスムーズな使い勝手が生まれます。

たとえば摘要欄や項目を入力する欄では、「日本語入力」が入力モードとなるので
そのセル範囲を選択しておき、「データ」のリボンの中にある「データの入力規則」  を選択します。
すると、下のようなダイヤログが出てきますので

nk0
図のように右端の「日本語入力」のタブを選択し、現われたメニューの中から「「オン」を選びOKを押します。
これで、選択したセル範囲は、日本語入力モードで入力しますという設定がなされるわけです。
仮に「オフ(英語モード)」を選んだ場合は、その逆にセル範囲は「半角英数」モードに設定され
数字やアルファベットだけを入力する欄に適当です。こうしてセル範囲の入力の方法を
丁寧に設定しておくことで、内容の異なった欄にデータを入力する際、いちいち「半角/全角」ボタンを
切り替えることなく、ストレスなしに入力することができて、「イライラ」の解消につながるとおもいます。
ちょっとした工夫で、表のできばえに差が生まれるのです。
ついでに説明を加えれば、同じダイヤログに「入力メッセージ」とか「エラーメッセージ」というタブがありますが
入力メッセージ」という機能は、そのセルに入力する内容を表示するように設定できる機能であり、
nkmessage

エラーメッセージ」というタブでは、入力規則で設定した内容と異なった入力を行った場合に
対処の方法とか、入力のデータが間違っている旨を表示する設定になっています。
nkmessage2

ここまで手を加えたら、結構丁寧な仕上げになると思います。


さて、そのほかにも様々な工夫を仕掛けることができます。
たとえば、名簿のような表の場合で、性別を書き込む欄があったとします。
こうした場合、最近は一概に決めつけられませんが、たいていの場合「男・女」のいずれかに
なっている場合があります。・・・こういうときには、いちいち入れるのも面倒くさいし、
かといって、どこかの欄からコピーするというのもそれはそれで、面倒がくさいものです。
以前から、サークルでしばしば取り上げてきた「ドロップダウンリスト」を使うと便利です。
ドロップダウンリストとは、固定したデータのリストをあらかじめ登録させておいて、
その中から選ぶというやり方で、これもまた「入力規則」の中の一つの機能です。

それには、ドロップダウンリストを設定したいセルを選んでおき、同じように「データの入力規則」と進み
今度は「設定」という左端のタブをクリックし、「入力値の種類」という欄のまさに「ドロップダウンリスト」から
リスト」を選択します。
選んだら、今度はその下にある「元の値」という欄に、設定したい項目を「,」で区切って入力し「OK」を押すと
下図のように設定できます。

nk2

ある一定の範囲の数値も同じような手順で設定することができます。
たとえば一年のうちの「月」を設定するようなとき、「1月から12月まで」ですので、その範囲は
最小が「1」で最大でも「12」までということになります。
さっきのように、「設定」タブまで進んだら今度は「ドロップダウンリスト」の中から「整数」というのを
選択し、下図のようにそれぞれの項目に入力して「OK」と押せばいいのです。

nk1
このやり方は、結構応用できる範囲が多いかもしれません。
ある程度の範囲が決まっている数値を設定しておくことで、ちょっとした勘違いを自動的に判別できて
入力ミスを少なくできるメリットがあるからです。

入力規則を設定したセルは、その「入力規則」だけを他のセルにコピーして貼り付けることもできます。
ただ、コピー→貼り付けと単純に進まず、
コピー元のセルを右クリックして、貼り付けたいセル範囲を指定して、「右クリック」→
形式を選択して貼り付け」を選ぶと、その選択肢の中に「入力規則」というのがあるので
ここにチェックしてOKを押すと、入力規則だけをコピーしてくれるのです。

あとは、数字欄の桁区切りや、月日欄の表示方法、文字の配置、郵便番号や電話番号欄の
表示方法、入力方法などは、おなじみのセルの書式設定で設定することができます。
こういう「仕上げ」を施して「完成」という段階に至ります。

何事も丁寧な配慮にこしたことはありません。
というよりもいかにミスが少なく、省力化できるかは工夫次第とも言えます。

テキトーにやっておいて、大げさに発表しておきながら
あとで、不具合がでて、あれは「ミス」でした言うのは簡単ですが・・・
そもそもそれ以前にやることができていれば、そういう騒動に至らなかったということが
問題であって、信用度につながるものだと・・・・自分のこと棚に上げて、エラソーに思います。


安全とは:IE(インターネットエクスプローラ)の深刻な問題

2014年05月05日 | インターネット

ボーッとしてる間に、時間が追い越していくようにGWも残りわずか・・・それにしても
年のせいかもわかりませんけど、近頃特に時間といい、季節が一気に進み過ぎて、気持ちも体も
置いてきぼりにされてしまいます。ヒートテック着込んでいつまでも寒さ対策してるうちに、
桜はあっという間に咲き よそ見してるうちに散り乱れ、
衣替えをしそびれてると、昨日今日など、もう「初夏」です。

・・・XPの終わりを期して事務所のパソコンの入れ替えした際に、
安全面」を考慮してデータなどのバックアップをとることとなり、
よせばいいのに、見えにくくなった目もかえりみず、さらにこの年になりながら、
なまじちょっとした知識じみたものがあったせいで、  
バックアップの仕組みに自分が手を出したまさにその瞬間でした・・
こともあろうに、肝心のおおもとのデータを「フォーマット」してしまう
大ミスを犯して    結局データは元には戻せず、バックアップどころか結構な損害を与えたわけで 、
鼻柱折られる思いで、大いにへこむこととなりました。 
この年になって、その注意力と集中力・・・さらにはパソコンの知識自体が
浅く、狭くもともとええ加減なものやったんではないか と 改めて思い知らされたのです。
・・・サークルでは、僕は決して「教えてる」つもりはありません。
自分が「知ってる」ことを聞かれて伝えている側に立っています。
しかし、その「知ってる」ことですら、正直「知ってるつもり」程度であったんやと思い当たります。
その上で「センセー」などと呼ばれると、実は内心穏やかではなく「ズキッ」とつつかれていました。
「センセー」などでは決してありません・・・・できればずっと前から言ってるように
名前で呼んで、そっとしておいてほしい・・・としばらくは、
えらそうにこのブログに書き込むのもためられたほどに、僕の気持ちの中はセンチメンタルです。
   
安全」と言えば、何度もテレビが繰り返す韓国の「旅客船沈没」のニュースを
悲痛で「歯がゆい」思いとともに 一方で連日マスコミがこれ見よがしに
解説する韓国の安全に対する論評に同調して、あの国は・・・何をしてるんやろ・・・と
「対岸の火事」よろしく、あぁでもないこうでもないといちいちウナづいてる自分に気づきもしませんか・・・   
確かに、カメラを前にして取り乱して大泣きする有様には、違和感をおぼえたし、
冬のオリンピックのころから、あの国のありようは
成果至上主義に行き過ぎをおぼえたり、韓国系の知人から
極端な競争心が社会を支配していて いずれ思いやりのような寛容性を虐げる恐れを 
  聞かされたこともあり、 次から次にわき出す不祥事にそういうものを感じない訳ではありませんでした・・・・が

日本は日本で、近頃ネット上では、軽薄なナショナリズムの悪しき風潮をいいことに、
たぶん若い世代が匿名で 人種差別的、敵対視するような悪言を繰り返し、
この事故でさえ「それ見たことか」と書き殴っていることは絶対に違っています。

船に閉じ込められて、もがき苦しむ十代の人たちの想像を絶する姿は
誰もの気持ちをかきむしり、何が悪いのか、何が狂っているのか、思うときにそれは他国の問題ではなく
人としての行いがどうあるべきかを、はっきりと思い知らさせます。

ひるがえって、この国の現状といっても、唯一の被爆国でありながら、
あれほど「安全」をうたい、反対の声にも、札束で顔をはたくように黙らせて無理矢理こしらえた原発が、
人類史にのこる致命的な破壊を引き起こし、放射能を拡散して、
住んでいた人々のその暮らしも人生も奪いさっている。

未だにその解決の道すらも見いだせず、数万人の生き方を追いつめて、
生活をないがしろにしていながら、無責任と「「想定外」などいう屁理屈をこね回して、
常に他人事のような対応に見える「東電」という一企業の仕業にしたままで、危機感が薄すぎる。
相変わらず献金先の企業の論理に目を配り、古めかしい懐古趣味の政治や、
震災のことをほったらかしにして、今どうでもいいはずの
ほかのことに「ほうけ」ているこの国の政治の現状も、
ことさら韓国に比べるまでもなく、胡散臭くて仕方ない。
舌足らずに、行き当たりばったりに口にした
「放射能は完全にブロックしている」という言葉は真っ赤な嘘で、
汚染水は決して止められずに、垂れ流されていることに、
目と耳をふさいでいるだけの「この国の首相」がよその国に、
原発関連の会社を引き連れて、原発の受注をとってきたなんていう話が
あの「アベノミクス」とやらの一端であるというのなら
さながら船内の乗客を見殺しに、泳ぐのを前提に下着になって
我先に救助船に乗り込んだあの「船長」とどれほど本質が違っているのだろう。 とも思い知らされるのです。

今時の若者が軽薄なヘイトスピーチやあまりに情けない人種差別にとらわれて、
ネットで陰湿に「匿名の批判」するのと
マスコミがよその国の現状をこれ見よがしに解説する時間があるのなら、
まさにこの国の現状と「安全」の本質に もっと目を向けなければ、
今頃、集団的自衛権などという前時代的なお坊ちゃまの戦争ごっこの暴走を止められないでしょう。   
かび臭い政治家が、大げさに安全保障といかにもわかったようなことを語っていますが
一人一人の生活の安全をないがしろしておいて、その解決を先送りして
一方で国の「安全」を演説することは全く順序が違っているし、なんら説得力のない話です。
北朝鮮らの脅威より、原発の廃炉、核の廃棄物処理場のメドが立たないことこそが現実の脅威であり
考えるべき「安全保障」とは、まずこうしたことを解決することを優先されなければならず、
その次の段階にようやく外的な脅威を考えていくという順番があるはずで、自分とこの足下の
ストーブを蹴り飛ばしておいて、よその火事を火消しにいくような議論をしてるように思えてなりません。

・・・と相変わらず、わかったような話に終始しましたが、

今回の主題は   なんといっても、Webサイトの閲覧ソフトである「ブラウザ」のひとつである
インターネットエクスプローラー(IE)の致命的欠陥の問題です。
このIE(インターネットエクスプローラー)という長ったらしい名前のブラウザは、
Windowsにはじめから バンドルされているものですし、
パソコンの入門書などというものでは、IEを絶対のもとして使うことを前提にしたような
記事だらけですので、それが唯一のものとして、インターネットでどこかのページを見るのに「標準」と
思い込んできた人が、たぶん多数を占めていると思います。
だからこそ、この問題は極めて深刻で、致命的なネット上での「安全」を侵しているのです。

あのアメリカの国防総省でさえも、今回ばかりは声高に
Internet Explorer の脆弱性により、リモートでコードが実行される」という
セキュリティ警告を発表しています。
このセキュリティホールを利用すると、第三者がIEでアクセスしたコンピュータ上でプログラムコードを動かしたり、
意図しないウェブコンテンツへと誘導することが可能になる。IEのバージョン6以降、
最新版のバージョン11まで、 すなわち現在稼働している、ほぼ全てのIEで確認されている。

少々小難しい話ですが、インターネットエクスプローラー(IE)でインターネットを利用していると
その欠陥をついて、たとえばネットショッピングなどで利用するクレジットカードの番号や個人情報や
パスワードを 丸ごと盗まれてしまう危険性があると言うことです。

そもそも、このことは以前からIEに関して指摘されたことです。「ゼロディ攻撃」といって・・・
ソフトウェアにセキュリティ上の脆弱性(セキュリティホール)が発見されたときに、
問題の存在自体が広く公表される前にその脆弱性を悪用して行われる
この種の攻撃は常にインターネットの入り口である
IEというものに対して、悪意を持つものが攻撃のターゲットにしていることに本質的問題があります。 
   
ほんじゃどうすればいいか・・・それでもIEを使うというのであれば ・・・

日本マイクロソフトはこの問題に対して、2014年5月2日、
米国時間4月26日に公表したInternet Explorer(IE)の脆弱性を
修正するセキュリティ更新プログラム(パッチ)を公開しました。
パッチは、Windowsの自動更新機能(windowsのアップデート)によって適用されます。
自動更新を有効にしているとアップデートされているとは思いますが、
どっちにしても至急に、少々手間がかかっても、スタートメニューの
Windows Update」でアップデートをするか
同社Webサイト(ダウンロードセンター)からもパッチをダウンロードして、更新してください。
自分のパソコンのOSがなんであるか、インターネットエクスプローラーのバージョンが何であるか
あらかじめ知っておいて 下記のURLをクリックし、
その中の表で左の欄のOSと真ん中の欄のIEのバージョンが一致するのを探し出し
青字をクリックしてダウンロードして、すぐさま実行してください。

「ますたぁさん」の部屋でも詳しく説明されています。

Internet Explorer 脆弱性に対する更新プログラムが公開される。

Microsoftのサイトで、個別に手動でダウンロードするのなら・・・

https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/security/ms14-021.aspx

ですが、やっぱり、面倒で小難しいのならWindowsUpdateするのが適当です。
事態の深刻さからか今回はすでにサポートが終了したはずのXPユーザー向けのIE 6に対しても
修正プログラムが提供されています。それほど大きな危険が迫っていることを意味しています。 
  
その上で、これをきっかけに僕はサークルでおすすめしてきたように、
IEなどという使いにくいソフトはやめにして
他のブラウザを使うことを推奨します。世の中にはIE以外にいろんなブラウザが開発され、
いずれも無償で提供されきました。 
元々これほど使いにくいIEよりもFirefox(ファイヤーフォックス)やChrome(クローム)、
Opera(オペラ)など 個性的で使いやすさを追求しているブラウザはIEなんかより優秀です。  
ブラウザには、それを動かして表示するレンダリングエンジンというもんがありまして、それぞれ独自に開発して
競争してきたのですが、IEだけはそんな競争とは一線を画して「のほほん」とやり過ごしてきたように
僕には思えます。
IEは「Trident」トライデントというエンジンに対して、FirefoxはGecko、
ChromeはWebkit OperaはPrestoなどという風に
違うことを第一義に進化していこうとしています。そのことがよりどころです。

ただし、少しはデメリットも覚悟しなければなりません。
Webサイトによっては、IEを前提して作られたサイトが数多くあって
このためにIE以外のブラウザでは、Webサイトによっては表示されないことが起こったり、
場合によっては使えないこともまれにあります。
ですから、使うブラウザは、一つではなく複数のブラウザを持つことも選択肢の一つです。

・・ちょっとした不具合ででどこかのサイト運営者に尋ねたところ、
「他のブラウザ使っておられますか?当社のサイトではIEを推奨しております。」
と決まり文句のように「返事」されたとしたら・・・結局今回の問題で、
IEを標準化してきたこと自体の脆弱性を露呈したことにもなったわけです。
とりわけ銀行や大手証券など個人の情報に対してより高い機密保持を必要としながら
いかにもこうした問題に対して保守的で、
インターネットエクスプローラーを参考書の「サルマネ」に等しく標準としてきた経緯が
ある意味で歯がゆい気がします。

ブラウザには好みがあります。ネット上からダウンロードして自分で探し出していただくのが何よりです。
下記のURLなどを参考にして、自分に合ったものを見つけてください。

http://www.forest.impress.co.jp/library/nav/genre/inet/browser_webbrowser.html

http://freesoft-100.com/pasokon/browser.html

何にしても、どこにいても「安全」な場所も方法も実はもう世界のどこにもありません。
気候変動や地震などの天変地異、テロや戦争の種や姿を隠した悪意はどこにも存在します。

せめて心がけを強くして、身を守ることが大切です。
ネットなどと言うのは大変便利なものですから、それ故に計り知れないリスクが存在します。
だからこそ、履歴や検索した内容は本当は逐一消し去るのが常識です。
パスワードや入力した内容をいちいち入力するのがじゃまくさいとか
データが保存されないと悔やんだりするけれど、常に前にみた状態がクリアされている状態こそ
本当はセキュリティが守られている状態なのです。 自分のデータが表示されているということは
その瞬間に自分のデータがネット上にさらされていると言うことなのです。獲物を狙っているものの前で・・・

PCで検索するだけでデータは収集され、たとえばWebサイトで信用して
投資の内容を確認したとしたとして
履歴や何かのフォームが残されていたら誰かがそれをのぞき見するのは、
容易なことと思って対処すべきなのです。
「面倒くさいこと」を嫌ったり、わからないから言われるままに便利を優先して
本当の意味の「安全」を重視しないと、
傾いてからの船では、水圧で扉も開かなければ窓も割れません。