富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

図として貼り付け:エクセルの表

2011年11月13日 | エクセル

この間のサークルで課題として取り上げて、参加してくださった皆さんにトライしていただいた「エクセル」の課題ですが
要点としては、よく使う「貼り付け」という機能を、いつもいつも「貼り付け」一本槍では、あとで手間が増えるばかりでなく
もう一歩踏み出して、さらに便利にコピーや貼り付けで表作りする進歩を妨げて思えるということでした。

複写したいデータを選択して右クリックして「コピー」としたときに、えいやっと無造作に「貼り付け」せずに
出来れば「形式を選択して貼り付け」を選んで、
何を、どの部分をあるいは何だけを「貼り付ける」のかを選択した方が、エクセルではより機能的だと思います。
こういうのは、「習慣」ですので初めのうちはまどろっこしいやり方ですが、だんだん慣れてくると使い勝手の良さが理解できるようになります。

前回のサークルでは、さらにもう半歩進んで
エクセルの表を「図として貼り付ける」という手順を説明させていただきました。
・・・こういうことが出来たとしてどれほど便利なのかは、その時々によりますので一概に覚えておかなければならない機能だと言い切れません。
けれども、セル幅とセルの数が違ったシートに、別のシートの表を持ってきてただ単純に「貼り付ける」のは無理があり
貼り付けて、面倒くさいことになったと悔やむことが起こったりします。
もしも表を「表」ではなく「」として貼り付ければ自在に伸縮させることが出来て、ページのレイアウトを壊さずに文書作りに役立ちます。
あるいは、表の中身をいじられたくないときにはそれが「図」であれば、 その効果も発揮するのかもしれません。

この「図として貼り付け」の手順は「エクセル2003」と「エクセル2007,2010」とでは大きく異なりますので、
区別して説明しなければなりません。

【エクセル2003の場合】

コピーしたい箇所をドラッグして、範囲を決めたら「右クリック」して「コピー」を選び
今度は貼り付けたいシートの貼り付けたい箇所を決めて・・・・ここで
「shift」キーを押しながらメニューの「編集」をクリックすると、
図として貼り付け」や「図のリンク貼り付け」というサブメニューが現れます。
そのまま「図として貼り付け」れば伸縮自在な図表として貼り付けることが出来ます。
・・・ここで「図のリンク貼り付け」を選択すると
元の表のデータが変わったときに自動的に同じ内容に変更されるというすぐれた機能がついてきます。

Snap17・・・・AzbyClubから引用させていただきました。

【エクセル2007や2010の場合】

ずいぶんと使い勝手が変わってしまいましたので、戸惑う方がおられると思いますが
コピーする範囲が決まって、とりあえず「右クリック」→「コピー」までは同じ手順ですので
貼り付けたいシートの貼り付けたい位置に来たら下図のように、大きなメニューの中に「ホーム」というタブがありますので
このタブを選ぶと、「貼り付け」のボタンがあり「▼」のボタンを押すと「貼り付け機能」に用意された様々なメニューがあり
その中に「」というのがありますので、さらにその中のメニューから適当な機能を選んで貼り付けます。

Snap18・・・・AzbyClubからの引用です。

エクセルは確かに使う頻度の多さによって、便利を体感する温度差があります。
ただ、少しずつ機能を理解していくと、ワードとかあれこれ使い分けずに、エクセルだけで事足りるほど
重宝なアプリケーションで、少なくともパソコンを使う人のもっとも多い支持を受けている代表格のソフトですので
苦手な意識はあっても、カンタンには「嫌い」とそっぽ向かないでやってくださいね。


ちょっとだけ前に進む・・・エクセルの課題

2011年11月06日 | パソコンサークル

「エクセルが嫌い」って言う声聞くことがあるけれど・・・「嫌い」と言えるぐらいにエクセルのことを実は知ってる人の声ではなくて
実際のところ、エクセルを使うのは表作りやら、使っても「SUM(サム)」の合計を使っているぐらいというレベルの人が
いちいち決まり事の多いように感じるエクセルを「嫌い」と表現されているようにも察します。

食わず嫌いで、はじめから「苦手」と言い張る方もそれはそれで仕方ないことと思われますが
もうちょっと踏み込んで、進んで
エクセルの機能をわからんなりに触れてみると、「嫌い」と「苦手」がわずかでも減るのではなかろうかと
今度のサークル(11月9日・第2水曜日)の課題にとサンプルを作ってみました。
さて、そううまくいくかは疑問ですが・・・・・ダウンロードして使ってみてください。

 

→Googleドキュメント(サークル)・・・「2011課題(エクセル-1)」

※画面右の「元のファイルをダウンロード」ボタンを押して、適当なところに保存し
ファイル自体が、圧縮ファイルなので、「解凍」してお使いください・・・説明がないので
何のことかわからないことが多すぎますが・・・・


オンラインストレージ:ネット上の保管スペース

2011年11月03日 | インターネット

パソコンは使うたびにたくさんの「ファイル」とそれをしまい込む書棚の「フォルダ」が増えていきます。
何も考えないで、買ったままの状態なら、それをマイドキュメントにしまい込んでいくのが常ですが・・・・
そうするとWindows自体のファイルやプログラム本体のファイルとデータを同居させることになるので、
データが増えれば増えるほど パソコンにとっては心臓部のようなCドライブというディスクスペースに
「空き」ががなくなって、やがて動作が重くなるとか支障を来し、あげくに問題が起きて
Windowsの再インストールする羽目になったときに、下手をすると初期化の際にデータがみんな消されてしまうことになりかねません。

そこである程度の知識に覚えのある方は、データを保存するスペースを(D)とか別のドライブスペースに作って
「マイドキュメント」ごと引っ越しさせて、備えています。とはいえ、対処にも限界があって、
あふれそうになったデータを保存するのに、外付けのHDDを導入してデータの保管場所を確保せざるを得なくなって来ます。
・・・あるいは使う頻度が少なくなった保存しておきたいデータはDVDやブルーレイなどに保存しておくのが賢明です。
※蛇足ですがこういう時に絶対にUSBメモリーを代用しないでくださいよ
あの程度の仕組みではデータの保管場所とするにはあまりにも貧弱すぎます。
あれはデータの持ち運びをするときだけの道具であって、あんなもんにデータ自体を保存するのが愚行です。
ちょっとした操作で読み取りが出来なくなったり、頻繁に書き換えていると使用期限があることを知らない人がいます。
読み取り出来なくなるとUSBメモリーからデータを救出することはあの程度のちゃちな道具ですのでまず不可能です。

・・・・最近のPCの容量は数年前のパソコンとは比較にならいないほど 大容量になってきて、
ちょっとやそっとでは満タンにならないほどの余裕があるように思いますが、パソコンが大容量になった理由があって・・・・
それはそれで動画や高精度のデジカメの写真などデータ量のばかでかいファイルが技術革新とともに増えて来たことに由来しています。
そもそも何もかもパソコンにだけ保存していくのは、ひょっとしたらつぶれるかもしれない器械を信用しすぎやし
大事なデータは普段から別のメディア(DVDやCD)や外付けのHDDにコピーして「バックアップ」取っておくのは欠かせない心得です。
 
また一方で、近頃は進歩して、持ち運びが自在なスマホの普及で出先でファイルを確認したいという必要が出てきたり
悪い意味では、データを持ち帰って家でするなどというとき不用意にもUSBメモリー等というようなものにコピーして持ち出して
大事なデータが流出してしまうなどという大きなミスや、大体あの程度の器具を信用しすぎてファイルの読み取りが出来なくなったという例は
残念ながら、その数があとを絶ちません。あるいは、大きなサイズのデータを送りたくてもメールで送るというのは無理があって
家族や友達との写真や動画のやりとりに不自由を生じて来ます。


そこで今大いに活用され始めたのがネットの環境を利用した「オンラインストレージ」というサービスです。
ネット上のサイトからからその説明を引用すると、下記のような記述になります。
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インターネット上でファイル保管用のディスクスペースを貸し出すサービスで
有料のものと無料のものがあり、無料の場合は使用時に広告が表示される。
職場と自宅、あるいはノートパソコンなどとの間でのデータのやりとりや、複数人でのデータの共有などが行える。
利用できる容量は数MB~100MB程度のサービスが多いが最近はさらに数GBの大容量の使用が可能になった。
WebブラウザやFTPクライアントから利用できるものが多いが、専用のソフトをパソコンに組み込んで、
Windowsのエクスプローラから他のディスクと同じような操作感で利用できるようにしたものもある。

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保存する場所を自分のパソコンという固定観念にとらわれずに、ネット上に保管することによって
ファイルを共有したり、やりとりが大変便利になりました。

最近かってYahooでよく利用していた「Yahooブリーフケース」が復活したり、Googleは
「Google+(プラス)」というサービスを始めてファイルの共有がしやすくなったり
MicrosoftはSkydrive(スカイドライブ)というサービスを展開しています。
その他にも無料で多くのサービスがネット上に展開されています。
遠く離れた家族や友達と写真やデータを共有したり公開したり
とりわけ我がサークルにとっては、ファイルの共有はこれから先とても便利に活用できる可能性があります。
いずれのサービスもあらかじめログインするためにIDとパスワードの発行をウケなければならない手順がありますが
便利なサービスですので、活用をオススメします。

とりあえず、サークルではGoogleのアカウントを作っておきましたので
「Google+」のサービスを利用して、活用していきたいと考え、手始めに会員の皆さんに
招待のメールを送信させていただいた次第です・・・よければ参加ください。


エクセルのトラブル:「エクセルのファイルをダブルクリックしても開かない」

2011年11月01日 | エクセル

どこかに保存したエクセルのブックをいつもの通りにガチャガチャしても、画面に現れてもいっこうに始まる気配がなくて
グレーの画面のまま・・・XPの環境ではエラーメッセージが出ないようですが、
「ファイルが見つかりません。パス およびファイル名が正しいか、必要なライブラリがすべて利用可能かどうか、確認 してください。」
などと深刻そうなメッセージが現れることもあるとなると・・・・
ついにエクセルがつぶれたか・・・と心配になったのも無理がない・・・・のですが・・・・・

ある程度なれてるひとなら、たぶんプログラムの関連付けと察して
フォルダオプションとやらで、修復をはかるのが常道です。・・・このトラブルの相談を受けて
僕もまたその手順で探ってみましたが、エクセルとの関連付けに問題はありませんでしたし、「Open」・・・開くというオプションの
設定もあらためて見直して見ました。
ちゃんとアイコンもエクセルのファイルであることを示していましたし・・・・けども確かにグレーの画面でいっこうに開く気配無し・・・

そもそもエクセルにしろワードにしろ、保存したファイルを開くときに、ファイル自体をガチャガチャとダブルクリックして始めることが
「やり方」と思い込んだはる人が結構います。
律儀に「スタートメニュー」→「プログラム」→「Microsoft Office」とたどったり、
あるいは、スタートメニューのツリーにある「オフィスドキュメント」を開くという手順でエクセル本体を起動して
メニューの「ファイル」から「開く」を選択して目的のファイルを選ぶというような「教科書的」手順を選んで
ファイルを「開く」と、こうした問題にあたることはありません。
ファイルを開く方法は、たくさんありますので、一つの思い込みにはまってしまわないことです。
このケースもまた、エクセル本体を開いてから読み込むとちゃんと開くことが出来ていました。
トラブルと思い込む前に、いくつかの対処を試みて、原因を見つけ出すと意外に簡単に解決できます。

ただ、タイトルにある問題については、ネット上にカンタンな解決法がありました。

→「microsoft サポート」


エクセルを起動して、メニューバーの「ツール」を選択し、「オプション」画面を開きます。
その中の「全般」タブの左の上の方に、「ほかのアプリケーションを無視する」という項目の
チェックを外すと解決します。
たいていの場合はこれで解決すると思います。

これでもアカンというときには、はじめに申し上げたように
xlsファイルを開く際の動作の設定やファイルとプログラムの関連付けがおかしくなっている可能性が考えられます。
この段階になると、手慣れた人にはカンタンに思えても、
ちょこっと小難しい操作が必要になります。

  1. 適当なフォルダを開く
  2. [ツール]メニューから[フォルダオプション]を開く
  3. [ファイルの種類]タブを開く
  4. [登録されているファイルの種類]内から拡張子「xls」を探し出す
  5. [詳細設定]ボタンを押す

この後、

  • [開く]が「規定」に設定されていなければ「規定」に設定する

ある程度はこれで改善されるかもしれません。

これでも改善されなかった場合、

  • [開く]を選択し、[編集]をクリック(無ければ[新規])
    1. アクション:「開く(&O)」(そのまま)
    2. アクションを実行するアプリケーション:「"C:\Program Files\Microsoft Office\OFFICE11\EXCEL.EXE" /e」
    3. DDEを使う:チェック
    4. DDEメッセージ:「open("%1")」
    5. アプリケーション:「Excel」
    6. DDEアプリケーションが実行していないとき:「」
    7. トピック:「system」

などという手順を踏まなければならないでしょう。ここまでやるのであれば
いっそ、「エクセル」の再インストールする方がよっぽど手っ取り早いと思います。