富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

ブランド力:ニッポン

2008年01月22日 | Weblog
つくづく「コイズミ」や「竹中」が、やったこと
やり始めといて、さっさと立ち去って、積み残したことの
ええ加減さに、罪深さを感じます。

いきなり、基礎を築かずに、生活の基盤を見ることもなく
自らのビジョンを示すことなく、言葉に詰まれば
キマッテ、「マーケットがどうたらこうたら」
一つ覚えの「市場原理」を繰り返すだけ・・・
絵に描いた餅の「アメリカ」化を推し進めといて
頃合いを見計らって、飽きがきたら身をひいて
近頃の株安、円安と国家の安売りに、
「改革をやり始めたら止めたらあかん」
「いわんこっちゃない」とすっかり評論家気取り
「改革」??自分らの足下の「東京」だけを持ち上げといて、
地方にはシャッターを下ろしたままの店ばっかりを生み出しといて
構造改革もないもんです。
東京の一極集中もええとこやないんか・・・

グローバルっていうても奴らの頭の中は、それは
アメリカ? ほならアメリカのどこがエエンでしょう
たった一人の超のつく億万長者を作るために
何万人もの貧乏を生み出すシステムの・・・・どこに
ドリームがあって、どんだけドリームを食いつぶしているか
イラクでの暴挙にもあるように、とっくにアメリカは
どうかしています。

コイズミ流に悪のりした連中のしでかした名残は、何かにつけて
英語化した言葉の数々だが、中身が変わったのではなく
言い方だけが変わったにすぎない。
今は、日々やたら悲しい「英語」かぶれの言葉が踊ります。

「ワーキングプア」「フリーター」「ネットカフェ難民」・・・
それらは、アメリカ化のなれの果ての一部です。

考えてみれば、「構造改革」は「ひゃっきん」ブームと
歩調を合わせるように、唱えられ
コストばっかりに焦点をあてて、市場にとっては・・・とか
経済だけの論理を振りかざした経済第一主義
「経済」が良かったら、生活なんていきがいなんてどうでもええやん
・・・・健康やったら死んでもええわみたいな話でした。


この国の底力をなえさせてしまったキライがあります。
コイズミなんて偶像を作り上げて、悪のりしたのは
我々も同じで、中身など「ひゃっきん」並に
薄っぺらいのに、マスコミにも踊らされて見抜けもしなかった。

生活の防衛の一つの手段として
なんでも「ひゃっきん」ですますあまりに、
私たちは品質に目をつぶり、痛みをともなう「改革」に
耐えようとして、結果的に自らを追い込んだのかも知れない。
今となっては、「ひゃっきん」の品に、幻滅を覚えてしまう。
そのために、本来のいい物をつぶしたのかも知れない。
あるいは、自分が関わって作る仕事そのものを
安っぽくしてしまったのは、自分たちかも知れないからだ。



あなたは、何かを買おうと思ったときに
「国産」というブランドに安心していませんか
とりわけ家電なら、国産メーカーならまず安心だという迷信に・・・
実際のところ、家電商品の中身など、どこの会社製か、どこの国の
部品か見分けもつくはずもありません。
国産という区分けにもう意味もありません。



それにもまして、気がつけば、世界ではNO.1だと自負していた家電などの
ブランドは、とっくに世界のトップランキングから消えています
今世界で信用され指示されている「ブランド」は
GoogleでありAppleなのです。
こんな産業や会社が日本には悲しいかな存在しません。
そういう種の企業を作ることが出来なかったのです。

一人勝ちに見えるTOYOTAを別として、
世界が信用するブランドのランキングに、
「CANON」と「SONY」が50位あたりにいるくらいナンですよ。
韓国のLGやSUMSUNGの方が、ネームバリューが上がっている
現実を、受け入れなければなりません。

GDPもいつの間にか世界の20位前後という有様です。
経済大国という言葉は間もなく、「歴史」上の話に変わるでしょう。

昨日今日の「株安」は、昨日今日始まったんとは違います。
自分たちが誇っていたはずの「メイドインジャパン」は
残念ながらこんにち、過去の栄華にすぎません

気がついたら、ジャパン「ブランド」が通用しなくなっています。

松下は、「Panasonic」に変えた理由が見えるように
マツシタでさえ、市場に通用しなくなったのです。

経済ばかりか、外交も政治も、何をしても
アメリカの属国、いやひょっとして「州」に近いこの国の位置取りを
あの北朝鮮からさえ、見透かされているやないですか
アジアといえば、もう中国とインドをさします。



世界から遅れをとったこの国の「物作り」や「経済」は
深刻の域にあるのではないでしょうか
ことさら、無頓着な政治やさん達には、全く見えてないみたいですけど

国のありようをどう変えて行くのか・・・
問われているのに、若い者も年寄りも
考える手だてを見失っています。



とりあえずアメリカからの脱却、まずそれを始めないと
先行きがますます細りそうに見えてきます。
さらにバブル期に磨き始めた環境技術をもう忘れています。
私たちが「ブランド」としての価値が認められないのなら
それを求めずに、違ったありようを探さないと行けません。

自分らの子や孫がこの国にいて安心して暮らしが出来
子供を作らなければ、この国を支えることなど出来ません。
その根本を見失わず、ダイナミックに国のビジョンを
指し示すには、「身元確認」して、クリーンな2世議員の政治でも
世襲の経営を続ける経済でも無理です。
のほほ~んとした「そーり」は、あんまり考えんでもええ
「ええしの育ち」やから、みんなの痛みなど知るよしもありません


そういうのに頼らずに、どうにかしよって
思ったら、とどのつまり一人一人の
自覚とアイデアしかないんかなって、思う
「株安」「円安」の不景気の今日この頃です。