ある意味で「ベスト8」の激突は、国を代表するチームにとっての
命運を握る最大の難関といえるでしょう。
前評判を覆して勢い余るドイツに、全てのパフォーマンスに
納得できるアルゼンチン
どうしてもなんとしても勝ち続けるイタリアとここから先は
すべておまけみたいなウクライナ
ええのか悪いのか相変わらず一本調子のイングランドに
主力をかきながら戦う羽目になったポルトガルの幸運はいつまで続くのか
ブラジルとフランスの戦いはもう祭りというのかセレモニーのようにも
感じられます
ボクの興味は勝負だけを言えば、いつイタリアは姿を消して
世界のサッカーに対して真摯に、懺悔に入るのかという点にあります。
パワーサッカーは、2002年を経て、今大会で一応の進化を遂げています
湿気と蒸し暑さと時差の中でことごとくコンディショニングと
モチベーションを失わされた2002年の欧州勢は
骨格に物言わせてパワーサッカーに磨きをかけて、
思いがけず苦渋をなめたアジアのサッカーを見事に打ち破り
2002年ワールドカップを記憶から消し去ったようにも思えるほどです。
さてイタリアは根源的な問題を抱えながら
このパワーサッカーに対しても
抜群のデフェンスをもっています.
シェフチェンコ一人の能力では、崩せるもんでもありません。
あらゆる場面での対応は、度を超して強固に出来ています。
どこでもいいけど、絶対イタリアに先制点を与えるなという
一点に絞って注目しているのです。