ぼちぼち日記

大切な日々のこと

『不思議の国のアリス』

2007-06-04 11:07:54 | 息子と読んだ本のこと・児童書
『不思議の国のアリス』ルイス・キャロル (著), 脇 明子(訳)

汚い言葉遣い。個性豊かな登場人物たち。ナンセンス。
どれをとっても、息子の期待を裏切らないアリスなのでした。
ただ、やはり言葉遊びはストレスだったらしく、「どういうこと?」「どういう意味?」と繰り返すこと多々あり。仕方ないね。母にだって難しいもの。
「英語を勉強して、いつか、一緒に読んでみようよ!」
そんな約束だけしました。
英語の習得・・・。母が、途中で脱落したらごめんなさいね、息子くん。

それから、詩の暗唱も、元の詩を知っていたかったなあ。
なにしろ、元の詩を知らないので(たぶん、有名な詩なんでしょうね)、その変え歌(詩)だけ読んでも、作者の意図する面白さは、ちっとも理解できず。
ただ、息子は、そのメチャクチャ加減が面白かったらしく、何故か、詩の暗唱の場面で、良く笑っておりました。
さすが、子どもだねー。やっぱりこれは、子どものうちに一回読んでおくべき本かもしれません。

そうそう、息子をがっかりさせた場面が、1つだけありました
それは、最後の最後のオチ。
大人なら誰でも知っていると思いますが、この物語は、アリスの夢の中のお話なのです。でも、息子は、全く違う結末を期待していたのでしょう。最後の最後に、それが明かされた瞬間!!
ああ、息子の落胆ぶりったら、ありませんでした。
「なんだよー!!」
そう言って、ソファーにドカッと寄りかかった息子。それから先は、ちっとも聞いていない様子でした。

だってさあ、ここまでメチャクチャの国なんだよ?「夢でした」になるしか、ないじゃないのー。
大人の私には、それは、当然の結末なのですが、息子は、ちっとも納得いかず。
くすくすくす。これはこれで、とっておきのナンセンスだったということでしょうか

昨日の晩から、ベバリィ・クリアリーの『がんばれヘンリーくん』を読みはじめました。
等身大の男の子のお話。とても楽しんでおります。ただし、またまた「犬が飼いたい」病が、はじまる予感。もう少しだけ・・・赤ちゃんが、もう少し大きくなるまで、待っててねー。

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2 コメント

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夢オチ (naoko)
2007-06-04 13:05:32
 夢オチは本当がっかりさせられる!
漫画「ハイスクール奇面組」が夢オチだったのを読んだ時、ガッカリ指数は150%越え。
「カネ&時間かえせー!!」って思いました。
でも、それまでがそうとう面白くなければそんなにガッカリしないんだから、まあ仕方ないか。
ワンピースがルフィの夢オチとかだったらたぶん暴動が起きるよね。
 でもね、アリスに限っては私、夢じゃないんじゃないかって思ってるわけ。
アリスが夢だと思っているものは本当は夢じゃないのよ。
夢はその入り口に行くまでの方法でね。
その後起きた事はぜ~んぶ夢じゃないの。
どう?
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naoさんへ (こもも)
2007-06-05 12:54:21
くすくす。ハイスクール奇面組って、漫画だっけ?
読んだことないんだけど、そんなに面白いんだあ。

アリスが夢だと思っているのは、本当は、夢じゃないというのは、なんだか、素敵ですね。
夢オチで当たり前と思った私は、子どもの半分も、ナンセンスを楽しめていないのかもしれません。
夢は、その入り口というのも良いですね。
入り口かあ。ミルリトン探偵局みたい。そうか!だから、ミルリトン探偵局の最後のキーワードが、アリスだったのか!!
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