『満月をまって』
メアリー・リン・レイ作 バーバラ・クーニー絵
掛川 恭子訳
ずっと読んでみたいと思っていた、クーニーの絵本。
けれど、息子が絵本を離れてしまってから、手にとる機会を逸していました。
今回、ある本を借りてきたきっかけに、この本を借りてきました。
その本は、まだ、読めていないのですが(その前に大作を読み始めてしまい)、先に、
こちらを読み終えました。
美しい自然や人々の営みを、ただただ、描いた絵本だと、勝手に思い込んでいたので、
(たしかに、それも素晴らしいのですが)
主人公の少年の心の揺れに接し、激しく動揺してしまいました。
そして、おじさんの言葉。そこから繋がって、最後、少年が、自らの進むべき道を見つける
場面では、涙が止まりませんでした。
本当に素晴らしかった。
「風にえらばれた人」に、私もなりたいと、心から思いました。
そういう仕事に、自分の子どもたちが出会えたら、どれだけ幸せだろうかと思いました。
いつか、必ず、子どもたちにプレゼントしたい。そう思いました。
それにしても、物語と絵が、これほどまでに、互いを魅せあう絵本があるでしょうか。
どちらか一方では、これほどまでに感動できなかったと断言できます。素晴らしい。
クーニーの絵本。少しずつ借りてこようと決めました。
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