変わらず、冒険ものや空を飛ぶようなファンタジーよりも、日常を描いた物語が好きな娘さん。
がまくんとかえるくんの日常、絶対に気に入ると思っていたけれど、こんなに気に入るとは思いませんでした。
びっくりする位、気に入って、一人でも読み、学校にも持っていき(私の本なのに、娘の名前を書かされました)
いつでもどこでも「がまくんとかえるくん」です。
一気に読んで、「ふたりはいつも」がないことに気づきました。あれれれれ?
揃えたとばかり思っていたけれど、買ってなかったかな?図書館に予約をいれましょう。
いや、進級のプレゼントか?
せっかくだからと、他のローベル作品も読みました。
息子は、どちらかというと「ふくろうくん」派だったけれど、娘は、やっぱり「がまくんとかえるくん」だそうで。
「ふくろうくん」の笑いの世界は、男にこそ、わかるのかしらん。
そんな息子も、この春、高校3年生になりました。「ふくろうくん」で、笑い転げていたのが嘘のよう。
かなり前に、「夏目漱石ぐらい読んでおくか。」と言って「こころ」を読み始め、その後、苦戦していた息子くん。
読みやすい本を息抜きに読みたい!と言うので、母の推薦図書。
クリスマスにプレゼントして、この春、漱石先生のおかげで、ようやく読み時を迎えたらしい「殺人者の涙」。
「良かった!面白かった!」と、わざわざ報告に来てくれました。
プレゼントした甲斐がありました。ことり文庫さんに報告しに行かないとなあ。
「モモ」は、子どもの本じゃないの?と言う人がいるかもしれないけれど、これは、大人こそ読んでほしいと思う。
息子くん曰く、
「これ、ひらがなばっかで読みにきぃ。大人の文庫が欲しい」
だそうで、漢字表記に問題があるそうです(笑)。それでも、一気に読んでいました。
息子が言う通り、大人向けとして文庫が出てもいいよな・・・と思った母。
どの年代が読んでも、その年代の感動があると思われる本だから、ひらがなで、大人が読むハードルあげて欲しくないなあ。
しかし、この本を読んで以来、「早くしなさい!」と言うと、「あ。母さん、時間泥棒にとられてるね。」とか言ってくるから、面倒くさいです。
モモが、あんまり面白かったというので、「はてしない物語」も出しておいてあげたら、読んでしまいました。
これ、まだ感想聞いてませんが、あの分厚い本を読んだからには、面白かったのでしょう。
最近、村上春樹などに傾倒していたので、たまには、大人も読めるファンタジーも良かったのかな。
立派に母の後を継ぎ、活字中毒患者になりつつある息子に、図書館で借りてきた又吉さんのエッセイも勧めました。
この本、私も読み終えたばかりですが、かなり面白いです。
でも、学校が始まっちゃったから、図書館貸し出し期限内に読めるかな?
母となんて、ほとんど口を聞いてくれなくなった息子ですが(というか、ほとんど会わない。部活の後は塾で勉強してくるからなあ。)
本のことだけは相談してくれるし、感想を述べにきてくれるから、ありがたい。
不思議なもので、子どもの頃は、「感想を言い合わない」というルールを守り続けて読み聞かせしてきたのに、いつの間にか、
意見を戦わせるようになっていました。例えば、ハードボイルド・ワンダーランドのラストの解釈とか。
でも、時々、意見が割れて言い合いに発展したりします。
若いって妥協しないし、年をとると頑固になるし、ね。
両極の2人だから、大変です。
でも、悔しいことに、物忘れの激しい母は、覚えている本の内容が息子にかなわないので、結局、そこから攻められて
負けてしまうのでした。脳トレしよう。
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昔やってたジムボタン(知らないかな)も
ミヒャエルエンデだよね
エンデさんのお話って、両親がいないか、片親の
話が多いのかな?
モモも果てしない物語も映画になってますね
そうそう、がまくんのお話って教科書にも
載ってる?
せっかくだから、読んでみようかな。(私がね)
娘さん、ついこの間まで、がまくんのお話が教科書にのってる!と、大騒ぎでしたよ~
お手紙の話だよね。
あれは、もっと大きくなってから読んだほうが、味わいがあるような気もしますが、
2年生は、2年生なりに面白いんだろうね。
がまくんは、大人になっても読み返したい。本当に、面白い!
ちなみに、詩の朗読好きの担任の先生に当たり、ただ今、詩の朗読に興味が移行中の娘さんです(笑)
担任の先生の影響って、大きいよねえ。