『ながいながい旅』エストニアからのがれた少女
絵・イロン・ヴィークランド 文・ローセ・ラーゲルクランツ 訳・石井桃子
アストリッド・リンドグレーンの写真集と共に借りてきた絵本。
アストリッドの作品の多くにに、イロン・ヴィークランドという画家が挿絵を描いています。
ああ、あのロッタちゃんの頑固で愛らしい顔!
彼女がどうして、絵を書くようになったのか・・・
その訳が、その生い立ちが、この絵本に綴られています。
切なくて、悲しい、少女の物語。
この地球から戦争がなくなる日が、いつか、きっと訪れると信じたいと
願わずにはいられませんでした。
どうかどうか、小さな女の子が(男の子が)、こんな悲しみを背負わず、
平穏に、楽しく、遊んで!暮せますように。
写真集で、イロンとその犬の写真を見つけたときは、感激しました。
写真集とともに手にすることが出来て、とても幸せです。