ぼちぼち日記

大切な日々のこと

優勝カップ!

2006-10-27 05:58:02 | つぶやき

 『優勝カップ』

息子は、一年生の時から剣道をやっている。
テレビの影響で、幼稚園の頃から『弓道』に憧れていた息子。小学校に入学した頃、友だちとやり合っては、泣いて帰ってくることが多かった息子に、何かスポーツでもやろうよ!と持ちかけたのだが、彼が選んだのは、もちろん『弓道』!
でも、弓道は、小学生には無理(弓が大きいですからね~)。そこで、彼が選んだのは、同じ袴をはいてできる『剣道』でした。
なんだか、ちょっと違う気もするけれど、ま、いいか
(我が市は武道が盛んで、市が運営する弓道場や武道館があるのです。おかげで、弓道、剣道、柔道、合気道、空手・・・いろんなクラブがあります)

ところが、やってみると・・・背が低いので、とにかく、不利。防具をつけると、まるで防具が動いているみたい
教場に来て下さる(ボランティアの)先生から、「ぼくも小さくて苦労したんだ・・・」「ぼくの息子も小さくて・・・」と、何度、声をかけられたことか
練習が終わると、息子を見つけては「頑張ろうな」と、肩をたたいて下さるんですよね~。みなさん、色々な意味で「背」では苦労したのですね。きっと。
男の世界って、そういうものなのかもしれません。

でも、息子が弱いのは、背のせいだけじゃない。
一人っ子同然で育っているから、とにかく、のんびり屋。ぼ~っとしているから、あのスピードについていけないの。なにしろ、相手の一瞬のスキを狙う競技ですから・・・。息子くん、スキだらけだっちゅうの。
そんな息子に、最近、変化が・・・。
背が低いから「こそ」出せる技を考えたと言うのです。その技を出すために、まあ、よく動く、動く。相手もやりにくいのか、良い勝負に持ち込むことが多くなってきました
そして、とうとう、先日の市の大会(中学年の部)で、3位に入賞
そして、おととい、通っている教場内の練習試合で、とうとう優勝

優勝といっても、休みの子が多かったという、好条件が重なったんですけどね。
本人も、口では「いつもの半分しか来なかったから」と照れていましたが、それでも、やっぱり嬉しそう!いいんだよ、いつもの半分の人数だって。君が頑張ったことに、変わりはないんだから!

おかしかったのは、息子の言葉。「背が低くて良かった~」だって!
3年前まで、「チビ」と言われたといっては、泣いて帰ってきたのにね。うふふ。

ハンデだと思っていたものを、良いところに変える!その術を見につけたんだね、君は!この先、きっと、色々な壁にぶつかるだろうけれど、君は、それをチャンスに変えることができるハズ!だって、背の低さという、自分ではどうしようもない身体的なハンデを、チャンスに変えたんだもん。
おめでとうおめでとう
たとえ最後になったとしても、この優勝カップは、きっと一生、あなたの心に残るだろう。カップは、来月には、また違う誰かの元にいくだろうけれど・・・このカップからもらった、大きな自信を決して忘れないでね!