
私の情報は、facebook twitter. を確認ください。
「中華街を大切にする人」「ご利用する人」にはご協力をします。
中華街で知りたいこと、紹介してほしいこと等あれば ご連絡ください。sosamu@ya2.so-net.ne.jp
中華街を好きになってくれる人が増えることを願っています。
中華街で鍋を楽しむ。テレビの取材で、
南粤美食「お粥鍋」(テレビ朝日「うらめしや」)
ひょんな事からテレビのお手伝いをする事になった。今日は、私の推薦する店のロケ日であるが、予定時間になってもお呼びが来ない。ディレクターから「だいぶ遅れるので、南粤美食のロケを一緒に見ませんか」の連絡。そんなわけで、「お粥鍋」を体験することになった。
南粤美食は、私も1回しか入店したことない広東道にある小さなお店、家族経営ではあるが、「お粥」を基本とした豪華な鍋があるらしい。1階は、カンターのみの小さな店舗。そんな豪華(15000円/人くらいらしい)な物があるか知らなかった。
行ってみれば、2階で撮影をしていた。2席程度の小さなスペース。円卓以外のテーブルには、「海鮮類」➀海老➁帆立③いか④あさり⑤海鮮団子、「肉類」⑥鶏肉⑦ゼンマイ(ハチノス)⑧肉団子⑨牛肉(松阪牛A5ランク)⑩雲呑、「野菜類」⑪椎茸(ドンコ)⑫大根⑬南瓜、「仕上げ」⑭蒸し鶏⑮山芋⑯揚げパンなどが準備されていた。
どうやら、非常に緩いお粥に、それぞれの具材を入れて、食べていき、それらを出汁としてお粥に味を生み出していくらしい。私が言ったときには、海老がゆだられたあと、茹でたてを食べて見たが、柔らかく仕上がっていた。
実際に頼んでも、ご主人が下ごしらえ、奥さんが仕上げ(ゆであげ)をするらしい。お二人は片言の中国語であるが、娘さんが日本語は流暢。テレビスタッフとのコミュニケーションを取っていた。これを撮影がすすむのだから、時間がかかるはずである。今回の撮影は非常に丁寧、スタッフ(ディレクター)の気持ちが伝わる。妥協はないらしい。
カセットコンロに、土鍋。お粥を沸かして、素材を入れては食べる。ご主人がおっしゃっていたが、茹でる時間が5~10分かかるので、お酒(紹興酒)がはかどるらしい。うれしそうに私に話してくれた。紹興酒も特別なものを準備しているらしい。
しっかりしているので、ゆであがるとどの素材も美味しそうに仕上げる。この手の技術をご主人はお持ちである。私も、ご相伴にあづかったが、いずれも丁度良い具合にゆであげられていた。奥さんの手腕も見逃せない。中華街は、それぞれの店で技を持っている。大切にしたい。
次第に、お粥には色合いが出始め、いろいろな味が染み込んできたようである。最後は、大根・南瓜・山芋を茹でれば仕上げ、すべてを調理してから、今日初めて入れると言っていた「雲呑」を投入し、食べる。加えるのは揚げパン(今日は謝甜記弐号店から仕入れたようである)。厚く豪快に入れられた揚げパンは、存在感があるが、すべての要素(出汁)を吸い込んでいる。これもまた美味しかった。隠し味には、大漁の「干し貝柱」を入れていることも有り、十分な味。通常に頂いても3時間以上はかかるであろう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます