記録によれば、
看護にあたった母親と妹の食事は
子規とはまったく別膳であった。
まさに薄暗い台所の片隅での
一汁一菜の粗食に耐えた。
ご馳走はすべて病床の
子規の膳に並べたのである。
そこに我が息子、我が兄に対する
無私の愛情を感じる。
子規にだけは栄養を十分に与えて
「早く治ってほしい」
という母親と妹の痛切な願い。
しかし、それは後に
痛恨に変わるのである。
いっぽうで、その粗食、少食ゆえに、
母も妹も長寿をまっとうしたという
なんという皮肉、
なんという結末……!
「長生きしたければ食べてはいけない!?」
著 船瀬 俊介
わずかな収入をやりくりして
用意したご馳走
さぞや高タンパク、高脂肪の
旬のグルメを子規は食べたのだろう
そして子規自身も大食漢
大病していても湧きあがる食欲を
抑えることなどできなかったのかも
ほんの少しでも栄養学とか
アンチエージングとか
そういう知識があったらと思う
人も動物も栄養価の高い
モノばかり食べていると早く死ぬこと
私自身も今回の入院で思い知った次第
ヤマイダレに口三つ
山のように食べると書いて
「癌」と言う字だと
親しい先生が教えてくれた
まったくもって
食欲に任せて食べていると
癌にも糖尿にも心筋梗塞にも
ありとあらゆる生活習慣病への道
美味いモノは給料日にだけ
食べれば良いのかもしれない
早起き鳥
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