借金の最大の魅力は、タイムマシンの夢を実現したことにある。
年２００万円貯金しても
４０００万円を貯めるのに２０年かかるが、
狭い借家暮らしで子育てをし、
子供が成人してから広い家を買っても何の意味もない。
借金は２０年後の４０００万円を現在にタイムスリップさせ、
この問題（ミスマッチ）を見事に解決してくれる。
住宅ローンの金利とは、
タイムマシンの乗車賃のことだ。
借金（レバレッジ）は資産運用における
ターボチャージャーでもある。
うまくいけば、元金を
何倍ものスピードで増やしてくれる。
もっとも、世の中に債務超過のまま
何とかやり繰りしている会社がたくさんあるように、
たとえ家計が債務超過になったとしても、
住宅ローンを返済できているうちは破綻しない。
バブル崩壊で住宅地の価格は
最高値の半分以下になってしまったから
日本中こうしたバランスシートの
企業や家庭があふれて長引く不況の原因になった
「臆病者のための億万長者入門」橘 玲 著
「借金は２０年後の４０００万円を現在にタイムスリップ」何とも衝撃的な甘いささやき・・・
でも心惹かれる強烈なささやきである
ローンを組んでマイカーやマイホーム
夢は実現したが、日々の暮らしはとても苦しくて
死ぬまでお金に振り回されることだろう
僕の３０代４０代はサラリーが右肩上がり
毎年のベースアップが日々仕事のストレスを
解消させてくれるに十分だった
その右肩上がりに乗じて
借りられる借金を目一杯活用させてもらった
さらに何枚もクレジットカードを手に入れて
フリーローンと称する甘い蜜も舐めて放蕩生活
ある時、新しい車が欲しくて金融機関に勤める友人に
マイカーローンを申し出た
すると、その友人に言われた
「お前には貸せない...！
お前は多重債務者リストに名前が載っている」と・・・
驚いた・・・
さらに
「お前たち公務員の信用力評価は低い・・・」とも
たとえ、これから先、
年収が増えるかもしれないが
ブラックリストに名前が記載される
などいうことは世の中のガンと思い知り
以後、クレジットカードのローンは全て返済し、
クレジットカードそのものと縁を切った
そしてあらゆるローンの返済を最優先にした
時を同じくしてバブル崩壊、金融機関の破綻など
失われた２０年へと突入していく
何ともはや、借金とは
将来へのタイムマシン乗車賃・・・
悪魔の囁きと知るべしと我思い知っている
早起き鳥
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