早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

物忘れと老眼...!

2016年04月19日 03時57分43秒 | 読書







 肉体の凋落を嘆いて

自殺してしまったヘミングウェイが

いつの頃から

いかなる折節に自分の肉体の、

彼にすれば裏切りを

感じ始めていたかは知りませんが、


いずれにせよ人間はある年の頃ともなると、

やはり自分も年をとったのかな

と感じいるようになるものです。


例えば物忘れするようになったとか、

老眼の兆しがしてきた、

老眼がずいぶん進んでしまった。



しかし、物忘れに関していてば、

それは頭の中に収われた記憶の量が

経験の体積とともに

飽和に近くなってきていて


余計なことは頭が自動的に取捨選択して

記憶の対象から

省いて捨ててしまうからだともいいます。


  「老いてこそ人生」
          石原 慎太郎 著
     






 物忘れと老眼、

如何ともしがたい切実な悩み

老いるとはなんとも恐ろしい現実

その真っ只中に自分もいる


疲労などという言葉を

持ち合わせていなかった若い頃

どんなに走っても疲れをしらなかったし

2徹、3徹夜など朝飯前だった


著者は物忘れを

記憶量の飽和状態と述べておられるが

僕の頭が飽和状態だとは到底思えない

でも今の今のことを物忘れしてしまう

「今、何をしようとしたのだろう」

「今使っていた筆をどこに置いたのだろう」

こんなことを繰り返して

老いは深まっていくのだろう


そして最近、やたら涙もろくなって

朝のドラマを見るだけで泣けてくるし

高校野球などはあまり見ないようにしている

日曜日、お昼の「のど自慢」でさえ、

合格者の喜びの涙にもらい泣き


きっとこれは老いとともに

情緒豊かになってきたのかもしれない

たしかに左の脳はもう

飽和状態というか老化が激しいけど

右の脳がビンビン活動してきているのではと

都合のよい感じ方をしている今日この頃である


     早起き鳥




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