早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

私には書くネタがない…!

2013年02月15日 03時17分45秒 | 読書







私が処女作を
書いたのは37歳の時、
志をもってから12年たっていた。

しかし残念ながら、
売れゆきが悪く初版倒れになった。
私の本への志は、
それで消えかけていた。

ところが、その処女作が
気に入ったということで
雑誌原稿の連載を
依頼に来てくれた編集長がいた
(日報の小川稔さん)

依頼はうれしかったが、
私には書くネタがなかったし、
おもしろそうでもなかったので断った。

それなのに小川さんは、

「一年間、
スペースをあけて待っています」

と言ってかえって行った。

 「生きる力が湧いてくる本」
        著 伊吹 卓


     
     













書くネタがない
とお断りされた先生
どんな想いだったことだろう

書くことが志であったろうに
ネタがなく、そのうえ、
おもしろそうではなかったとか

でもその雑誌社の編集者の熱意あって
毎日スーパーマーケットでの観察
ネタ探しが功を奏し

36か月にも及ぶ長期連載となったと、
この本には書かれてある

なんと、すごい御縁というか、
まさに赤い糸
出会うべくして
出会ったベストマッチ

あきらめなかった雑誌社の編集者
そしてスーパーで一日中
立っているという行動に出た伊吹先生

並みじゃない人のすることは
本当に半端じゃない
やることも想いもつかないし
あまりに突飛押しもないことをなさる

そして
「一年間、
スペースをあけて待っています」

これは編集者としての「勘」?

志という覚悟と決意はすごいものだ 

     早起き鳥





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