私が処女作を
書いたのは37歳の時、
志をもってから12年たっていた。
しかし残念ながら、
売れゆきが悪く初版倒れになった。
私の本への志は、
それで消えかけていた。
ところが、その処女作が
気に入ったということで
雑誌原稿の連載を
依頼に来てくれた編集長がいた
(日報の小川稔さん)
依頼はうれしかったが、
私には書くネタがなかったし、
おもしろそうでもなかったので断った。
それなのに小川さんは、
「一年間、
スペースをあけて待っています」
と言ってかえって行った。
「生きる力が湧いてくる本」
著 伊吹 卓
書くネタがない
とお断りされた先生
どんな想いだったことだろう
書くことが志であったろうに
ネタがなく、そのうえ、
おもしろそうではなかったとか
でもその雑誌社の編集者の熱意あって
毎日スーパーマーケットでの観察
ネタ探しが功を奏し
36か月にも及ぶ長期連載となったと、
この本には書かれてある
なんと、すごい御縁というか、
まさに赤い糸
出会うべくして
出会ったベストマッチ
あきらめなかった雑誌社の編集者
そしてスーパーで一日中
立っているという行動に出た伊吹先生
並みじゃない人のすることは
本当に半端じゃない
やることも想いもつかないし
あまりに突飛押しもないことをなさる
そして
「一年間、
スペースをあけて待っています」
これは編集者としての「勘」?
志という覚悟と決意はすごいものだ
早起き鳥
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