早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

たった一度のゼロ・・・

2018年02月21日 04時09分40秒 | 読書





 「眼を見張るような数字も

最後にゼロをかければ

ゼロになる。」



1994年投資銀行

ソロモン・ブラザーズ出身のジョン・メリウェザーが、

ヘッジファンドLTCMを立ち上げた。

資本の25倍のレバレッジを使って利益を生む計画で、

損失は最大でも資産の20%という見通しだった

レバレッジとは多額の借り入れを使って

自己資本にテコ入れし、収益率を上げることだ。

バフェットは参加しなかったが

多くの著名人が経営陣に加わったことで

12億5000万ドルもの資産が集まった。


3年間は順調に見えた。

資本は70億ドルにまで増え、

資産と負債もほぼ同額だった

しかし、98年にロシアが

対外債務の支払い停止を宣言して

世界の金融市場がガタガタになると

LTCMも数日で資本の半分を失ってしまう。


「本当に頭のいい人たちがこれまでに

何人も痛い目に遭いながらも

学んで来たことがあります。

それは眼を見張るような数字が並んでいても、

最後にゼロをかければ

ゼロになってしまうということです」


   「1分間バフェット」

            桑原 晃弥 著




     









相場の難しさは

たった一度の失敗で全てを失うということ

それは古今東西、全く同じで

結局のところ、

莫大な資産を保有するビッグプレイヤーが

時間と資金に物言わせて一人勝ちする土俵なのだろう

素人が太刀打ちできるところではないのだが

その素人がいなくては成立しないのもまた相場

ビッグプレイヤーがボロガチするためには

素人の相手がいなくてはならない


さらに成金のビッグプレイヤーもまた

一度のミスで全てを失って

一発退場の憂き目にさらされる

数%の大富豪と大多数の素人の勝負

そしてその数%の大富豪が

その相場のほとんどの資金を有しているのだから

ママチャリでFー1レースに出るようなものである


いかに資金管理が重要であるかが理解できる

自分の人生を支える大切な資金を

相場に投じること自体が間違っていると

言わざるを得ない

相場で10戦10勝などあり得ない

たとえ1勝9敗であろうと絶対にゼロにならない

資金管理とロスカットの重要性が

大切だと言われる所以である


これ人生における信用力に匹敵しそう・・・

たった一度の失った信用はもう取り返せない

この信用力を永久に保持するには

強い意志とたゆまぬ努力を持ってしか

その方法はなさそうである



       早起き鳥




人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。