早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

Everybody else is doing it.

2018年03月26日 05時34分38秒 | 読書





 「ビジネスの世界で最も危険な言葉は

『他の誰もがやっている』だ。」



誰かがすでにやっていると、

それは一種の安全保障になるようだ。

「前例がない」

はノーを言う時の定番の枕詞だし、

「売れている」は「すぐに追随しろ」

と言う意味に使われる。


これは問題行動においても同じようだ。

2006年、米国企業100社以上が

ストックオプション(自社株購入権)

の付与日を不当操作して大問題になった。

自分たちが受け取る利益をかさ上げする、

強欲で恥ずべき行為だが、

名だたる大企業が当たり前のようにやっていた。

バークシャー・ハザウェイは不正とは無縁だったが、

バフェットは傘下の企業に、

こう呼びかけた。


「他社が問題含みの行動をしているから、

我が社が問題含みの行動をしても

大丈夫と思わないように。

ビジネスの世界で最も危険な言葉は、

五つの単度で表現できます。


「他の誰もがやっている

Everybody else is doing it.

です」




   「1分間バフェット」

            桑原 晃弥 著




     









コンプライアンスに対する

バフェットの厳しい考え方が伝わってくる。

それはもう危険水準ギリギリまでなら許される。

などと言うものではなく、

同業他社は許されても自分たちは近寄ることもご法度

言い訳さえならない厳しさである

それはもう法律の会社の問題ではなく、

名誉とか信条の世界の問題

バフェットのプライドが物申すと言う感じである


前例踏襲の二番煎じ!

こんな風潮の組織に未来などないと思うのだが、

それを頑なに守り通している世界がある

それはエリート集団の組織、官僚組織であると思う

トップの資質がものを言う世界ではあるが

その組織に40年勤めた僕の経験上言えること

 
官僚組織のエリート幹部は

ともかく自分の在任期間中は

絶対にミスを犯さず

ミスがあったとしてもそれは隠し通す

そしてそのミスは自分の預かり知らない部下の範疇

そんな組織の中で犠牲となった

中間管理職に末端職員は数しれず

不幸な出来事さえ起こりうる世界である


バフェットの言う

「Everybody else is doing it.」

この五つの単語が身に沁みる・・・



       早起き鳥




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