仏教の「輪廻」は
決して明るい考え方ではありません。
仏教は、生きていることは
苦しいことだと考えます。
輪廻を繰り返すこと、
つまり何度も生まれ変わることで、
苦しみがいつまでも続くことになります。
この輪廻から抜け出すことが
「悟り」を開くこと、すなわち「解脱」です。
悟りを開くとは
輪廻の輪の外に出るということです。
ゴータマ・シッダールタは
35歳の時に菩提寺の下で悟りを開いたので、
もう二度とこの世に
生まれることはありません。
二度と生まれ変わらずに、
一切の苦しみから解放された境地に至る。
これを「涅槃に入る」といいます。
解脱して涅槃に入ることが仏教の理想なのです。
これは「良い状態に生まれ変わること」
を求めているのではなく、
二度とこのように
生を受けることがないのが理想の姿。
こういう考え方が本来の仏教です。
他の地域の宗教とは大きく異なるものなのです。
おとなの教養 池上 彰 著
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教と
世界を創造した唯一絶対の神に対して
仏教は解脱して涅槃に入る
仏教には唯一絶対の神が存在しない
すなわち神が存在しないというブッダの教え
所謂、ブッタの哲学が仏教だと
今ままで浅はかな僕には
ブッダが唯一絶対の神だと思っていたけど
そうではないとのこと、
僕にはこのことは大きな衝撃である
とはいえ、輪廻転生、解脱して涅槃に入る
などという言葉は知っていても
その本質を全く理解していなかったようだ
単にアジアの国だから、ブッダの教えを通して
ブッダというお釈迦様にすがって
お釈迦様を信じてきたのは間違っていたようである
悟りを開き輪廻の輪から抜け出ること
それは今の自分ではない自分に進化して
ブレイクスルーすること
できないことではない気がするし、
あえて輪廻転生など知りたくない
という浅はかな気持ちもこれあって
仏教もなかなか奥深く
理解するのは骨が折れる
と何やら脈絡のない今日のお話となりました。
お許しを・・・・
早起き鳥
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