食べ物を味わって
食べる機能を取り上げられると、
生きる意欲を失います。
脳の機能が低下し、
胃自体の機能も低下します。
食べ物を味わって食べないで、
ただ機械的に胃に注入されると
消化管粘膜は萎縮します。
その上、胃ろう造設のとき、
腹壁に固定された胃は動きが制限され、
内容物の停滞が起こります。
腸も胃と連動していますから
動きが悪くなります。
胃ろうのもう一つの合併症は便秘なのです。
「平穏死」という選択
石飛 幸三 著
食べ物を食べる喜びを取り上げられるなんて
それはもう「生ける屍」
食べられなくなるということは
それはすなわち餓死に向かって歩むということ
それは止むを得ないことだと誰しも思えるが
でもその人が若く
まだまだ生きる望みのある人なら
胃ろうの後にまた回復という望みが期待できるが
老い先短い痴呆老人に
それを期待するのは如何なものか
かといって、医療機関から
「年寄りを無残に餓死させるつもりか!」
と指摘されるのもこれまた辛い
とはいえ、味もわからず、
ただただ、生き延びるだけの延命治療を
受け入れるのもまた納得がいかない
嫌な思いをせずに利益を得るのが医療機関
なんとかならないものだろうか・・・
こんなひどい病院がないことを願いたい
早起き鳥
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