人が富み栄えたり、貧乏したり、
死んだり、生まれたり、
長生きしたり、早死にしたり、
儲けたり、損したり、
はずかしめられたり、集ったり
これらは皆、
定まった運命でないものはない。
ただ、これを前もって
知らないだけなのだ。
たとえば、あやつり人形の
芝居のからくりは
ちゃんと具わっているのに
これを見る人が
しらないようなものだ。
「言志四録（言志録）」 佐藤 一斎 著
人生すべからく運命とは味気もそっけもない
あやつり人形を見る観客のように
ドキドキしながら生きる方が
おもしろいような気もする
でも佐藤先生は
人生、苦しみ、想い惑うような
生き方をするな
人生捨てたものじゃない、
あやつる人になろうではないか
運命の糸には逆らってはいけないが
自ら運命の糸を
引っ張っていこうではないかと
叱咤激励のように思えてならない
早起き鳥
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