苅谷剛彦さんは、
母親の学歴と子供の学習時間の間に
相関があることを統計的に指摘しました。
一般的印象としても、
社会上層の家庭の子どもたちは
下層家庭の子どもたちよりも
学力が高いように思われる。
その理由はふつうは
裕福な家庭は子どもに
贅沢な教育投資を行うことが
できるからであると説明されますが、
もう一つもっと深い理由を
見落とすわけにはゆきません。
それは、上層家庭の子どもは
「勉強して高い学歴を得た場合には、
そうでない場合よりも
多くの利益を回収できる」
ということを信じていられるが、
下層家庭の子どもは
学歴の効用を信じることが
できなくなっているということです。
ここにあるのは
「学力の差」ではなく
「学力についての信憑の差」です。
「努力の差」ではなく
「努力についての動議づけの差」です。
「下流志向」著 内田 樹
たしかに親として
自分のできなかったことを
子どもに求めるのは
ちょっと次元が違う気がするし
それが本当に
子どものためになるのかどうか…?
自分が虐げられてきた苦労を
子どもにさせまいと思うならまだしも
自分の欲を子どもに
求めるのもおかしなはなし
自分が歩んできたい人生くらいは
子どもにも歩ませたい
まあまあ、納得のいく
子どもへの期待願望とは…?
親を見て育つ子ども
子どもを見て育つ親
ともに切磋琢磨
親子とは実に素晴らしい人間関係
幸か不幸か子どものいない
自分にとっては無い物ねだり
早起き鳥
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