早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

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特攻のレクイエム

2005年08月12日 01時57分47秒 | 読書

この世を憂い、生きている社会を環境をそして人間関係を憂い、
ああもっと良い世界に生まれ変わって来たい
とそう思えてならない。
そして今度生まれ変わったら、
もっと裕福に、もっと偉く、もっと強い人になりたい。
ともっと、もっとと「more and more!」である。
特攻隊員達とは全く違った人生観世界観だな。
明日お国のために、敵艦に突っ込む!
17、8の青年というか子供達がどんな想いでいたのだろう。
まだ高校生だ。青春全開!
死ぬなんて考えられないだろうな。
そんな人達がいたことを決して忘れないでおこう。
僕が今まで生きてきて一番崇高だったこと。
思い返すのだけれど、自分の事以外で生きたことが無いな…!
ボランティアも奉仕活動もなにもかもが自分のためだな。

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限られた生を一生懸命生きる。
特攻隊員彼らは人生の一瞬一瞬を大切に生きようとしている。戦死した特攻隊員は天から与えられた寿命を全うしなかったかもしれない。しかし、そこには七十、八十代まで生きた人間にも決して劣らない人生の結晶化した重みがある。

 今度生まれ変わってくる時は「陸軍大将」、「海軍大将」とか様々な欲が見え隠れするのではと思うが、彼らは「草花や蛍になって生まれ変わって来たい。」とこう考える境地にまで至っているのである。
 特攻隊員には何の見栄も欲も無く、後世の歴史家に英雄視されたいという気持ちも無かったのである。また彼らは自分達の生まれた時代が戦争という暗い影に彩られていたことに何ら不平不満を漏らしていない。もしそうであれば、日記などに「平和な戦争の無い世の中に生まれ変わって来たい。」と書いていたはずだろう。

 特攻のレクイエム 工藤雪枝
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