ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

横浜の超高層ホテルで鳥たちの視点を楽しむ。

2007-11-27 14:38:28 | 横浜
人間は古代から、鳥たちのように天空から地上を見渡したいという欲望をもっていた。
それは本能に近く、あらゆる時代の支配者達がその欲望を手に入れ誇示しようと、ピラミッドや城など超高層の建造物を作り続けてきたのだ。
私達は幸運なことに、その欲望が誰でも簡単に手に入る時代に生きており、私も、たまにはそんな風景を見てみたいと横浜に向かった。

チェックインしたのはランドマークタワー上部のロイヤルパークホテル55階。
日頃の行いがよほどよかったせいかその日はほとんど雲一つない快晴で、山下公園、ベイブリッジ、さらに山手や本牧はもちろん遠くには三浦半島も霞んで見える。
望遠鏡を持ってくればハワイのアラモアナショッピングセンターあたりまで見えたかもしれない。
真下を見下ろしてみれば日本丸が小さくドッグに入っており、甲板を人がアリのように動いている。
ううむ、面白い。
鳥たちは毎日、こんな風景を楽しんでいるのか。
うらやましい。

夜になると風景は宝石を散りばめたような光の洪水で、昼間とはまた違った趣がある。
中層ビルの屋上に点滅する航空機用の赤いライト。
繊細に、しかし暖かく点された汽車道の明かり。
波打ち際で海を何時間眺めていても飽きないように、この風景もまた飽きることがない。
(鳥たちは鳥目ゆえこの夜景は見えないのだろうか?)
時がたつにつれ明かりはひとつふたつと少なくなり、街には静寂が訪れる。

これは温泉にも勝るリラクゼーションだなあ、と私は思った。









コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オシムが、FAが大変! | トップ | 私の2007年を振り返る。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

横浜」カテゴリの最新記事