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ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

人生初のレコーディング体験。(その3)

2022-12-25 08:55:38 | コンガ(バンド活動)
●ドラマー危機一髪。

レコーディングにはさまざまな方法がある。

理想的なのは大きなスタジオでバンド全員の演奏を1回で録音するもの。
この方法はライブに近く、一体感も緊張感も出せるが、
メンバー全員の力量やバランスがモロに出てしまうのでかなり難しい。
また、大きなスタジオの高価なレンタル料や、
エンジニアの経験、技術も重要となる。

現在一般的なのは、
あらかじめギター、ボーカル、リズムマシーン等で
基本的な部分をラフ録音しておき、
メンバーは各自それを聴きながら、
ひとりずつ演奏したものを重ねて録音していく方法。

ギタリストの自宅には、
24チャンネルミキサーや音楽作成ソフトもあり、
この方法で数えきれないほど曲を作ってきたということで、
バンドもこの方法で録音することにした。

利用したのは中野の小さなスタジオ。
こちらはギタリストが長く付き合いのあるスタジオで、
あらかじめ録音されたパート別の音源を、
編集、加工ができる設備が揃っている、
全員が一緒に演奏するような部屋はなく、
ひとり、ふたりが演奏できる防音室があるだけだが、
誰もが知るアーティストやアイドルの作品を
編集、加工することもよくあるという。

8月のある日、まずはドラムを録音することになった。
ドラマーは自分のセットを持ち込んだ。、
ドラムの数多いパーツをケースから取り出し、
メンバー全員で手伝いながら組み立てていた時、

痛つ、やばい!

とドラマーの声。

一番大きなバスドラムをケースから取り出す際、
腰を痛めてしまったよう。

えー! 大丈夫!

ドラマーは以前にも腰を痛めたことがあり、
またやってしまったようだ。

うわあ、今日4曲叩かなくちゃならないんだよねえ。
無理しないで次回にしようか。
熟年バンドにありがちなトラブルだなあ。

幸いしばらく休んだ後、
ドラマーはいけそうだということで
レコーディングが開始された。

(その4に続く)









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人生初のレコーディング体験。(その2)

2022-12-24 20:42:03 | コンガ(バンド活動)
●そもそものバンドの成り立ちは。

5人のメンバーのうち、
私、ギタリスト、ベーシスト、ドラマーの4人は
東京郊外の高校の同級生である。
しかも、私以外の3人は一緒にバンドを組んでいた。
卒業後、4人の進路はバラバラになり
出会うことはなかった。

それが、還暦を機に初めて開かれた学年同窓会や、
私とバンドを組んでいたベーシストの
死去に伴うお別れ会などがあり、
4人は45年ぶりに再会。
そこで45年ぶりにスタジオセッションをやろう。
ということになった。

私はドラムしかやったことがないので、
ドラムが2人いてもしょうがないと思い、
3人のセッションを傍観するつもりだった。
しかし、ツインドラムの曲を一緒にやろうよ、
と誘ってくれたことが嬉しくて参加することにした。

この歳になって音楽を楽しめるのかと思っていたが、
セッションは思いのほか楽しく、
ずっとバンドを続けていきたいと思った。

ボーカルはギタリストが30年前、
メジャーデビューした際に採用したボーカリストで、
ずっと付き合いがあり、このバンド結成にあたり
声をかけたところ、ふたつ返事で快諾してくれた。

当初はツインドラムのバンドのコピーをやっていたが、
そのようなバンドは少なくネタ切れになりそうだった。
そこで私はコンガに転向することにして
コンガ教室に通い始めた。(このあたり前述済)

45年前、初めてバンドを組んだ高校生が、
45年後、再びバンドを組むことになったのだ。

(画像は高校の卒業アルバム。目を瞑っているのが私、右がギタリスト)

(その3に続く):





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人生初のレコーディング体験。(その1)

2022-12-24 14:55:28 | コンガ(バンド活動)
●レコーディングまでの経緯。

ふぁあ、時の過ぎるのは早いもので、
あっという間にクリスマスになってしまった。

全国的に平穏なクリスマスになると思いきや、
関東以外は大雪になっている模様で、
普段雪が降らない地域が心配です。

私はといえば大きな仕事はほぼ片付いたので、
今年を振り返ってみようかなと思う。

まず最初はもちろん、3年ぶりにハワイに行けたこと。
コロナ禍、直前のツレの骨折、超円安ではあったが、
とにかく、行って良かったなあと思う。
来年はもう少しマシな状況で行ければ良いなあ。

で、2番目に来るのが、
人生初のレコーディング体験である。
貴重な経験だったので備忘録としても書いておこう。

2017年にコンガレッスンのことをチラリと書いたが、
(その1)で終わっている。
レッスンには2年弱通ったかな。

しかし、実は、バンドは成長を続けており、
2018年に1回、2019年には2回ライブを行ったが、
コロナのために2年近く活動休止となってしまった。

休止期間中、何度かメールなどでミーティングを重ね、
プロ経験豊富なギタリストSから、そこらのおやじバンドと同じく、
これまでのように人の曲をコピーしていてもつまらないし、
詩が書ける人も曲を作れる人もいるのだからオリジナルを作ろうよ。
その方が満足感、達成化は段違いだよ。と提案があった。

確かにそうだよなあと私は思った。

全員でのバンド練習は、
昨年後半にようやく少しずつ動き始め、
作詞はベーシストH、作曲はギタリストSで
オリジナル曲を作り始めた。
そして、かなりレベルの高い(自画自賛)楽曲が4曲完成した。

ギタリストSからは、さらに、
これはメモリアルとしても経験としても
レコーディングをして形(CD等)に残すべきではないか。
というこ提案があった。

むかーし、ライブ出演の経験は何度かあったが、
まさかオリジナル曲をレコーディングするとは
まったく思わなかったし、
よほどの音楽好きでバンドをやっている人でも
レコーディング経験のある人は少ないだろう。
ましてこの歳になって、
今やらねばいつやるんだということで、
ミニアルバムをレコーディングしよう、
ということになった。

※レコーディング未経験者は私とベーシストの2人で
後の3人は経験者。

(その2に続く)









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還暦間近からのコンガレッスン。(その1)

2017-10-19 18:43:59 | コンガ(バンド活動)
●楽器レッスンはスポーツに似ている。

このところ頭の中はハワイが大部分を占めているのだが、
記憶の貯蔵庫としてのこのブログに書いておきたいことがある。

それはコンガのレッスン。

きっかけは、この冬に亡くなった同級生のお別れ会で、
数十年ぶりに同級生のバンド仲間に出会ったこと。
仲間のひとりは有名歌手のバックを務めるプロのギタリストになっていた。
後の二人はベーシストとドラマーで、アマチュアながら高校以来ずっと音楽を続けている。

当初その3人が久々にスタジオでセッションをしようというのを聞いて、
元々ドラムをやっていたが10年もドラムを叩いていない私は、それを見学するつもりだった。
しかしドラマーの友人が一緒にやろうよと言うので、
じゃあ、久々に叩いてみるかあとツインドラムの曲をコピーしスタジオに入った。

セッションはめちゃくちゃ楽しく、今後も続けていこうということになったが、
ツインドラムの曲は限られているので、選択肢を増やすためコンガに挑戦することにしたのだ。

コンガ教室を色々探したが、有名な教室では一回あたりのレッスン時間が短く、
習得まで時間がかかるような気がしたので、
現役バリバリのパーカッショニストが開いていて、レッスンを何コマも自由に選べる、
道場のようなレッスンに行くことにした。

初回はなんと、先生とアシスタントと私だけのマンツーマン。
たまたまそうなったようだが、ポジションや叩き方、音の出し方等を丁寧に教えてくださった。
どうやら私は掌が大きく分厚いようで、コンガに向いているらしいが、
先生のような音の叩き分けは非常に難しいようだ。
仲間とのバンドでもサンタナなどコンガが入る曲を数曲選び、
まだめちゃくちゃに叩いているだけだが楽しさが倍増した。

レッスンには数回通ったが、姿勢や手の形、叩く位置、叩き方など
様々なアドバイスをくださるので、二つまではなんとかなるが、
三つ以上は手が混乱して動かなくなってしまうあたりがゴルフレッスンによく似ているなあと感心。

どれくらいで上手くなれるかなあ。

レッスンにはそう頻繁には通えないので、毎日机を叩いて練習するしかないね。






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