猛暑は終わったけれど、大雨が降ることが多い今年の秋。
晴れ間が少なくて、ご近所さんは稲刈りができなくて困っているようす。
うちでは少しでもお天道さまが顔を出したら、わーっとテラスにものを広げる。
もらった栗と稲わら。
栗は一日みずに漬けたあと天日に干すと甘みが増す。
稲はお知り合いから「この束だけ生育が遅くて、後から手で収穫したんだけど、あげる」
と3、4束頂いたので、取り急ぎ干してみて、瓶の中で籾を落とそうかな。新米だー。
柿渋に染めたものも、随時干している。
裏山に生えてる小さい渋柿の木から、なったばかりの青い柿をもいで
水を少し加え、粗く刻んでフードプロセッサーにかける。
息子はこの汁でお絵かき。
わたしはゴシゴシ布を揉んで汁を染みこます。
最初はうっすら。
ゆっくりと薄ピンクから茶色に変色してくる。
何日も紫外線を浴びてのんびりのんびり色をつけていく。
まわりの土の上にあるものをもらってきて
自分の手でなにかにつくっていくことのゆたかさ。
あー土って宝の山だ。