トンネルの向こう側

暗いトンネルを彷徨い続けた結婚生活に終止符を打って8年。自由人兄ちゃんと天真爛漫あーちゃんとの暮らしを綴る日記

ダメージ

2009-10-04 18:50:40 | 
最近、お兄ちゃんはあーちゃんの補助輪なし自転車の練習をさせている。

公園で2人で練習していると、あーちゃんのお友達が集まってきて、
お兄ちゃんと一緒に遊んでいることが多い。

今日はあーちゃんの学校の発表会だった。
朝、いつも公園で遊ぶお友達のお母さんから電話がきた。

『昨日、うちの子がお兄ちゃんとあーちゃんと遊んでいただいたんですが、
お兄ちゃんの自転車の後ろにうちの子が乗りたがり、お兄ちゃんが乗せてくれたら
車輪に足を挟まれてしまったらしく、泣いて近所のお母さんに公園から車で送られて帰ってきました。

その後、痛がるので病院へ連れて行ったところ、打撲と擦過傷という事でした。
でも、まだ痛がっているので今日の発表会はお休みさせて頂くこととなりました。
あさ、あーちゃんと行く約束をしていたらしいので、その連絡と、お兄ちゃんがもの凄く『ごめんなさい。』って謝ってくれて落ち込んで帰って行ったので、心配で電話しました。』


打撲で怪我も軽いとお母さんは仰っていたけれど、あんなに一生懸命練習した、発表会に出られないなんて。。。
大変な事をしてしまった。。

昨日からお兄ちゃんの様子が変だと思ったらそういう事だったんだ。。。
『何で、そんな大変な事があったのに言ってくれなかったの?』

『だって。言い辛かったから。。』

『あの後、病院へ行って、コルセットして、今日の発表会は出られないんだって。
言い辛かったのは分かるけど、電話をくれなかったらお母さん知らないままだったよ。お兄ちゃんはちゃんと謝ってくれたから良いですって言ってたけど、お母さんも謝りに行かなくちゃいけないんだから。
教えて欲しかったよ。』

『俺、もう、あーちゃんの友達と遊ばないようにするよ』

お兄ちゃんは、シュンとして部屋に閉じこもってしまった。

発表会が終わってから、お菓子を買って様子を見におうちに伺った。
お母さんは『そんなつもりでお伝えしたわけじゃなくて、お兄ちゃんが本当に
何度も何度も玄関で「ぼくが悪いんです」って謝ってくれて、すごく落ち込んで帰って行ってので心配で。。。うちの子はお兄ちゃんと遊んでもらえるのをとても喜んでいたので、お兄ちゃんを叱らないであげてください。』

そう言って下さって、本当にありがたかった。
足は、打撲といえどかなり痛そうだった。

学童もしばらくお休みすると言っていた。
そのお母さんも働いているのに本当にご迷惑をかけてしまったと、胸が痛んだ。

お兄ちゃんが、怪我をさせたその子を置き去りにして帰ってきたりしないで、
ちゃんと家まで謝りに行ってくれて良かった。

家に帰るとまだ落ち込んでいるお兄ちゃんに
『ちゃんと逃げずに謝りに行けた事は、すごく良かったよ。あの子が怪我をしないためにはどうすれば良かったのか。これから、またそうなった時にどうすれば良いのかがお兄ちゃんが分かったなら、もう落ち込むことはないんだよ』

『うん』神妙な顔で頷いた。

『お母さんが、また遊んでやってね』って言ってたよ。

『うん』ちょっとホッとしたように頷いた。

なんだか、立て続けに色々あって、本当に疲れたな。