Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

聖ピオ十世会日本:聖伝のミサ(ラテン語ミサ、旧典礼のミサ、トリエント・ミサ)7月6日~9日の報告

2018年07月11日 | 聖ピオ十世会関連のニュースなど
アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様

 7月6日(初金)、7日(初土)と大阪で聖伝のミサを行いました。西日本では記録的な豪雨のために、ミサ聖祭に与ることを断念せざるを得ない方々もおられました。

 大阪の私たちの聖堂ではミサに来ることが出来る方々が集まり、お祈りをいたしました。大阪では、初金、初土と御聖体降福式を行いました。

 また7月6日には、大阪の私たちの聖堂で婚姻の秘蹟を結ばれた兄弟姉妹に女の子が生まれました。

 7月8日(主日)には、東京で聖伝のミサを執行しました。ミサ直後、司祭退堂の直前に、聖ピオ十世会総会のためのノベナをしました。ノベナとして Veni Creator Spiritusを歌い Sub Tuum Praesidium を唱えました

 ミサ後の感謝の祈りの後、まだ帰らずにいた小さなこどもたちとそのお父さんやお母さんたちに出演をお願いして、マーチフォーライフへの参加を呼びかけるビデオを撮影しました。

 その後、有志の方々と私たちは、Dr.リガヤ・アコスタの講演会〜「いのち」を選ぶために:今、呼びかけられていますを伺いに行きました。

 Dr.リガヤ・アコスタとは、長い間お付き合いをさせていただいて、私がマニラの修道院長になってすぐの2010年10月17日(主日)には、マニラの私たちの教会で主日のミサの後にお話をしていただいたことがあります

 アコスタ先生の話を伺って今回特によく理解したことは、避妊薬というのは猛毒であることです。薬ではなく毒だということ、です。数えきれないほどの副作用をもたらす猛毒であって、体が正常に機能しなくさせる毒だということです。

 9日(月)には11名の方々が朝7時のミサに与ることができました。天主に感謝!

 愛する兄弟姉妹の皆様から頂いたご報告をご紹介いたします。

天主様の祝福が豊かにありますように!

トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)

【報告】【大阪】
アヴェ・マリア・インマクラータ!

7月の初金、初土の御ミサに与りました。
記録的な大雨で、全く雨が止まない日が続き、ああ、マリア様がこんなにも悲しまれていて大粒の涙を流されているのかなと思い、特に聖母の汚れ無き御心をお慰めする意向と暴雨のせいで命を失ってしまった方、苦しまれている方の為にお祈りを致しました。
私はベネディクションの時間が特に好きなのですが、2日間ともその機会をあたえてくださりロザリオも唱えて、大変充実した時間を過ごしました。天主様に感謝いたします!!
その素晴らしい提案をしてくださった、小野田神父様に感謝いたします!お説教もマリア様の御心とイエズス様の聖心はどのように一致しているのかというお話で、勉強になりました。
またブロクに記載されたら読みたいと思います。
天主様に感謝いたします。


【報告】【東京】
Dear Fr Onoda:

今日の東京でのミサの参列者数は下記の通りです。

ミサの参列者数
男: 19人(内、子供3人)
女: 22人(内、子供3人)
計: 41人(内、子供6人)

【報告】【東京】
アヴェ・マリア・インマクラータ!

聖霊降臨後第7主日のごミサをありがとうございました。
お説教では、実りとは何か?王とは何か?王に仕えるための畏れとは何か?を黙想いたしました。以下に、その三つを思いだして纏めてみました。

1、私たち洗礼を受けたものが、最後に実らせるものとは、永遠のいのちであること、本当に甘美なものがもたらされなければならない。

2、生きていく途上には、二人の王が君臨している。一方には、バビロンの平地で煙と炎でハッキリしない闇の奥の玉座に獣のような王が座っている。また一方では、エルサレムの小高いところ、澄みきって明白なところにイエズス様が、ご謙遜に立っておられる。そしてバビロンの闇の王は、この世の富や欲望と、地上での名誉を望ませて、傲慢に膨れるように、仕向ける。他方イエズス様は、この世の財産への軽蔑と十字架と苦しみを愛することとご謙遜を教えてくださる。私たちは、このどちらの王に仕えるか、二つに一つだ。

3、イエズス様は、ご自分の王国が広まるよう兵士を送ろうとされる。兵士とは、堅振によってキリストの兵士となるわたしたちのことだ。(イエズス・キリストの)王に仕えるには、、主への畏れがなければならない。主への畏れつまり敬畏は、堅振によって与えられる七つの実りの一番初めの賜物のことである。(七つの賜物は、敬畏、孝愛、知識、剛毅、賢慮、聡明、上智。)この敬畏がなければ上智までたどり着くことができない。
畏れには二つあり、一つは奴隷の畏れでもう一つは子供の畏れ。子供の畏れとは、愛すべき方を悲しませることを畏れる、罪をおかすことを畏れることを言うのであり、この敬畏の賜物は謙遜であることから来る。つまり主への畏れとは謙遜のことである。その謙遜の実りこそが永遠のいのちだ。

お話をお聞きして、8月のデ・ガラレダ司教様さまの堅振式を前に、堅振のことを復習できたように思います。私も二年前にマルレ司教さまから堅振の秘跡を受ける恵みをいただきました。聖ピオ十世会の司教さまから堅振を授けていただけたこと、とてもうれしかったです。

イエズス様とマリア様が侮辱されることを悲しむだけでなく、キリストの兵士としてマリア様のはしためとしてするべきことをしなければと、思うようになりました。今年も多くの方が堅振の恵みを受けることができますようにお祈りいたします。

また、この日は聖ピオ十世会の総会の成功のためにご聖体拝領をして、ノヴェナとして続けていたVeni creator を歌い「聖母の御保護に寄りすがり奉る」の祈りも特別に皆で唱えました。総会が実りあるものとなりますように。

(そして西日本で大きな災害に見舞われている方々のことを心に留めてお祈りしました。)

午後は、イグナチオ教会の岐部ホールで行われたDr.リガヤ・アコスタの講演会に行きました。イグナチオ教会の信徒でいっぱいだろうと思ったのに、主に外国人の信徒たちがあまり多くなくいらっしゃるだけでした。聖ピオ十世会の方は10名ほどだったでしょうか。

お話はとてもよいものでした。いのちを守る運動が今どれほど重要かということがスライドを使って講演されました。避妊や中絶が、“受胎した瞬間から人間であるいのち”を脅かすものであること、そしてそれは女性の身体をどれほど蝕む怖しいものでもあるかということが、科学的にそして温かいやさしい声で説明されました。安全な家族計画の方法も紹介され、胎のなかの命を守ることはカトリックの教えにハッキリ基づいていると証言されました。

その講話の中には、Dr.リガヤ・アコスタの個人的な信仰体験が織り込まれていました。それは、午前中の小野田神父様のお説教をもう一度復習しているような内容でした。

私は昨年のマーチフォーライフへの参加をきっかけに、プロライフのことを知るようになりました。最初は神父様のお話を聞いていても、心のなかで“おそらくプロライフというのは信仰には直接関係ないだろう“と感じました。でも、徐々に考えが変えられました。その下地があったので、Dr.リガヤ・アコスタの奥の深いとても難しいお話が理解できたのだと思います。(そうでなければ博士の言葉が心に入るのをゆるそうとしなかったかもしれません。)

そして驚いたことに、小野田神父様はフィリッピンでDr.リガヤ・アコスタと一緒にいのちのために活動されてきたということが、アコスタ氏自身の口から紹介されました。このすばらしい巡り会わせに感謝いたします。

Dr.リガヤ・アコスタの信仰の回心の話は、実際にキリストの兵士として生きるカトリック信者のお話でした。アコスタ氏は、以前はこの世の王に仕えていたが、ある大きな回心がありそれからはキリストの王の方に仕えるようになられたこと、そしてどんなに苦しいことがあってもイエズス様は守ってくださったし、その苦しみは自分の罪の償いのために当然と思われたということ、・・というようなお話には、とても胸を打たれました。

実際のところ避妊や中絶や結婚そして人口問題などは、特別な教育と知識が必要なものもあります。でも、ごく普通の人間が自分の良心の奥ふかいところからからの呼びかけに耳を澄ませるなら、カトリックの信仰に反しない生き方をせざるを得なくなるでしょう。ということは、これは信仰のことと深く結びついた話なのだと理解いたしました。天主の戒めに反する生き方を選ぼうとするなら、破壊破滅しかないかもしれません、天主がどれほど大変憐れみ深い方であっても、私たちが信仰に反した生き方を続けようとするなら、未来はないかもしれませんから。

この日は、二人の司祭が参加されていました、小野田神父様とニコラス神父様です。ニコラス神父様は少し前に数年のあいだ東京の赤羽教会で司牧してくださっていたとてもよい神父様で、ここでまたお会いできてとてもうれしく思いました。講演の中で博士とのご縁が紹介され、やっぱり素晴らしい神父様だと思いました。この方はアメリカ人の神父様ですが、マーチフォーライフに参加される予定の神父様がたは、ポーランド人やブラジル人やフランス人の神父様達のようです。

日本人のカトリック信者や神父からはほとんど無視されているに等しいプロライフですが、そういうなか菊池大司教様・前田枢機卿様、ジョセフ・チェノットウ教皇大使様がメッセージを出してくださったことは、これから日本の教会にも広まる希望があるように思います。本当の意味で日本にカトリック信仰が復興するためにも、このいのちの運動プロライフがもっと広く伝達されてマーチフォーライフへの参加者が増えることを心からお祈りいたします。

Dr.リガヤ・アコスタの『〜「いのち」を選ぶために:今、呼びかけられています。』に参加できてよかったです。小野田神父様のおかげで、信仰のうえで分からなかったことも、不思議にいろいろなことが結びついてはっきりとしてきていますこと、感謝申し上げます。いつも本当にありがとうございます。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。