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「特殊な場合」の例外

2010年11月30日 | トマス小野田神父(SSPX)のひとり言
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、

 私たちは「特殊な場合」にはコンドームが肯定的に評価される、と聞かされました。罪に染まった男娼の場合、などと。しかし、一般的には悪だ、と。

 歴代の教皇様たちは、本質的に・内在的に・それ自体で自然に反する行為はいかなる状況も場合も、どれ程「特殊な場合」であったとしても、自然に適合する良い行為にはならないことを教えています。

 本質的に・内在的に・それ自体で自然に反する行為は、「特殊な場合」のために肯定的な良い行為にはなりえないと、歴代の教皇様たちは教えてきたのでした。



 さらに別のことを考えました。ここからは私の感想ですが、「特殊な場合」が一般的することをあまりにも多く私たちは見て来たからです。

 第二バチカン公会議は、ミサは必ずやラテン語を使いグレゴリオ聖歌を守ることを高らかに謳いました。但し、「例外的に」国語のミサをすることが許可される、と。結局、例外が規則になりました。

 手による聖体拝領も本来は禁止され、「特殊な場合」の例外的に許されるはずでした。しかし、結局は例外であるべきが規則になりました。

 女子の侍者も禁止されていました。但し、ついに「例外的に」許され、一般的になりました。

 コンドームも同じ道を辿る危険性が有ります。


主よ、我らを憐れみ給え!

聖母よ、我らを憐れみ給え!

聖母の汚れなき御心よ、我らのために祈り給え!

聖ヨゼフ、我らのために祈り給え!

聖ピオ十世よ、我らのために祈り給え!

愛する兄弟姉妹の皆様の上に天主様の祝福が豊かにありますように!!


トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)

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