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横浜の桜をめぐる-3 港の見える丘公園

2015-04-09 17:14:08 | その他
江戸時代末期、横浜が開港した際に、イギリスとフランスの軍隊が当地に駐留した。
太平洋戦争後も、アメリカ軍など進駐軍がこの地を接収した。接収が解除になってから、横浜市が公園用地として手に入れ整備し、1962(昭和32)年開園した。
この公園は、終戦直後の1948(昭和23)年にヒットした流行歌『港が見える丘』にちなんで命名された。
山下公園と並んで、横浜市の観光地の公園のひとつで、横浜港を見渡せる高台に位置している。
港が見える丘公園といえば、バラの花なのだが、今回は桜を求めてこの公園に上がった。







スタジオジブリ作品『コクリコ坂から』では、主人公が毎朝、下宿屋の庭で信号旗を揚げるシーンがある。その下宿屋・コクリコ荘がある場所はこの公園がモデルといわれる。
公園に2枚の旗がたなびいている。旗の意味は「安全な航海を祈る」だそうだ。











『港が見える丘』がベースとなって誕生した歌がザ・ピーナッツの『手編みの靴下』(作詞:岩谷時子/作曲:宮川泰)ということ。この曲はそれほど知られていないが、詞を代えて大ヒットしたのが園まりの『逢いたくて逢いたくて』である。日活で園まり主演の映画化がされて、相手役にはなんと渡哲也というからスゴイ。
また、横浜の代表的なご当地ソングとなっている1969(昭和44)年に大ヒットした、いしだあゆみさんの「ブルー・ライト・ヨコハマ」はこの公園から見た、横浜と川崎の工業地帯の夜景をイメージしたものだという。


訪れた日:2015.3.30


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