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忍野八海と山梨ブドウ狩り

2015-08-15 18:34:08 | 観光
わが家の夏休み恒例となった山梨ブドウ狩りへファミリー10人で出掛けた。
粒の大きいブドウの収穫期に入ると云うので、いつもより一週間遅らした。しかし前日よりお盆渋滞が始まったと報道されて渋滞が気になったが、大きな渋滞にははまらずに友人が手伝う甲府市郊外のブドウ畑に着いた。
    
今年は7月前期の長雨によってデラの種ありが一部発生して、訪れた栽培農家では全て出荷しない大打撃となった。

ここの畑では、8千房のブドウがなっており、そのひと房ごとに種なしへの処置をして、ひと房ごとに笠をかぶせる作業を行い収穫を迎えたのに、商品にならないことは我々には分らぬ感情があることだろう。
このため、いつもと違ってツルにはたくさんの房が着いていた。
長雨のあとは高温の連続で粒の色着きが心配だと訪れた時も気温を下げるため、水を撒いていた。
温暖化で山梨はブドウが育たなくなるのでは、とワイドショーで報道された記憶があるが、この先心配である。それでも次から次へと新種を出荷しブドウ日本一を保っている。今回も聞きなれない大粒をお土産に頂いた。
    
獲りたてのデラは一段と甘い。このためわが家は今シーズンこれが、ブドウのお初である。
           

ブドウ狩りのあとは、忍野八海に向かう。
八海には数度となく訪れているが、中心地だけ見て、おみやげ買って帰るだけであった。そこで、今回は多くを巡ろうと足を運んだ。その結果は。
          
          
             
忍野八海
          
①出口池
ひとつだけ離れた場所にあり、最も面積が広い池。後方はすぐ山となり、池を見おろす林の中に、出口大明神の神社がある。

②お釜池
釜中に熱湯が沸騰するように湧水すると云う形状から、この名がついた。他説では大蟇(おおひきがえる)に関する伝説と結びついて大蟇池ともいう。
関東大震災以後この池の湧水量が減少し、沸騰するようには湧出しなくなったが、この池の近くの田から湧出が見られるようになった。
          
          

③底抜池(そこぬけいけ)
昔から洗い物をして、過って洗っていた道具や野菜を手から離してしまうと、渦に巻き込まれて消えてしまうと云われている。敷地の一番奥の栃の木の大木や樹林が生い茂る静かな場所にある。

④銚子池
直径およそ9m、深度およそ3m、南から東に曲がり、さらに南に向かって小川に流出する池で、形状は長柄の銚子に似ており、池底における湧水状態はきわめて間欠的である。
          

⑤湧池(わくいけ)
湧水量も豊富で、揺れ動く水面や深い水底の景観が美しく、忍野八海を代表する池。
土産物屋が立ち並び、水車小屋がある、忍野八海で一番賑やかな通りにある。
          

⑥濁池
ほぼ楕円形の小池で、池としての景観をようやく留める程度である。
          
⑦鏡池
不規則な長方形の小池で、湧水量はきわめてわずか。水は常に濁っているが、風のない時は、富士山がはっきりと映るため、この名がついた。
          

⑧菖蒲池
鏡池の東側に位置し、ショウブとキショウブなどの植物がみられる。
伝説によると、この池のショウブを身に巻くと病が治ると云われている。


新名庄川と阿原川の合流点
          
                         
結局、巡ったのは5池、少なくとももうひとつ菖蒲池も行けたはずなのに。

訪れた日:2015.8.9

          


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