(写真)サルビア・ディスコロールの花
「サルビア・ディスコロール」命名の由来は、黒に見えるダークブルーの花と灰緑色の萼、そして、表面は明るい緑色の葉で裏側が銀緑色と、その異色な色彩の組み合わせ“discolor”にある。
また銀白色の茎は粘着質で、周りの木々などに粘りついて成長し、茎の強度の弱さをカバーして成長する。
耐寒性が弱いので冬場は軒下などで霜を避けさせると関東以西では戸外でも栽培できる。
本来の開花期は夏から晩秋までのようだが、我が庭では11月ころから1月までが最盛期のようであり、原産地の日照・気温などとの関係がわからずいまだに疑問が解決していない。
「サルビア・ディスコロール」の歴史
「サルビア・ディスコロール」の原産地は、ペルー、ピウラ(Peru Piura)の1350-2900mのアンデス山脈中にしか生息しないという珍しい植物で、アンデスの銀緑色の葉を持ったセージ“Andean silver-leaf sage”という別名を持つ。
しかし、いつ発見され、いつガーデンに登場したかが良くわかっていない。
この花の命名者は、ドイツの植物学者で南北アメリカの植物分類で知られたクンツ(Kunth, Karl(Carl) Sigismund 1788-1850)で、1818年に命名されているので19世紀初め頃にヨーロッパに導入されたものと思われる。
クンツは、1813-1819年パリに行きドイツの博物学者・探検家・地理学者フンボルト(Friedrich Heinrich Alexander, Freiherr von Humboldt, 1769-1859)のアシスタントとして働き、フンボルトがコロンビア・ペルーなどラテンアメリカ探検(1799-1804年)で持ち帰った大量の植物標本を分類したので、きっとこの中に「サルビア・ディスコロール」が入っていたのだろう。
またクンツ自身も1829年から3年間南アメリカ探検に出かけ、チリ、ペルー、ブラジル、ベネズエラ、中央アメリカと西インド諸島を訪問していてアメリカ大陸の植物相の権威としても知られている。
(写真)サルビア・ディスコロールの葉
サルビア・ディスコロール(Salvia discolor)
・ シソ科アキギリ属の耐寒性がない多年草。
・ 学名 Salvia discolor Kunth(1818)、英名 アンディアン・シルバーリーフ・セージ(Andean silver-leaf sage)、ベルビアンセージ。
・ 原産地はペルー。アンデス山脈にあるピウラ一帯に生息する。
・ 耐寒性が弱いので、霜の降りる場所では越冬できない。軒下、又は室内で管理。
・ 陽に当てれば冬でも開花。
・ 対暑性は比較的強い。
・ 草丈は30cm程度だが、つるのように横に広がるのでヒモなどでとめる。
・ 葉は、薄い鮮やかな緑だが裏側が灰白色。茎は粘着質。
・ 開花期は、夏場から晩秋だが、日当たりがよいと冬場でも咲く。
・ 花の色は、黒色に近いダークグレイ。淡い灰緑色の顎と対照的。
・ 増やす時は、さし芽で増やす。
・ 花後に思いっきり剪定しても大丈夫。
命名者:クンツ(Kunth, Karl(Carl) Sigismund 1788-1850)
ドイツの植物学者、1820年からベルリン大学の植物学教授。この当時のアメリカ大陸の植物相の権威。
「サルビア・ディスコロール」命名の由来は、黒に見えるダークブルーの花と灰緑色の萼、そして、表面は明るい緑色の葉で裏側が銀緑色と、その異色な色彩の組み合わせ“discolor”にある。
また銀白色の茎は粘着質で、周りの木々などに粘りついて成長し、茎の強度の弱さをカバーして成長する。
耐寒性が弱いので冬場は軒下などで霜を避けさせると関東以西では戸外でも栽培できる。
本来の開花期は夏から晩秋までのようだが、我が庭では11月ころから1月までが最盛期のようであり、原産地の日照・気温などとの関係がわからずいまだに疑問が解決していない。
「サルビア・ディスコロール」の歴史
「サルビア・ディスコロール」の原産地は、ペルー、ピウラ(Peru Piura)の1350-2900mのアンデス山脈中にしか生息しないという珍しい植物で、アンデスの銀緑色の葉を持ったセージ“Andean silver-leaf sage”という別名を持つ。
しかし、いつ発見され、いつガーデンに登場したかが良くわかっていない。
この花の命名者は、ドイツの植物学者で南北アメリカの植物分類で知られたクンツ(Kunth, Karl(Carl) Sigismund 1788-1850)で、1818年に命名されているので19世紀初め頃にヨーロッパに導入されたものと思われる。
クンツは、1813-1819年パリに行きドイツの博物学者・探検家・地理学者フンボルト(Friedrich Heinrich Alexander, Freiherr von Humboldt, 1769-1859)のアシスタントとして働き、フンボルトがコロンビア・ペルーなどラテンアメリカ探検(1799-1804年)で持ち帰った大量の植物標本を分類したので、きっとこの中に「サルビア・ディスコロール」が入っていたのだろう。
またクンツ自身も1829年から3年間南アメリカ探検に出かけ、チリ、ペルー、ブラジル、ベネズエラ、中央アメリカと西インド諸島を訪問していてアメリカ大陸の植物相の権威としても知られている。
(写真)サルビア・ディスコロールの葉
サルビア・ディスコロール(Salvia discolor)
・ シソ科アキギリ属の耐寒性がない多年草。
・ 学名 Salvia discolor Kunth(1818)、英名 アンディアン・シルバーリーフ・セージ(Andean silver-leaf sage)、ベルビアンセージ。
・ 原産地はペルー。アンデス山脈にあるピウラ一帯に生息する。
・ 耐寒性が弱いので、霜の降りる場所では越冬できない。軒下、又は室内で管理。
・ 陽に当てれば冬でも開花。
・ 対暑性は比較的強い。
・ 草丈は30cm程度だが、つるのように横に広がるのでヒモなどでとめる。
・ 葉は、薄い鮮やかな緑だが裏側が灰白色。茎は粘着質。
・ 開花期は、夏場から晩秋だが、日当たりがよいと冬場でも咲く。
・ 花の色は、黒色に近いダークグレイ。淡い灰緑色の顎と対照的。
・ 増やす時は、さし芽で増やす。
・ 花後に思いっきり剪定しても大丈夫。
命名者:クンツ(Kunth, Karl(Carl) Sigismund 1788-1850)
ドイツの植物学者、1820年からベルリン大学の植物学教授。この当時のアメリカ大陸の植物相の権威。
黒に見えるダークブルーの花は珍しいので霜が当たり枯れた場合は、その枯れたところをカットし、腐葉土などで根を守ると来年も芽を出します。
春に買って、やっと花が咲き、、沢山増えました
陽射しのあるところで育てるときっと花が咲きますよ。
いつもおじょうずに咲かせられますね。