モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

カラミント(lesser calamint)の花

2008-12-05 08:16:40 | その他のハーブ

カラミントは、ミントの香りとともに、初夏から10月頃までの花だが、
12月でもまだ頑張って咲いている。

ただちょっと変だぞ!!
白い花のはずが、薄い赤紫色となっている。

使用前、使用後で比較してもらおう。
(写真)7月開花時の花、白だよね!!


(写真)12月4日の花 赤紫だよね!!


品種的には、
白い花が咲くカラミントを、レッサーカラミント(学名Calamintha nepeta)という。
薄い赤紫色の花が咲くのは、コモンカラミント(学名Calamintha Officinalis)と呼び
こちらが基本種となる。

う~む。これは何なんだろう??

まあ、この時期に、赤紫色の花が見れるだけでもうれしいが、
日ごろの恩返しで、大サービスとして変身してくれているのだろうか??

謎は追求せずに、来シーズンまで残しておこう。
カラミントの“空見んと”いてや~ なんでジジイギャグでも残して。

(写真)カラミントの花


カラミント(lesser calamint)
・シソ科カラミンタ属の耐寒性多年草。
・学名は、Calamintha nepeta (L.) Savi 。英名は、lesser calamint。
・原産地は、南欧からトルコ、コカサス、ウクライナ地域
・草丈は50cm。葉からは、ミントの結構強い芳香がする。
・開花期は初夏~8月、細い枝に白い花が密集して咲く。
・半日陰でも生育する。
・やや乾燥したアルカリ性の土壌が適している。
・花後に思い切った刈り込みをする。(1/2~1/3)
・株分け・さし芽などで殖やす。
・料理での利用は、生の葉を少量きざんで、マリネ、サラダ、魚介類の料理に入れる。

名前の由来
属名のカラミンタ(Calamintha)の名前の由来は、ギリシャ語での“美しい”と“ミント(はっか)”の合成語に由来する。

カラミントのコレクター
えらく長々しい名前の英国人 Milne-Redhead, Edgar Wolston Bertram Handsley (1906-1996)だ。
エドガー・ミルン-レッドヘッドは、1933年8月に英国グロスターシャ州のがけの上で
カラミントを発見し採取した。
彼は、アフリカなどで数多くの新種を発見した著名なコレクターであり、
環境保護活動者としても知られている。
ケンブリッジの大学卒業後にキュー王立植物園にもぐりこんだが、しばらくは地位も給与もない時が続き、
植物好きの情熱がアフリカの植物相調査で花開いた。

学名の命名者
カラミントの学名の命名者は、イタリアの植物学者 Savi, Gaetano (1769-1844)。
ピサ大学教授およびピサ植物園の園長でもあり、
トスカーナ地方の薬用植物を記載した『Materia medica vegetabile toscana』(1801年)
は美しい銅版画だそうだ。

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