山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

多摩森林科学園(最終回)

2011-04-28 | 日常の出来事
遊歩道(1)

遊歩道はきれいに整備されています。
ほとんどアップダウンはありません。
シダレ桜が残っていました。

シダレソメイヨシノ

ソメイヨシノのシダレバージョンです。
数年前にきた時にはこれが満開でした。
今回はもう散ってしまい、葉桜になっていました。




歩いている右下にたくさんのサクラが植えられています。
名札がついているようですが、遠くてよくわかりません。
大きな花をたくさん咲かせていました。


ヤマブキ

ヤマブキも満開です。
八重のヤマブキには種ができませんが、この一重の
ヤマブキには種ができます。
「七重八重花は咲けども・・・・」と詠まれた和歌の
ヤマブキは八重のヤマブキを指すようです。

タチツボスミレ

ここではこのスミレが一番多かったです。
茎が真っすぐ立ち上がって紫色の花を咲かせます。
蜜を溜める距が少しピンク色をしています。
スミレとはこの距の姿が大工道具の「墨入れ(直線を引く道具)」に
似ているので、スミイレ→スミレと転化したといわれています。

遊歩道(2)

ほぼ平らな遊歩道です。
この日の入場者は1000人以上だったそうです。
少し奥にくるとほとんど人に会いません。
ゆっくり散策するには3時間くらい必要だと思います。



サクラの奥に遊歩道があります。
このあたりから眺める風景もなかなかよかったです。
今年は寒い日が続いていたので、サクラの開花も
遅かったようです。


レンギョウ

レンギョウも今を盛りに咲いていました。
この近くにも大きなサクラがあります。
気温は10℃くらいでやや肌寒い感じでした。


セリバヒエンソウ

花がツバメが飛んでいる姿で葉っぱがセリの葉に
似ています。
雑草として空き地などにたくさん咲いています。
ここではこれ1本だけでした。

遊歩道(3)

出口近くの遊歩道には木を細かく砕いたチップが
敷かれています。
フワフワした感触で足に優しいです。

ニリンソウ

ニリンソウもたくさん群生していました。
花は1本だけの場合もあります。
葉っぱに葉柄がないのがイチリンソウとの違いです。
標高が少し高いところに行くとサンリンソウという
花もあります。
関東では小金沢連嶺の湯の丸峠に群生していました。

ルイヨウボタン

葉っぱがボタンの葉によく似ています。
それで類葉(ルイヨウ)といいます。
花びらのように見えるのは内ガク片で中にある黄色い
スプーン状のものが花びらです。
外ガク片は花が咲くと同時に落ちてしまいます。
花期は6月~7月頃とされていますが、ここでは
もう咲いていました。
日本全国に分布しているようです。

多摩森林科学館では遅くまでサクラが楽しめます。
のんびりと散策するにはよいところです。
4月は入園料が¥400ですが、5月からは¥300
になります。
ぜひ、訪ねてみてください。

今日はこれから九州の山(由布岳・久住山)に登りに行きます。
30日の夜に帰る予定です。
それまでブログはお休みします。
みなさんのところにもご訪問できないと思いますが、ご容赦ください。


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