沢に沿った登山道が続きます。
確かに雪は少ないようです。
気温はマイナス2℃くらいにまで下がっていました。
アイスバーンの状態です。
左下に大きな氷漠が見えます。
ここの滝はすっかり凍りついていました。
日陰はかなり気温が低くなっているようです。
残念ながらこの近くまでは降りて行けませんでした。
沢の流れが滑床になっています。
相変わらず狭い道が続きます。
シーズンには行列ができる場所です。
沢に降りてみました。
気持ちよい音を立てて水が流れています。
冷気が漂っていました。
夏は涼しくてよさそうです。
登山道の右側から大きなツララがぶら下がっています。
狭い道をより狭くしていました。
岩から染み出た水が少しずつ凍り付いてできたようです。
ここは母胎淵(ぼたいぶち)と呼ばれています。
水が時計回りに渦を巻いて岩肌を浸食してできた穴です。
このような穴を甌穴(おうけつ)といい、国内にもこれほど
ハッキリしている物は少ないそうです。
ここにも大きな氷壁がありました。
氷は透明です。
きれいな水が少しずつ凍ってできたようです。
カキ氷にすると美味しそうでした。
道はしっかりしていますが、時々沢の近くに降りるように
なっています。
このあたりは上にも道があり、雪がなければ交差しやすい場所です。
この時期はやはりアイゼンとストックは必携です。
入口から1時間20分歩きました。
この手前の日当たりの良いところで昼食にしました。
標高は1270m、気温は0℃でした。
この先にカエル岩というのがあるようです。
左に見える岩のようです。
近くに行ってみました。
なるほど天を仰いだカエルのようです。
雪を被って寒そうでした。
冬眠するチャンスを逃がしたようです。
橋が現れました。
方杖橋という名前がついています。
杖という字がついていますが、「橋ではストックをつかないでください」
という注意書きがあります。
「禁杖橋」と改名したほうがよさそうです。
表面は凍ってツルツルしていました。
ここから急な登りになります。
橋の中ほどから上流を見ました。
奥に登山道が見えます。
この奥に大きな滝があります。
七ッ釜五段の滝と呼ばれている滝です。
西沢渓谷最大の滝で、日本滝百選にも選ばれています。
落差は50mくらいあり見る位置によって表情が変わります。
もう少し奥まで行ってみます。
これはもうこの景色の中にいたいと思っても
行けませんね。緊張で肩がばりばりになりそうです。
水の色が青くとても美しかったこと覚えてますが、
それは何かが含まれていて飲んではいけないと
あったような記憶があります。そうでした?
カエルは3匹いるように見えますね。
今日は曇天で寒いです。
そんな中氷漠・氷柱・氷道・氷尽くしに
寒さが身に沁みました。
氷の国ですね。
カエル岩に笑われないように慎重に
歩かなくてはいけませんですね。
凄い体験に見えました。
皆さんご無事なのは重装備のお陰と経験からでしょうね。
今年の山小屋さんは、数多くの雪山や雪道を歩いていますね。
西山渓谷の雪道は、狭い場所のように見受けます。
居ながらにして、普段歩けない雪の中を歩いてる気分になってます。
エメラルドグリーンの渓谷あり、滝があり、氷壁あり、
西沢渓谷はまたしてもすばらしい所ですねぇ!
新緑もまたすばらしいでしょうね。なんだか目に浮かんできます。
水の流れがあるって危険もあるでしょうが心奪われます。
熱燗もいいけど、透き通った氷のオンザロックで乾杯
なんていいっすね。
(・_*)\
とても身近な所ですので一度は行って見たいと思っています。
勿論冬季は無理ですが・・・。
少ないとは言え、こんなに雪があるのですね。
アイスバーンですか。
せめて方杖橋あたりまで、冬山の気分を味わいに出かけたくなりましたが
アイゼンとストックが必要なら無理ですね。
氷瀑、氷壁、ツララ、どれも目を奪われました。
矢張り私が行けるのは新緑の頃でしょうか。
冬の西沢渓谷の風景は、此方にとっては
この世の地獄に見えます。
北八ヶ岳は雪の地獄、此方は氷の地獄に
なります。
薩埵峠はかなり行かれたんですね。
此方も簡単ハイキングでは一番好きな所
で五月に野草花の写真を撮影しながらマ
イペースで歩きます。
>このような穴を甌穴(おうけつ)といい..
別名ポットホールと呼ばれるものですね。
国内では山梨の御嶽昇仙峡で見たものが
美しかったです。一方、海岸に見られる
波色甌穴の方ですが、相川の平根崎のも
のは実に美しいです。規模や形も十分です。
写真のものも典型的甌穴ですね。さりげ
なく見つけて撮影するあたりが..。
でも山で染み出している水は飲めますから大丈夫です。
遠くから見たらカエルは3匹に見えますが、近くでは1匹でした。
これでも氷が少ないようです。
これから暖かいところにもご招待します。
もう少しお待ちください。