山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

奥の細道・福島(最終回)

2012-07-10 | 街道歩き
坂道

今度は坂道を上って行きます。
飯坂温泉でも「愉快な仲間」というメンバーの
ガイドが案内してくれました。
後ろの集団の先頭にいるのがそのガイドです。

説明文(1)

こんな説明文がありました。
ここでは石段のことを「ちゃんこちゃんこ」と
呼ぶそうです。

説明文(2)

芭蕉の歩いた飯坂についての記述です。
この文が滝の湯の石碑に刻まれていました。

乙和稲荷神社

飯坂の街を離れて歩きます。
途中にこんな神社がありました。
まだ新しいようでした。

桜並木

両側に桜がたくさん植えられています。
ここは春には有名な桜並木だそうです。
桜の頃はきっときれいだと思いました。


ホウキ桃

真っすぐ上に枝を伸ばしているのは花桃の仲間で
ホウキ桃と呼ばれています。
神奈川県で改良された桃の木だそうです。

サクランボ

サクランボが真っ赤に実っていました。
これだけ大きなネットをかけて育てています。
手間がかかるので高値になるのもわかるような気がします。


医王寺

目的のお寺に着きました。
飯坂の街をでてから1時間30分くらいの歩きでした。


秋田フキ

境内に大きなフキがありました。
秋田フキだそうです。
昔、北海道を旅していて雨に会い、これを傘代わりに
して歩いたことを思い出しました。

芭蕉の句碑

ここにも芭蕉の句碑がありました。

笈(おい)も太刀(たち)も 五月(さつき)にかざれ 紙幟(かみのぼり)

笈(おい)とは修験者などが仏具・衣類・食器などを入れて背負う
箱のことだそうです。
我々が担いでいるザックと同じようです。

石の絵馬

薬師堂の横に珍しい物がぶら下がっています。
石でできた絵馬だそうです。
自分で石に穴をあけ、願い事を書いてここに奉納
するそうです。

薬師堂

薬師堂の全体像です。
薬師如来が祀られているそうです。
その奥に佐藤公一族のお墓があります。

乙和椿

かなり大きなツバキの木です。


説明文(3)

こんな説明文がありました。
花が開かずツボミのままで落ちてしまうそうです。


乙和椿のツボミ

近くにツボミが落ちていました。
確かに花が開いていません。
悲しいいわれのあるツバキのようでした。


芭蕉の像

記念館の中にあった芭蕉の像です。
実際にこんなだったか誰も知りません。
後ろに句碑からとった拓本が掲げてありました。

医王寺駅

医王寺をでて10分ほどで駅に着きました。
これから再び福島駅に向かいます。

電車

飯坂温泉からの電車がきました。
ここでガイドと別れました。
この近くに住んでいるそうです。
福島駅から東北新幹線で東京に向かいました。


※無事に福島の奥の細道を歩くことができました。
地元のHWVのOBさん、こおりやま歩こう会のみなさん、
須賀川ではチャチャチャ21のみなさん、また飯坂温泉では
「愉快な仲間」のメンバーにお世話になりました。
それぞれのみなさんに感謝申し上げます。


◎付 録


スタンプラリー

今回はスタンプラリーも楽しみました。
最初の白河で2個(小峰城・白河の関)、須賀川で2個(芭蕉記念館・可伸庵跡)、
飯坂で1個(鯖湖湯)、医王寺で1個と合計6個のスタンプが
集まりました。


景品

スタンプを3個集めると景品が貰えます。
2日目の須賀川・芭蕉記念館で全員の分を用意してくれていました。
右は袋、左は手拭いでした。
他にも記念バッチやパンフレットなどがたくさん入っていました。
5個になると豪華賞品が抽選であたるそうです。
最後の医王寺で応募しました。
7月31日までのキャンペーンだそうです。


奥の細道行程地図

1回目は深川周辺を歩きました。
2回目は新潟県の弥彦神社からスタートして寺泊に泊まり、
出雲崎まで歩きました。
3回目は糸魚川から親不知に泊まり、富山県の入善まで歩きました。
4回目は富山県の高岡、石川県の金沢、福井県の永平寺まで歩きました。
今回が5回目でした。



新聞記事

再び地元紙に大きく報道されました。
この日(6月16日)、須賀川の十念寺に着くとカメラを持った
若い記者が待っていました。
これまでの経過をインタビューされ、熱心にメモをとっていました。
その日のうちに記事になったようです。
後日、現地から送ってきました。

※次回は10月に仙台・松島あたりを歩く予定です。
今度はどんな旅になるか、楽しみです。

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24 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
飯坂の街 (つちや)
2012-07-10 05:12:59
お早うございます
芭蕉が歩いたという道そこから昔を偲ぶいいですね。
大きなフキと石の絵馬には驚きです。
地方新聞に載る。 いい思い出ですね。
私も友達と石垣島のマラソンに参加し皆で取材を受けました。
懐かしい思い出がよみがえりました。
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ちゃんこちゃんこ (地理佐渡..)
2012-07-10 06:06:29
おはようございます。

印象深い言葉です。あの坂道のことのよう
ですね。
さて、乙和椿。これも印象的です。とても
大きな椿です。もしかしたら芭蕉がこの地
を訪れたときにすでにあったのかなぁ。
随分古そうでもありますから..

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奥の細道 福島編 (mcnj)
2012-07-10 06:49:56
無事に終わりましたね。
飯坂の街は、芭蕉のゆかりの地でしたね。
次回は、仙台、松島編ですか。あの有名な句が楽しみです。
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Unknown (ななごう)
2012-07-10 09:43:44
石の絵馬、穴を空けるのが大変でしょうね。
花開かず落ちてしまうツバキ、悲しいですね。

被災された福島を盛り上げる旅、ご苦労様でした。
楽しく見せて頂きました。
次回も楽しみにしています。
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奥の細道 (菜桜)
2012-07-10 10:26:46
山小屋さま お早うございます。

地元紙に取り上げらるほどの 有名なお仲間たちなのですね。
ドデカイ秋田ふきお菓子に加工されるのでしたっけ?
乙女椿ならぬ 乙和椿蕾のまま落ちる 由来を読むと尚更悲いですね。
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奥の細道 (hirugao)
2012-07-10 11:39:01
奥の細道を歩くというと地元紙に掲載されたのですね。

蕾おママ落ちるという椿や石の絵馬も珍しいですね。
もう5回も歩かれているのですね~
次回は仙台のほうですか。
東北は遠いですね。
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Unknown (Tombee)
2012-07-10 12:55:46
良い応援の旅をなさいました。
この辺りはTombeeのブロ友さんの縄張り。
特に信夫山はチョクチョク登場しなんとなく・・嬉しかったですね。
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見る所一杯 (まよこ)
2012-07-10 13:13:12
山小屋さん今日は。
中身の多い旅でしたね。
知らない世界を芭蕉になった気分で垣間見せていただき 楽しませて頂きました。

音和椿のいわれは悲しいですね。
石の絵馬も不思議でした。
新聞記事になってよい記念になりましたね。
人の繋がりの不思議とご縁と輪を感じた旅に拍手。
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つちやさんへ (山小屋)
2012-07-10 17:38:37
ついに奥の細道・福島シリーズも
今日で終わりです。
よい思い出ができました。
次回は秋の宮城です。
どんな旅になるか楽しみです。
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地理佐渡さんへ (山小屋)
2012-07-10 17:43:37
ちゃんこちゃんこ・・・
何となく響きがよい言葉です。
芭蕉も原発までは予想できなかった
と思います。
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