山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

入笠山(最終回)

2013-02-02 | 長野の山
雪道(1)

ここはかなり雪が深かったです。
前を歩いている女性のアイゼンが外れました。
直している間にみんなから少し遅れました。


遠望

一人が深い雪に足を取られて転びました。
転んだついでに景色を眺めているようです。
左の姿のよい山が蓼科山、その右が北横岳です。


雪道(2)

少し急ぎます。
すぐ前を歩いている山ガールさんとは今回2回目、
その前の彼女とは今回初めての出会いでした。
ここもかなり雪が深かったです。


ウサギの足跡

ウサギの足跡です。
ウサギも雪が深いので、歩くのに苦労している
ようでした。
手前から奥に向かって歩いています。


雪原(1)

ここは広いところです。
どこでも歩けますが、アイゼンだけだとズボッと抜け込んで
しまいます。
膝上まで潜ったら、自力では抜け出せません。


雪原(2)

降りてきたところを振り返ってみました。
足跡が複雑な幾何学模様を描いています。


サルオガセ

カラマツに大きなサルオガセがぶら下がっています。
少しズーミングしています。



白いキャンバス

雪の上の影模様です。
自然は白いキャンバスにいろんな絵を描いてくれます。


雪道(3)

ここは登る時にも通ったカラマツ林です。
風がまったくありませんでした。


雪型

先頭を行く誰かがここで寝転んだようです。
しっかりと雪型が付いていました。


ツララ

長いツララが雪に刺してありました。
2m近くありました。
誰かがあの奥の小屋から持ってきたようです。


シラカバ

再び、入笠湿原にでました。
シラカバが凛として立っています。
まさに貴婦人と呼びたくなる光景でした。



ズミ

こちらはズミ(別名:コナシ)の群生です。
春には白い花をたくさん咲かせます。


青空

カラマツ林の中から空を見上げてみました。
青空が目に眩しかったです。


雪道(4)

奥にゲートがみえます。
ここを過ぎればまもなく終点です。


スキー場

無事に出発点に戻りました。
スノーボーダーも疲れたのか、腰を落として休んでいます。
八ヶ岳が最後まで楽しませてくれました。



特急あずさ

ゴンドラ、送迎バスと乗り継いで富士見駅に戻ってきました。
富士見駅には食堂がありません。
電車の中でミニ懇親会をして、家路に着きました。

※入笠山は東京から充分日帰りができます。
今年は最高の晴天に恵まれました。



 付 録

アイゼン

今回使用した「アイゼン」です。
裏側に爪が6本あります。
もう20年以上愛用しています。
昔のタイプなので、雪の付着を防止する板がありませんでした。
ホームセンターでゴム板を買ってきて自分で作りました。
材料費わずか¥200でした。