山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

久住山(その4)

2011-05-22 | 九州の山
御池

途中に池がありました。
「御池(おいけ)」と呼んでいました。
その名の通りの池のようです。
噴火でできたくぼ地に水が溜まってできたようです。

ゆるやかな登り

中岳が少しずつ大きくなってきます。
すれ違う登山者が「先頭を歩いている人は見たことが
あるようですが、どなたですか?」と聞いてきます。
「岩崎さんです。」と答えると、「ああ、やっぱり!」と
いっていました。
大体50台から上は知っているようですが、若い人は「さあ?」
といっていましたから、知っている人は少ないようでした。

岩場

頂上直下は大きな岩場の連続です。
両手両足をフルに使って登っています。
登山は全身を使いますから、よい運動になります。

坊がつる(1)

下に見える広場が「坊がつる」です。
この一角に法華院温泉山荘があります。
この日の宿になります。

中岳の頂上

中岳の頂上に着きました。
久住山の頂上から約50分でした。
かなりゆっくりだったようです。
標高1791m、九州本土の最高峰です。
ここ九重山群には1700m以上の山が10座、
1000m以上の山が40座あるそうです。
中岳はこの山群の最高峰にもなっています。
左下に「坊がつる湿原」が広がっていました。

展望

左奥が久住山です。
手前に御池が見えます。
素晴らしい展望でした。

坊がつる(2)

坊がつるをズーミングしてみました。
キャンプ場のカラフルなテントが見えます。
この日の宿、法華院温泉山荘は右側にあります。
これからあそこまで降りて行きます。

分岐

再び分岐まで戻りました。
ここを右に向かいます。

久住分れ

ここにもこんな標識が立っていました。
このあたり全体を「久住分れ」と呼んでいるようです。
ここから下って行きます。

阿蘇連山

正面奥に阿蘇連山が見えました。
左が根子岳、その右が高岳のようです。
阿蘇の外輪山のなかなか雄大です。

下り(1)

急斜面を下って行きます。
浮石に注意が必要です。
ここを下る人はほとんどいませんでした。

振り返ってみた峠

だいぶ降りてから振り返ってみました。
鞍部の一番低くなっているところが「久住分れ」と
書かれた標識が立っていた場所です。
こうやってみるとかなりの勾配があります。


下り(2)

もう少し下ります。
石に黄色いペンキ印がよく目立ちます。
ガスっている時には心強い助っ人になります。

ネズミ岩

今にも落ちてきそうな岩がありました。
勝手に「ネズミ岩」と命名しました。
なごみさん、よろしいでしょうか?
もうすぐ平らなところに出るようです。



速 報

佐渡に杉の巨木があることが数年前からわかっていました。
今まで一般の人が入れなかったのですが、登山道が整備され
昨日(21日)より両津港から登山口までライナーバスが運行されるようになりました。
早速、日帰りで行ってきました。



大きな杉の木です。
佐渡は屋久島と同じく直接海に面しています。
適当な湿気がこのような巨木を生み出したようです。



それぞれに名前がついていました。
これは「象牙杉」とありました。
周囲9.6m、高さ18mです。
登山道はよく整備されていて約1時間で周遊できます。
昨日は生憎の小雨交じりの天気でしたが、返って幻想的で
よかったです。
詳細はいつかまとめてご紹介したいと思います。

なお、両津港からのライナーバスは5月21日(土)~6月26日(日)の
(往)8時50分、12時30分
(復)11時5分、14時45分 と運行されています。
予約が必要です。
申し込み先:新潟交通佐渡(株) 電話 0259-52-3200

昨日はまだ登山道に雪が残っていましたが、雪が解ければ家族連れでも
歩けるコースです。
これからの佐渡の観光目玉となることを期待しています。
足元にはカタクリやキクザキイチゲが群生していました。
佐渡まで日帰りしたのは初めてです。
遠いと思っていた佐渡も近くなりました。