山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

五竜~鹿島槍(その14)

2010-08-19 | 北アルプス
岩場(1)

ここは左の岸壁を登って水平移動します。
その先は行ってみないとルートがわかりません。
緊張の連続です。


岩場(2)

しばらく行くと今度は左に大きく降ります。
ガスの中で黄色いペンキマークが心強かったです。
静寂な世界が広がっていました。


岩場(3)

クサリ場が出てきました。
左は大きく落ち込んでいます。
クサリを引っ張ってみて安全を確かめてから
掴まります。


下り

ダラダラとした下りです。
ここは浮石に注意です。
小さな石でも足の乗せ方が悪いと転ぶ場合が
あります。
捻挫と骨折が一番怖いです。

登山道(1)

正面に岩の突起があります。
足元ばかり気をとられていると今度は
頭をやられます。
常に前方や足元に気を配りながら歩きました。
右は大きく崩れています。


ど根性ハイマツ

これも「ど根性ハイマツ」です。
左は目もくらむ絶壁です。
幹が強い風で途中からねじれているようです。
根はしっかり岩の中に入っています。
何となくタコがうごめいているように見えました。


ミヤマクワガタ

小さな花です。
足元にひっそりと咲いていました。
クワガタ虫と同じ名前ですが、こちらは高山植物です。
どこかでもう少しきれいな姿に出会えると思います。


ハクサンシャクナゲ

少しきれいな姿の花がありました。
ここのシャクナゲはすべてハクサンシャクナゲです。
ハイマツと仲良く同居していました。


登山道(2)

少し道が落ち着いてきました。
2番目を歩いているのが紅一点の女性です。
ネパールのヒマラヤに魅力を感じて何度も行っている
ようです。
この日も黙々と歩いていました。


長いハシゴ

長いハシゴがでてきました。
しっかり固定されているか、確認してから登ります。
槍ヶ岳の頂上直下には長いハシゴが2本あります。
上り専用と下り専用の一方通行になっています。
シーズン中は渋滞するところです。


コケモモ

ここは標高2500以上のところです。
こんな厳しいところでもしっかり花を咲かせています。
赤い実は食べられます。
小さな花でも咲いていると嬉しくなります。



登山道(2)

ザラザラした登山道が続きます。
歩く先はガスって何も見えません。
こうなると足元だけが頼りです。



北尾根の頭

やっと一つのピークに着きました。
ここは標高2500mです。
五竜山荘を出発してから約4時間でした。
厳しい岩場は通過したようです。
ここで休憩し、気持を整えました。
キレット小屋まではもう少しあるようです。